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シリコン塗料の特徴や主な商品を徹底解説!外壁塗装業者が推薦するのはなぜ?

更新日:

シリコン塗料は外壁塗装業者からおすすめされるケースが多い塗料です。実際に多くの住宅でシリコン塗料が採用しています。しかし、シリコン塗料のメリット・デメリットなどを詳しく把握している方はそう多くはないでしょう。そこで、この記事ではシリコン塗料の特徴や他の塗料との価格・耐用年数の違いについて解説していきます。おすすめのシリコン塗料のメーカー製品や、シリコン塗料を使った外壁や屋根の塗装のリフォーム事例もあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

  • 1シリコン(アクリルシリコン)塗料とは?
  • 2シリコン塗料のメリット
  • 3シリコン塗料のデメリット
  • 4シリコン塗料とウレタン・フッ素などの違い!平米単価や耐用年数の差は?
  • 5シリコン塗料を選ぶ際の注意点
  • 6シリコン塗料の種類と選び方!おすすめメーカーの主な商品
  • 7シリコン塗料による外壁や屋根の塗装リフォームの事例・費用
  • 8今後に期待!ラジカル制御型シリコン塗料とは?
  • 9シリコン塗料の塗装で見積もりを依頼するときのチェックポイント8つ
  • 10シリコン塗料以外の塗料の特徴は?
  • 11シリコン塗料が適しているか、業者とも相談を
シリコン塗料の特徴や主な商品を徹底解説!外壁塗装業者が推薦するのはなぜ?

シリコン(アクリルシリコン)塗料とは?

外壁塗装の様子
シリコン塗料は、塗料に含まれる「樹脂」の主成分がシリコンです。
塗料には樹脂や顔料(着色剤)が含まれており、希釈剤(水やシンナー)を混ぜて使用することが可能です。

樹脂の主成分によって、塗料タイプは分けられています。

シリコン塗料は耐用年数や価格などが総合的に見てバランスがよく、外壁塗装では最も多く採用されている塗料です。
下記のような塗装を希望される方は、シリコン塗料を使うのに向いているでしょう。

● 光沢感のある仕上がりにしたい
● 長待ちする塗料を使いたい
● コストパフォーマンスに優れている
● 将来かかる塗装費用を抑えたい

シリコン塗料は、外壁や屋根の塗装で採用されてきた歴史が比較的長く、多くの製品の質は塗装業者からも信頼されています。

そのため、外壁・屋根塗装の際に業者から勧められることが多くなるのです。

シリコン塗料のメリット

メリットの文字
シリコン塗料には優れた特徴がたくさんあります。
主なメリットは、以下の5つの性能です。
性能程度
耐候性光沢保持率(※1)が高い
耐熱性非常に優れている
耐水性塗膜が硬く、撥水性がある
透湿性透湿性(※2)があるため、 湿気による内部結露やカビを防ぐ
防汚性汚れが付きにくい性質で、 雨やホコリなどを弾く

※1「光沢保持率」……塗料の耐候性の評価指標の一つで、チョーキング(白亜化)と関係が深いことが知られています
※2「透湿性」……外部からの水分(雨水など)は通さず、塗料の内側に溜まる湿気は外へ放出する働きのこと。これにより、外壁材の早期劣化を防ぎやすくなります

シリコン塗料は、耐候性や耐水性などに優れています
そのため、毎日のように太陽の光や熱、風雨などにさらされている外壁・屋根に向く塗料といえるでしょう。

シリコン塗料のデメリット

デメリットの文字

シリコン塗料は優れた塗材ですが、以下のようなデメリットもあります。

● 塗料タイプによっては費用が高くなる
● フッ素塗料に比べると、耐用年数が劣る
● やや弾性が低く、ひび割れしやすい
● 知識や経験がないと扱いにくい

アクリル塗料やウレタン塗料に比べると、シリコン塗料は価格が高い傾向にあります。

シリコン塗料は、塗装する際にこまめにかき混ぜながら使わないといけません。
また、やや密着性が弱い傾向があることから、特に重ね塗りが難しく、適した下塗り材を用いる必要があります。

そのため、施工に慣れない方にとっては扱いにくい塗料で、DIYには不向きでしょう。

大切な建物を守っていくためにも、塗装経験の豊富なプロの業者に施工を任せることが肝心です。

シリコン塗料の施工が得意な
\地元の塗装業者を探したい!/

シリコン塗料とウレタン・フッ素などの違い!平米単価や耐用年数の差は?

