「外壁塗装する際、保証はあるのか知りたい」「外壁塗装の保証が受けられないのはどんなときか知りたい」外壁塗装を業者に依頼する際、トラブルが起きたときにどのような保証があるのかは、気になるところです。外壁塗装は失敗すると補修に時間も費用もかかるため、保証があれば安心して依頼することができます。また、外壁塗装で受けられる保証について詳しく知っておくことで、万が一の際にも慌てず、きちんと対処できるでしょう。
外壁塗装で受けられる保証
外壁塗装で受けられる保証には、主に以下の2つのタイプがあります。
・自社保証
・団体または組合の保証
それぞれの保証の内容を詳しく解説していきましょう。
自社保証
自社保証とは、塗装業者が独自で保証するサービスのことです。
業者によって、保証内容は異なります。
注意点としては、保証期間は長いけれど内容が薄い自社保証は、安心度が低いことです。
いざというとき、保証対象外と言われて泣き寝入りとなる可能性もあります。
自社保証は内容もきちんと確認するようにしましょう。
また、トラブルを避けるためにも、保証内容が記載された保証書を必ず受け取るようにしてください。
団体または組合の保証
塗装業者が加入している団体や組合が保証するサービスのことです。
外壁塗装を行った業者が倒産してしまったり、何らかの理由によって保証できなかったりする場合に利用できます。
保証内容は、塗装業者が加盟する団体や組合ごとに違います。
工事を依頼する前に、加盟している団体または組合の保証内容についても確認しておきましょう。
外壁塗装の保証のタイプについて、わかりやすいように一覧表にしてまとめました。
外壁塗装の保証のタイプ | 内容 |
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自社保証 | ・塗装業者の独自の保証
・業者によって保証内容は異なる |
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団体または組合の保証 | ・塗装業者が加入している団体または組合の保証
・塗装業者が保証できない場合などに利用可能
・団体や組合によって保証内容は異なる |
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外壁塗装の保証について
\地元の業者に相談したい!/
外壁塗装の保証について確認すべき内容
外壁塗装の保証について、確認すべき内容は以下の4点です。
・対象箇所
・工事内容
・破損や劣化状態
・保証期間
それぞれの確認ポイントについて、具体的な内容を解説していきます。
対象箇所
保証の対象箇所はどこまでなのか、確認しておきましょう。
塗装した外壁や屋根が対象となっていても、塗膜が劣化しやすい木部や鉄部は対象外と注意事項に書かれていることもあります。
このような注意事項を見逃して、いざ木部や鉄部の塗装剥がれが見つかったとき、施工不良であっても保証が受けられない可能性もあります。
保証の対象箇所について、細かな点まで注意して確認するようにしてください。
工事内容
保証を受けられるのは、どのような工事が必要なときかを確認しておきましょう。
保証によって受けられる主な工事内容は、塗装の剥がれや浮きによる塗り直しや、シーリングなどです。
シーリングとは、外壁のつなぎ目をシーリング材で補填する工事のことです。
充填不足だと室内に雨水が侵入して、雨漏りの原因になります。
破損や劣化状態
保証は、どのような破損、劣化状態のときに受けられるのか確認しておきましょう。
ほとんどの保証では、色あせは対象外とされています。
屋根や外壁はどうしても紫外線の影響を受けやすく、色あせしやすい箇所です。
そのため、施工後すぐの色あせでも保証を受けられない可能性が高いです。
保証期間
保証期間はどれくらいか、確認しておきましょう。
保証期間は長いに越したことはありませんが、長過ぎる業者には注意しましょう。
保証期間を20年、30年などと謳っている業者は、顧客欲しさに長めに設定している可能性が高いです。
塗料の耐用年数はだいたい10年前後なので、保証期間も同じか短いくらいで十分です。
また、保証期間は10年と提示されていても、施工箇所や工事内容によっては異なる期間を設定している業者もあるため注意しておきましょう。
外壁塗装の保証が受けられないケース
外壁塗装の保証が受けられない可能性が高いケースは、主に以下の3つのようなときです。
・経年劣化
・災害
・リフォームや別の工事の際の施工不良
それぞれのケースについて、具体的な内容を解説していきましょう。
経年劣化
外壁塗装の保証は、施工不良のときに受けられます。
経年劣化による色落ちや剥がれ、チョーキングなどは基本的に対象外であることを覚えておきましょう。
チョーキングとは、塗膜の表面が粉っぽくなることです。
経年劣化により、塗料の顔料が表面に浮かび上がって粉状になります。
