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外壁塗装に使われる「フッ素塗料」とは?特徴や価格、有名メーカーの商品について解説

フッ素樹脂を配合した「フッ素塗料」をご存知ですか?「フッ素塗料」は、外壁塗装にも使われる塗料で、高性能なことが特徴です。本記事では、フッ素塗料の特徴や価格、他の塗料との違いについて解説していきます。また、フッ素塗料は、「日本ペイント」「エスケー化研」「関西ペイント」といった有名(大手)メーカーから、それぞれ「ファイン4Fベスト」「クリーンマイルドフッソ」「セラMフッソ」などの多数の商品が販売されており、それぞれについても詳しく紹介していきます。

この記事の目次

  • 1フッ素塗料の特徴とメリット&デメリット
  • 2フッ素塗料の外壁塗装は、どんな場合におすすめ?
  • 3フッ素塗料の相場と耐用年数
  • 4主なメーカーのフッ素塗料
  • 5屋根の塗装は、フッ素塗料でできる?
  • 6まとめ:フッ素塗料とは?

フッ素塗料の特徴とメリット&デメリット

フッ素塗料の特徴とメリット&デメリット
それではフッ素塗料の特徴や、メリットとデメリットをご紹介していきましょう。

特徴

まずは、フッ素塗料の特徴からご紹介します。

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のこと。

とても高価ですが、優れた耐久性や耐候性を持っているので大型建造物で使われます。
一般住宅でも、紫外線による劣化が激しい屋根を中心に外壁やシャッターなどに使われます。
身近なところでは、航空機や調理器具にも使われています。
利用シーン使用例
ビルなど大きな建物・東京スカイツリー、明石海峡大橋、マリーナベイサンズにAGCの「ルミフロン」が使われている
・六本木ヒルズ、ナゴヤドーム、なんばパークスにダイキンの「ゼッフル」が使われている
一般住宅・屋根や外壁、シャッターなど
建造物以外・飛行機やフライパンなど
フッ素塗料は耐用年数が長く、塗り替え頻度を少なくすることができます。
一度の工費は高くとも、結果的に後述する建物のライフサイクルコストを削減をするのに役立ちます。

なお、フッ素樹脂には「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」があります。
「3フッ化型」は紫外線に弱いので、耐久性は高い順に「4フッ化型>3フッ化型」です。

現在、合成樹脂を主成分としてるものでは「4フッ化型フッ素塗料」が最もハイグレードな塗料です。

メリット

メリット
つづいて、フッ素塗料のメリットを表にまとめてご紹介します。
優れている点概要
耐久性・耐候性・紫外線に強い
・雨水に強い
・酸化に強い
・温度変化に強い
親水性・低摩擦性・雨と一緒に汚れを落とす
・汚れが付着しにくい(低汚染性)
耐摩耗性・光沢が長持ちする
耐薬品性・酸性雨に強い
防藻性、防カビ性・藻やカビが付きにくい
耐熱性・紫外線などの熱による劣化がしにくくなる
まず注目すべきは「耐久性・耐候性」の高さでしょう。とくに「4フッ化型」は変形・変色・劣化しにくい高い安定性を持っています。

耐摩耗性も優れていて、光沢が長持ちします。
たとえば、シリコン塗料の光沢が10年で20%減少するのに対し、フッ素塗料の光沢は20年でわずか10%しか減少しないといわれています。


また、耐熱性もあるので、外壁塗装することで紫外線などの熱から守ってくれ、外壁などの劣化を防ぐ効果が期待できます。

デメリット

デメリット
次はデメリットです。
こちらも、表にまとめてみましょう。
弱い点概要
一般住宅の塗料としてはコストが高いシリコン塗料の1.5倍ぐらい高い
やや再塗装が難しい塗膜が失活していない場合は、密着性が悪い
塗膜が硬く、弾力性がないひびが入ることもある
艶消しがない三分艶まで