ここで、シリコン塗料とほかのグレードの塗料を比較してみましょう。
耐用年数や施工単価を表にしてまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

塗装の価格と耐用年数を比較

外壁塗装のイメージ
塗料耐用年数施工価格
アクリル塗料3~8年1,000~1,800円/㎡
ウレタン塗料5~10年1,500~2,500円/㎡
シリコン塗料8~15年1,800~3,500円/㎡
フッ素塗料12~20年3,000~5,000円/㎡
シリコン塗料は、およそ8~15年程度が耐用年数で、アクリル塗料やウレタン塗料よりも長持ちしやすいです。

施工単価はアクリル塗料やウレタン塗料よりも高くなりますが、そのぶんメンテナンスの頻度を抑えられるでしょう。

シリコン塗料が選ばれる理由

シリコン塗料のイメージ
シリコン塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料より高価ですが、長い目でみると割安だといえます。

試しに、各塗料のコストパフォーマンスを考えてみましょう。

例えば、アクリル塗料で外壁を塗装して5年で塗り替えが必要になったとします。
15年経過するまでに3回の塗装工事を行うとすると、1㎡あたり最低でも3,000円の費用がかかることになるでしょう。

しかし、シリコン塗料は1度塗装すると15年間塗り替えが不要になる可能性があります。
施工単価は1㎡あたり1,800円からなので、アクリル塗料に比べて費用が半分程度に抑えられることもあるでしょう。

そのため、安価な塗料を選ぶよりも、耐用年数が長いタイプを用いて今後の塗装メンテナンス回数を減らすほうが、経済的かもしれません。

また、建物の高さによっては塗装工事を行う際に足場の設置代も必要です。
耐用年数の長い塗料で施工することで、足場代を節約できて結果的にコストの削減が可能となるでしょう。

外壁材の寿命や、現在お住まいの家に暮らすと予想している年数なども考慮しながら、適した塗料を選択するのが理想です。

どの塗料を選ぶべきか悩む場合には、塗装業者にアドバイスをもらうとよいでしょう。

シリコン塗料を選ぶ際の注意点

外壁塗装のイメージ
シリコン塗料には、さまざまな種類やメーカー品があるため、ここでは選ぶ際の注意点を紹介していきます。

どのシリコン塗料を選べばよいのかお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

シリコン樹脂の含有率について

シリコン塗料と刷毛
シリコン塗料は、アクリルとシリコンを混合して製造されますが、「シリコンの含有率」に関する規定がありません。

既存製品のシリコン含有率は、低いもので20%以下ほど、高いもので40~65%程度です。

シリコン含有率は塗料の性能に影響し、含有率が高いほど防汚性や耐久性などが高くなり、高価になる傾向があります。
そのため、できれば含有率を把握した上で塗料を選びたいところです。

しかし、多くのカタログやメーカーの公式サイトにはシリコン含有率が記載されておらず、これを逆手にとって「シリコン含有率が低い」塗料で高額な見積もりを作成する業者が存在します。

塗装を依頼する際には、信頼できる塗装業者に実績のある大手メーカーの塗料で施工してもらうのが、最も安心といえるでしょう。

シリコン塗料の施工が得意な
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シリコン塗料の種類と選び方!おすすめメーカーの主な商品