塗装面を手で触ってみて、白い粉がつけばチョーキングが発生しているといえます。
災害
災害での破損も、基本的に外壁塗装の保証ではカバーされません。
災害で被害を受けた場合は、火災保険の補償が受けられる可能性があるため、加入している保険を確認してみましょう。
リフォームや別工事の際の施工不良
塗装後に行った、リフォームや別工事の際の施工不良は保証対象外です。
トラブルが発生した場合は、それぞれの工事を施工した業者の保証を受けるようにしましょう。
外壁塗装の保証について
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外壁塗装の保証で注意したい点
外壁塗装の保証で注意したい点は、以下の2つです。
・保証書の内容を確認する
・わからないことは質問する
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
保証書の内容を確認する
工事を依頼する前に、必ず保証書の内容を確認しましょう。
保証範囲や期間など、業者側から提示された内容と同じかどうかをチェックしてください。
工事の相談をした際に提示された保証内容と異なる記載がされている場合、悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。
また、契約後は保証書をなくさないように保存しておきましょう。
わからないことは質問する
保証書を確認する際、わからないことは業者に質問して問題となりそうな部分を事前に解決しておきましょう。
トラブルが発生した際、保証書の内容をきちんと理解しておかないと、保証が受けられない可能性があります。
また、保障内容は業者によって異なるため、工事を依頼する前によく確認して他社と比較しておくことをおすすめします。
外壁塗装で保証がしっかりしている優良業者の見分け方
外壁塗装で保証がしっかりしている優良業者を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
・複数社に見積もりを出してもらう
・見積書の内容が丁寧に記載されているか確認する
・会社の口コミをチェックする
それぞれのポイントの内容を、わかりやすく紹介していきます。
複数社に見積もりを出してもらう
工事を依頼する前に、複数社に見積もりを出してもらい比較することで、優良業者を見つけられます。
複数社に同じ工事内容で見積もりを出してもらうことを、相見積もりといいます。
業者に工事を依頼する際は、まず相見積もりをしましょう。
相見積もりすることで、複数社の工事の内容や価格を比較できるため、依頼に適した優良業者を見分けやすくなります。
工事価格が費用相場に近いか、無駄な施工が含まれていないかなどをチェックしましょう。
見積書の内容が丁寧に記載されているか確認する
見積もりを依頼して、見積書を受け取ったら内容が丁寧に記載されているか確認しましょう。
見積書の内容が丁寧に、詳しく記載されている会社は基本的に優良業者と考えてよいでしょう。
反対に、見積書の内容が簡素すぎる業者は注意が必要です。
施工費、材料費、経費などきちんと内訳が記載されていない場合、費用を水増しされている可能性もあります。
見積書の内容で気になる点があれば、業者に確認するようにしましょう。
会社の口コミをチェックする
会社の口コミをチェックして、実際に工事を依頼したことがある人たちの意見を参考にしましょう。
口コミはネットでも検索できますし、近所や知り合いに利用したことがある塗装業者の評判を聞いてみるのもおすすめです。
安心して外壁塗装するために保証の確認は必須!
外壁塗装は住宅の外観をきれいにするだけでなく、耐用年数を維持するためにも重要な工事です。
もしも施工不良によりトラブルが発生したら、保証できちんと直してもらうようにしましょう。
また、工事を依頼する際は、保証がしっかりと受けられる優良業者を選ぶようにしましょう。
安心して外壁塗装するためにも、保証内容は事前に確認しておき、不明な点は必ず工事前に解決させておくことをおすすめします。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
外壁塗装の保証を受ける際に、どのようなところを確認したほうがよいですか? |
「対象箇所」は確認したほうがよい点の1つです。 劣化しやすい部分が対象外と注意事項に記載されている場合もあるのでよく確認しましょう。 主に確認したほうがよい点は、こちら。 |
外壁塗装の保証が受けられないのは、どんなときですか? |
ケースの1つとして「経年劣化」などは保証が受けられないことが多いため、気をつけましょう。 保証が受けられない主なケースは、こちら。 |
外壁塗装の保証がしっかりしているのは、どんな会社ですか? |
「見積書の内容が詳しく丁寧な記載の会社」などです。 保証がしっかりしている会社を選ぶ主なポイントについては、こちら。 |