フッ素塗料は、メリットと表裏一体のデメリットを持っています。
たとえば硬くて親水性を持つ塗膜は、塗り替える際に塗料の密着を妨げます。
塗り替えでは、ちゃんと密着するように適した下塗り塗料を選ぶ必要があります。

塗膜が硬い性質は、ひび割れを招きやすくなります。
サイディングのコーキング(継ぎ目充填剤)と相性が悪く、ひび割れを防ぐためにひと手間(※1)必要になります。

※1 サイディングを塗ったあとにコーキングを後打ちする


フッ素塗料の塗装について
\地元の業者に相談したい!/

フッ素塗料の外壁塗装は、どんな場合におすすめ?

フッ素塗料の外壁塗装は、どんな場合におすすめ?
フッ素塗料は、以下の条件に当てはまる方にオススメできます。
・光沢のある仕上がりがお好みの方
・初期費用が高くなっても、トータルコストを節約したい方

塗装可能な外壁素材(適用下地)は?

フッ素塗料は、基本的に、サイディングやモルタル、ALC、コンクリート、トタンといった外壁に塗装することが可能です。


前述した通り、フッ素塗料には「耐候性がある」といったメリットや、「塗膜が固く、弾力性がない」といったデメリットがあります。

このようなメリットやデメリットから、たとえば耐候性が弱いALCのような外壁には向いていることが多く、モルタルのようなひびが入りやすい外壁にはあまり向いていないでしょう。

フッ素塗料の相場と耐用年数

フッ素塗料の相場と耐用年数
フッ素塗料は、合成樹脂を主成分とする塗料の中では最もハイクラスです。
では、他の塗料とどれぐらい違うのでしょうか。

価格と耐用年数を、比較表にしてみましょう。

塗料価格(1㎡あたり)耐用年数
アクリル樹脂塗料1,400~1,600円/㎡5~7年
ウレタン樹脂塗料1,700~2,200円/㎡8〜10年
シリコン樹脂塗料2,300~3,000円/㎡10〜15年
フッ素樹脂塗料3,800~4,800円/㎡15〜20年

ここで注目したいのが、ライフサイクルコスト(LCC)。

つまり、新築の家が古くなり解体するまでの間にかかる「総塗り替えコスト」です。


仮に40年後に解体するとして、各塗料でどれぐらいの費用がかかるのか試算してみましょう。

(工事費は、延べ床面積40坪程度の家を想定した「1回の工事費」の概算値)

塗料工事費塗替回数LCC
アクリル樹脂塗料65万円5回325万円
ウレタン樹脂塗料80万円3回240万円
シリコン樹脂塗料100万円2回200万円
フッ素樹脂塗料150万円1回150万円
上述の表のように、年数しだいではフッ素塗料のライフサイクルコストが最も安くなります。安価な塗料が必ずしも高コスパとは言えないので、覚えておきましょう。

主なメーカーのフッ素塗料

主なメーカーのフッ素塗料
つづいて、主要な塗料メーカーが販売しているフッ素塗料をご紹介します。

日本ペイント

商品名タイプ用途単価の目安
ファイン4F
セラミック
・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素セラミック
主に外壁3,590円/㎡
サーモアイ4F・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に屋根4,610円/㎡
ファイン4F
ベスト
・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素セラミック
主に屋根4,340円/㎡
ピュアライド
UV プロテクト
4Fクリヤー
・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に外壁3,280円/㎡
デュフロン4FⅡ
フレッシュ
・溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に外壁5,870円/㎡
ニッペ 1液
ファインフッソUV
・弱溶剤
・1液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に外壁4,100円/㎡
上述の塗料の特徴は「弱溶剤2液型」や「4フッ化フッ素」であること。
「水性1液型」や「3フッ化フッ素」に比べ、高い耐久性が期待できます。