シリコン塗料と色見本
シリコン塗料の種類や選び方について、以下の情報を紹介します。

● 3大メーカーのシリコン塗料
● 水性タイプと溶剤タイプ
● 1液型と2液型

外壁塗装の疑問や不安を少しでも解消するため、ぜひそれぞれの詳しい内容をチェックしてみてください。

3大メーカーの代表的なシリコン塗料

シリコン塗料
参考に、大手メーカーの3社で販売されている「外壁用シリコン塗料」の商品を紹介します。
メーカータイプ製品名
日本ペイント水性 1液・水性シリコンセラUV
・オーデフレッシュSi100 III
・ハナコレクション100水性
・水性サーモアイウォールSi
関西ペイント水性 1液・アレスアクアシリコンACⅡ
・コスモシリコン
水性 2液・リベルセラトップSi
溶剤 1液・アレスダイナミックTOPマイルド
エスケー化研水性 1液・プレミアムシリコン
・水性セラミシリコン
・水性クールテクトSi
溶剤 2液・リリカタイトエナメル
・セラタイトSi

以下にて、屋根用と外壁用でそれぞれおすすめのシリコン塗料を紹介します。
ただし、実際に塗料を選ぶ際は住宅の状態を確認しながら、施工業者とよく相談するようにしましょう。

屋根塗装におすすめのシリコン塗料

屋根塗装におすすめのシリコン塗料は、日本ペイントのサーモアイSiです。
サーモアイSiは遮熱塗料なので、屋根に塗装することで住宅内の温度を上がりにくくします。

そのため、夏場はより快適な空間となり、冷房の使用量も減らせて光熱費の削減につながるでしょう。

外壁塗装におすすめのシリコン塗料

外壁塗装におすすめのシリコン塗料は、エスケー化研のクリーンマイルドシリコンです。

クリーンマイルドシリコンは多くの下地素材に塗装できるため、施工しやすいことがメリットとして挙げられます。

また、耐久性が高いだけでなく、セラミック配合によって低汚染性や防カビ性に優れているため、長い間きれいな外壁を保つことが可能です。

水性タイプと溶剤タイプ、1液型と2液型の違い

塗料とローラーの写真
塗料には、原液に「水」を混ぜて使う水性タイプと「有機溶剤(シンナーなど)」を混ぜて使う溶剤(油性)タイプがあります。


原液はそのまま使える1液型と、使用する直前に硬化剤を混ぜて使う2液型があります。

上記の違いを踏まえ、希釈材の違いや、硬化剤の混合が必要かどうかで、以下のタイプに分けられます。

● 水性1液型
● 水性2液型
● 溶剤1液型
● 溶剤2液型
塗料の写真

水性と溶剤(油性)の違い

水性タイプの特徴溶剤タイプの特徴
塗料を水で薄めて使う塗料をシンナーといった溶剤で薄めて使う
密着性がやや劣る場合あり密着性が高い
環境にやさしい耐用年数が安定する傾向あり
シンナーの臭いがない費用がやや高い傾向あり

1液型と2液型の違い

1液型の特徴 2液型の特徴
そのまま使えるため取り扱いが容易である使う直前に主剤と硬化剤を混ぜて使う
翌日も使える基本的に混ぜた後はすぐに使い切る必要がある
費用が安い傾向にある耐久性と耐候性が高い
塗装できる素材が限られる寿命が長い傾向がある
業者によっては、きちんと混ぜ合わせなかったり、比率を守らず目分量で硬化剤を計測したりして、本来の塗料の性能が発揮されずに施工不良となるケースがあります。

そのため、特に「2液型」の塗料を使いたい方は、信頼できる塗装業者に依頼するのが理想的です。

また、「水性」よりも「溶剤タイプ」の方が、密着性や耐久力が優れている傾向にあります。

そのため、「水性1液型」と比べると、「溶剤2液型」の方が、性能に優れており長持ちしやすいと考えられるでしょう。

ただし、施工費用が高い傾向にあることや、臭いが気になりやすいことなど、「溶剤2液型」のデメリットも考慮して選ぶことをおすすめします。

溶剤タイプを選びたいけれどシンナーの臭いが気になるという方は、業者にその旨を相談してみましょう。

優良で信頼度が高い業者は、依頼主が抱える工事に対する不安を解消することに努めてくれます。

シリコン塗料の施工が得意な
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シリコン塗料による外壁や屋根の塗装リフォームの事例・費用

リフォーム費用のイメージ
ここで、シリコン塗料を使って外壁・屋根を塗装した事例を見てみましょう。
リフォームの際にかかった費用や日数も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「水性シリコンセラUV」で外壁・屋根を塗り替え

