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外壁の塗装を考えている人の中には、「今の外壁が気に入っているから、できるだけ雰囲気は残したい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方には、今の外壁のデザインを活かしつつ塗装できる「クリヤー(クリア)塗装」がおすすめです。そこで今回は、クリヤー塗装のメリットや注意点、価格をご紹介いたします。おすすめの塗料の種類などもあわせてご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
(※記事内情報引用元:水谷ペイント、日本ペイント、アステックペイントジャパン、エスケー化研、各ホームページより)
クリヤー塗装とは、下地が透けるような無色透明な塗料を使用する塗装方法のことです。
外壁の風合いやデザインを残したまま塗装できることが特徴です。
「クリア塗装」や「クリアー塗装」と呼ばれる事もありますが、正しくは「クリヤー塗装」といいます。
色付き塗装は色のついた塗料を使用するのに対して、クリヤー塗装は無色透明な塗料を塗っていきます。
色付き塗装の場合は、下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りが基本とされているのに対し、クリヤー塗装は下塗り中塗りをせず同じ塗料を2度塗るのが基本とされています。
風化が進んでしまっていたり、汚れ、傷が多いと、色付き塗装は可能でもクリヤー塗装はできないという可能性もあります。
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クリヤー塗装は無色透明なため、お家の外壁の雰囲気を変えることなく塗装できます。
デザインにこだわった外壁やお気に入りの外壁の場合には、特におすすめな塗装方法といえるでしょう。
塗料の種類によっては、汚れに強いもの、耐久性に優れたものや紫外線を吸収するものなどがあります。
デザインにこだわりつつも、お家をしっかりと保護することが可能です。
クリヤー塗装は外壁に光沢(艶)を出すことができます。 明るく光沢のある外壁をご希望の方は「艶あり」、シックな風合いをご希望の方には「3分艶有り」、光沢感はいらないという方には「艶消し」という選択肢があります。
上述のように塗装回数が少ないため、色付き塗装と比べると、塗料代や人件費を抑えられる傾向にあります。
クリヤー塗装で使用される塗料は大きく分けて4種類あります。
表にあるように、耐用年数が長くなるにつれて、費用も高くなります。
塗料の種類 | 耐久年数 | 1㎡の価格 |
---|---|---|
アクリル系 | 5~8年 | 1,400~1,600円 |
ウレタン系 | 8~10年 | 1,700~2,200円 |
シリコン系 | 10~15年 | 2,300~3,000円 |
フッ素系 | 12~20年 | 3,800~4,800円 |
>> アクリル系塗料の特徴をもっと知りたい!
>> ウレタン系塗料のメリット・デメリットを解説
>> シリコン系塗料の特徴・種類・選び方を説明!
ほかにもセラミックやケイ素などの無機物を主成分としていて、寿命が長いといわれている無機系などもあります。
また、費用、耐久年数、性能などは塗料の種類によってそれぞれ違うため、ご自宅の外壁にはどれがよいかは塗装業者と相談してみましょう。
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続いて、おすすめのクリヤー塗料を4種類ご紹介します。それぞれ、特徴や機能が異なるので参考にしてみてください。
「パワーアシストクリヤー」は窯業系サイディングに用いられるクリヤー塗料です。
耐久性のあるシリコン塗料なので、お家の外壁を風雨や紫外線から守ってくれます。
また、それによって光沢を長持ちさせることもできるので、サイディングの意匠性にこだわりがある方にもおすすめです。
「UVプロテクトクリヤーシリーズ」は耐久性に優れており、外壁の劣化を長期間おさえてくれます。
また、外壁表面に付着した汚れを雨で浮かせて流すことが可能で、さらにカビや藻の発生も長い間防いでくれます。
そのため、サイディングボードを新築時に近い風合いのまま保つ事ができます。
「スーパーSDクリヤーF-JY」は耐候性・低汚染性にすぐれており、意匠性の高いサイディングのデザインをそのまま残すことができます。
クリヤー系塗料の中でも、耐久性の高さが特徴です。
「SKシリコンクリヤーW」は水性のクリヤー塗料です。
従来の溶剤形ポリウレタン樹脂系塗料を上回る耐久性を持っており、ライフサイクルコストの低減と資産価値の向上につながります。
ここまでは、クリヤー塗装のメリットや使用される塗料の種類などを解説してきました。
しかし、実はお家の外壁によっては、施工自体が難しい場合もあります。
無機・光触媒・フッ素などでコーティングされている外壁はクリヤー塗装に向いていません。
これらのコーティングは、いずれもクリヤー塗料が密着しづらく、剥がれる原因になる可能性が高いためです。
クリヤー塗料は外壁の耐久性を高める機能はあるものの、着色機能がありません。
そのため、劣化した外壁をクリヤー塗装すると、劣化箇所が丸見えの状態になってしまいます。
特に新築から7~8年以上経過している物件の場合、以下のような劣化箇所がないか注意しましょう。
クラックとは外壁にできるひび割れのことで、これが見られる場合、クリヤー塗装はあまり向いていないといえるでしょう。
クラックの部分をコーキング材で補修できる程度のひび割れであれば、施工可能な場合もあります。
「チョーキング現象」とは、塗料に含まれている顔料が、外壁の表面にチョークの粉のようになって出てきてしまうことことを指します。
この場合も、クリヤー塗装は難しいケースが多いです。
このようにクリヤー塗装は、外壁の種類や状態によって施工が難しいケースがあります。
もし「クリヤー塗装に興味があるが、自宅の外壁できるかどうかわからない……」という場合は、専門の業者に一度確認してもらうとよいでしょう。
クリヤー塗装は、現在のご自宅の外壁デザインをそのまま活かしたい方に特におすすめできます。
まずは、ご自宅の外壁でクリヤー塗装ができるかどうかを専門の塗装業者に相談するのがよいでしょう。
また、プランの内容や、見積もりは各業者によって異なります。
自分にあった業者を見つけるためにも、複数の業者で見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
外壁のクリヤー(クリア)塗装のメリットを教えてください。 |
---|
「外壁の雰囲気があまり変わらずに済む」「比較的安い費用で塗装できる」といったことが挙げられます。 |
クリヤー(クリア)塗装の費用相場を教えてください。 |
使用する塗料の種類によって異なりますが、例えばウレタン系塗料を使う場合の費用は1㎡につき1,700~2,200円が目安です。 |
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