フッ素塗料の塗装について
\地元の業者に相談したい!/

エスケー化研

商品名タイプ用途単価の目安
クリーンマイルドフッソ・弱溶剤
・2液型
主に外壁2,800円/㎡
スーパーセラタイトF・水性
・1液型
・ラジカル制御型
主に外壁2,900円/㎡
クールタイトF・弱溶剤
・2液型
主に屋根4,350円/㎡
「スーパーセラタイトF」は水性1液型で、扱いやすい塗料です。
「ラジカル制御」は塗膜の劣化を防ぎ、耐用年数を伸ばす効果があります。

関西ペイント

商品名タイプ用途単価の目安
セラMフッソ・弱溶剤
・2液型
主に外壁3,450円/㎡
アレスアクアフッソⅡ上塗・水性
・1液型
主に外壁3,400円/㎡
スーパーフッソルーフペイント・弱溶剤
・1液型
主に屋根3,300円/㎡
水性の「アレスアクアフッソⅡ上塗」は、臭いが少なく住宅密集地でも使いやすい塗料です。
弱溶剤1液型の「スーパーフッソルーフペイント」は、艶のある鮮やかな仕上がりになるでしょう。
関西ペイント

菊水化学工業

商品名タイプ用途単価の目安
キクスイ SP
パワーフッ素
・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素セラミック
主に外壁3,240円程度/㎡
水系ファイン
コートフッ素
・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に外壁4,650円程度/㎡
「キクスイ SPパワーフッ素」は、長期間の耐候性の持続が期待できます。
「水系ファインコートフッ素」は、紫外線などの外的な要因による変色といった劣化の抑制効果があります。

KFケミカル

商品名タイプ用途単価の目安
セミフロン
スーパー
マイルドⅡ
・弱溶剤
・2液型
・オルガノポリシロキサン系樹脂+4フッ化フッ素樹脂
主に外壁3,980円/㎡
セミフロンルーフⅡ・弱溶剤
・2液型
・4フッ化フッ素樹脂
主に屋根4,170円/㎡
セミフロンアクア・水性
・1液型
・ラジカル制御型
主に外壁3,830円/㎡
「セミフロンルーフⅡ」は、耐候性だけでなく、遮熱性も高く、屋根の表面温度をかなり下げられることもあります。
「セミフロンアクア」は、水性なので臭いも少なく使いやすい塗料です。チョーキング現象の発生を少なくすることが期待できます。


フッ素塗料の塗装について
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屋根の塗装は、フッ素塗料でできる?

屋根の塗装は、フッ素塗料でできる?
屋根は大量に紫外線を受けるので、塗料が劣化しやすい環境です。
外壁と同じ塗料で塗ったとしても、屋根の方が早く寿命を迎えます。

ですから、塗り替え時期を合わせるために外壁は「シリコン塗料」を塗り、屋根は「フッ素塗料」を塗るといった塗り分けも採用されています。

フッ素塗料は高額ですが、うまく使えばライフサイクルコストを抑えられますよ。

まとめ:フッ素塗料とは?

まとめ:フッ素塗料とは?
フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のことです。

住宅外装用塗料の中では比較的耐用年数が長く、親水性や防汚性能も優れていて美観が長く保てます。
その性能から大型の建造物や航空機などに使われていますが、高価なので一般住宅ではあまり採用されていません。

各社が販売するフッ素塗料は製品によってもそれぞれ特徴がありますが、手抜き工事の温床になる「2液型」のものが多くあります。
フッ素塗料を採用するなら信頼できる塗装業者に依頼しましょう。

最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
フッ素塗料の特徴を教えてください。
「耐用年数が比較的長い」「光沢が長続きしやすい」といった特徴があります。詳しくは、こちら
フッ素塗料は、どんな外壁に塗装することができますか?
基本的には、「サイディング」「ALC」など多くの外壁に塗装することが可能です。詳しくは、こちら
フッ素塗料を開発している主なメーカーを教えてください。
日本ペイント」「エスケー化研」「関西ペイント」といった会社が挙げられます。詳しくは、こちら
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