シリコン塗料で塗装された住宅
項目詳細
築年数11年
概算費用外壁 42万円・屋根 12万円
施工日数14日
耐久性・耐候性も高い日本ペイント社の「水性シリコンセラUV」を用いて、サイディング外壁を塗装しました。
同時に、目地とサッシ周囲のコーキングの増し打ち補修も行なっています。

また、日本ペイント社のシリコン塗料「水性サーモアイSi」で屋根も塗装しました。
遮熱性能も高い塗料のため、3階の部屋の暑さ対策も期待できます。

遮熱性のある「水性サーモアイSi」で外壁・屋根を塗装

シリコン塗料で塗装された住宅
項目詳細
築年数15年
概算費用外壁 56万円・屋根 20万円
こちらも、日本ペイントの「水性サーモアイSi」を使用して、外壁・屋根を塗装した事例です。
外壁にも屋根にも遮熱機能のある塗装を施したため、夏の暑さを軽減できるでしょう。

「セラミシリコン」で美しい外壁に

シリコン塗料で塗装された住宅
項目詳細
築年数30年
概算費用80万円
施工日数17日
築30年のお住まいで、外壁の汚れが明らかに目立つ状態でした。
付着した汚れを高圧洗浄でしっかりと落とした後に、エスケー化研の「セラミシリコン」で丁寧に塗装を行っています。

見違えるほど、美しくきれいな外壁になりました。

アパートの外壁を水性シリコン塗料でリフレッシュ

シリコン塗料で塗装された住宅
項目詳細
築年数21年
概算費用185万円
施工日数30日
築年数が20年近く経過したアパートの外壁を塗り替えた事例です。
近隣にも配慮して、臭いが少ない水性のシリコン塗料を採用しました。
清潔感のある外装で、入居者の方々からの好感度がアップするでしょう。

シリコン塗料の施工が得意な
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今後に期待!ラジカル制御型シリコン塗料とは?

ラジカル塗料のイメージ
ここで、今注目のラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)についても触れておきましょう。
前述した通り、外壁に使用される塗料に配合されているのは、主に以下の3つの成分です。

● 樹脂(ウレタンやシリコンなど)
● 顔料(色を付ける材料)
● 溶剤(希釈剤)

顔料には「酸化チタン」という成分が含まれており、紫外線や酸素・水などの影響を受けると「ラジカル」物質を発生させます。

ラジカルは、塗料中の樹脂にダメージを与えてしまうため、「色あせ」や「チョーキング(白亜化)」などの塗膜劣化の原因にもなる物質です。

しかし、「ラジカル塗料」には、顔料に「高耐候酸化チタン」という高性能な成分が配合されています。

高耐候酸化チタンが、外壁塗装の劣化の原因となるラジカルの発生を抑制するのです。

ラジカル制御型シリコン塗料で外壁を塗装すると、ラジカルの発生を抑えられるため、ほかの塗料タイプより優れた耐久性能が期待できます。

ラジカル制御型シリコン塗料の主なメーカー&商品

数種類のラジカル塗料
ラジカル制御型シリコン塗料の商品の例は、以下の3つです。
メーカー商品名
日本ペイントパーフェクトトップ
関西ペイントアレスダイナミックTOP
エスケー化研プレミアムシリコン
ラジカル塗料は2012年に発売されて、まだ実績が少ない塗料ですが、今後は主流になることが期待されています。

「ラジカル制御型のシリコン塗料が気になる」という方は、塗装のプロにぜひ相談してみましょう。

シリコン塗料の施工が得意な
\地元の業者を探したい!/

シリコン塗料の塗装で見積もりを依頼するときのチェックポイント8つ

ポイントの文字
ここでは、シリコン塗料の塗装で見積もりの作成を依頼するときに、業者や見積書の情報で確認すべき点を8つ紹介します。

● シリコン塗料の施工実績
● 資格保有者の有無
● 下地処理の有無
● 塗装面積の具体的な記載
● 使用塗料の正式名称
● 使用塗料の耐用年数
● 費用相場との差
● 保証期間の有無

シリコン塗料の施工実績

シリコン塗料で外壁や屋根を塗装するときは、シリコン塗料の施工実績が豊富な業者を選んで見積もりを依頼しましょう

施工実績が多い業者ほど塗料の特徴を熟知している傾向があり、適切な塗料を選んでしっかり説明もしてくれます。

シリコン塗料は広く普及している塗料で、ほとんどの業者が取り扱っていますが、すべての業者に技術力や塗料の詳しい知識があるわけではありません。

丁寧で的確な塗装をしてもらえるよう、シリコン塗料の施工実績が豊富な業者を探してみましょう。

資格保有者の有無

見積もりを依頼する前に、外装塗装診断士や1級塗装技能士などの資格を持った職人が在籍しているか確認してみましょう

外壁塗装診断士とは外壁の状態を診断し、必要な補修を判断できるだけの知識があることを証明する資格です。

また、1級塗装技能士は7年以上の実務経験がなければ取得できないので、外壁塗装に必要な知識や経験、スキルの有無の証明になります。

専門資格のある職人がいれば現状に合わせて適切な施工を提案してくれるので、会社の概要や代表者の経歴などから保有資格を確認してみてください。

下地処理の有無

見積書や工程表を受け取ったら、下地処理が含まれているかチェックしましょう

シリコン塗料は耐久性のある優れた塗料ですが、下地処理をしっかり行っていなければ、塗料本来の機能性が発揮されません。
下地処理が不十分なまま塗装すると、塗装の剥がれや色むらの原因となります。

下地処理を実施してもらえるかどうかを確認するには、見積書や工程表に下地処理について記載されているか確認してみましょう。

記載がない場合、どの工程が下地処理に該当するかわからない場合は、業者に直接尋ねてみてください。

塗装面積の具体的な記載

見積書の明細は、塗装面積が具体的に記載されているかどうかも確認しましょう

「塗装工事一式」「下塗り一式」のように塗装面積について具体的に記されていない場合は、塗装面積に対して過剰に請求されているおそれがあります。

また、「㎡」ではなく「坪」で記載されている場合も注意が必要です。
坪数は建物の敷地面積をあらわす単位で、外壁の面積を正確にあらわすものではありません。

1㎡あたりの単価と、塗装面積を反映した合計金額がしっかり記載されている見積書を参考に業者を選びましょう。

使用塗料の正式名称

使用する塗料の記載は、塗料の正式名称が記載してあったほうが安心です。
正式名称がわかれば適正価格かどうかが判断しやすく、他社と費用やプランの比較もしやすくなります。

「上塗り」「シリコン」という記載だけでなく、「上塗り シリコン 〇社製」のように正式名称が記載されているかチェックしてみましょう。

使用塗料の耐用年数

具体的な使用塗料がわかる場合は、耐用年数を調べてみましょう

シリコン塗料はさまざまなメーカーから多数の商品が販売されており、商品によって耐用年数が異なる場合があります。

見積書に塗料の正式名称が記載されていれば、メーカーのホームページなどで耐用年数を調べてみましょう。

複数業者での費用の比較

見積書に記載されている各工程の費用やリフォームの総額を、複数社に見積もりをもらって比較してみましょう

相場はさまざまな物件のケースを含んでおり、地域や施工条件などによって開きがあるため、あくまでも目安にしかなりません。

自宅のリフォーム費用の正しい目安金額を知るには、3社程度に見積もりを依頼し、適正価格を見極めるのがおすすめです。
他社と大きく価格が異なる見積書があれば注意しましょう。

保証期間の有無

万が一、施工後に不備があった場合に無償で再施工してもらえるよう、保証期間の有無も確認しましょう

経験やスキルのある業者でも、想定外の不具合が生じてしまうことがあります。
塗装後に塗料の剥がれや色むらなどのトラブルがあってもスムーズに対応してもらえるよう、保証期間をしっかり用意している業者への依頼がおすすめです。

シリコン塗料の施工が得意な
\地元の業者を探したい!/

シリコン塗料以外の塗料の特徴は?

数種類の塗料
ここでは、シリコン塗料と以下の塗料の違いを詳しく説明します。

● アクリル塗料
● ウレタン塗料
● 無機塗料
● フッ素塗料

シリコン塗料とアクリル塗料の違い

アクリル塗料はシリコン塗料が主流になる前に外壁塗装によく使われていましたが、現在はあまり使用されません。

理由は、安く施工できるものの、耐用年数が3~8年と短いからです。
せっかく塗装してもすぐに塗り替えが必要となるため、住宅の外壁に使われる機会は少なくなっています。

シリコン塗料のほうが耐久性に優れているので、外壁や屋根の塗装にはシリコン塗料のほうがおすすめです。

ただし安く塗装できるので、近いうちに建て替えを検討している建物を至急塗り替えなければいけないときは、アクリル塗料を検討してみるとよいでしょう。

シリコン塗料とウレタン塗料の違い

ウレタン塗料は伸縮性に優れた塗料で、モルタルやコンクリートなどひび割れしやすい外壁の塗装に適しています。

高級感のある光沢が出せるメリットがありますが、紫外線に比較的弱いのがデメリットです。
日が当たりやすい部分では紫外線による変色が発生するおそれがあります。

シリコン塗料よりも耐久性は少し低いですが、価格は比較的安価です。

シリコン塗料では予算をオーバーしてしまう場合は、ウレタン塗料を代わりに検討してみてください。

無機塗料とシリコン塗料の違い

無機塗料とは、鉱物などをメインに無機物を使用している塗料のことです。
正確には有機物も含んでいるため、無機有機ハイブリッド塗料と呼ばれることもあります。

無機物は紫外線による劣化の心配が基本的にないため、無機塗料は紫外線による変色を避けたい方におすすめです。
カビや苔が生えにくいメリットもあります。

塗料自体の価格が高く、施工も難しいため、シリコン塗料よりも塗装費用は高い傾向にあります。

しかし、耐用年数は20~25年と非常に長いので、外壁や屋根のメンテナンス費用を抑えたい場合は使用を検討してみましょう。

シリコン塗料とフッ素塗料の違い

フッ素塗料は、汚れの落ちやすさや耐熱性の高さが特徴の塗料です。
シリコン塗料よりも耐久性が高いので、一度塗装すれば長くて20年ほど塗り替えが不要になるでしょう。

原料であるフッ素樹脂が高価なため施工費は高い傾向がありますが、シリコン塗料からのグレードアップを考えている場合は候補に入れてみましょう。
ただし、業者によってはフッ素塗料に対応していないことがある点に注意が必要です。

シリコン塗料が適しているか、業者とも相談を

シリコン塗料で塗装された住宅
シリコン塗料は性能・価格のバランスがよく、コストパフォーマンス性が高い、現在最もポピュラーな外壁塗料となっています。

しかし、性能を左右するシリコンの含有量はカタログやサイトなどで確認できないケースが多いです。

そのため、依頼主側でシリコン塗料の性能の良し悪しを見分けるのは困難といえます。

まずは信用できる塗装業者に相談して、良質で最適なメーカー品を選んでもらうのがよいでしょう。


なお、「シリコン以外の塗料も比較・検討したい」という場合も、一度プロの塗装業者に確認してみましょう。
好みに合いそうな塗料を複数提案してもらうことをおすすめします。

優良な塗装業者はささいな疑問やご要望がある場合も、知識や経験に基づいた助言をしてくれるでしょう。

外壁や屋根の塗装は、建物の見た目・耐久性、どちらを改善するためにも非常に大切な工事です。
最適な塗料を選んで、満足できる外観を実現しましょう。

最後に今回の内容を簡単にまとめていますので、チェックしてみてください。
シリコン塗料を選ぶ際の注意点を教えてください。
防汚性や耐久性にかかわるシリコン含有率に注意して塗料を選びましょう。
詳しくは、こちら
シリコン塗料による外壁塗装リフォームの事例・費用を教えてください。
54万円でサイディング外壁や屋根の塗装などを行った事例(一戸建て)や、185万円で外壁の塗り替えを行った事例(アパート)などがあります。
詳しくは、こちら

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