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クールタイトとは?特徴や費用、塗装を失敗しないためのポイントもわかりやすく解説!

更新日:
塗装された屋根

屋根用の遮熱塗料をチェックしていると「クールタイト」という商品を目にすることもあるでしょう。名前からして涼しげではありますが、どのような特徴があるのか、また塗装費用はいくらかかるのか知っておきたいところです。この記事では、クールタイトについて以下のような情報を解説していきます。快適な生活を送るためにも、屋根用の遮熱塗料選びは大切です。クールタイトについて基礎知識を持ち、ご自宅に合った塗料かどうかチェックしてみてください。

この記事の目次

  • 1 クールタイトとは
  • 2 クールタイトのメリットとデメリット
  • 3 クールタイトの塗装が向いているケース
  • 4 クールタイトの塗装にかかる費用相場
  • 5 クールタイトの塗装で失敗しないためのポイント
  • 6 クールタイトは自宅に合ったタイプを選んで失敗を防ごう!

クールタイトとは

塗装された屋根

クールタイトとは、エスケー化研が販売している屋根用の遮熱塗料です。
特殊ポリウレタン樹脂を主原料とした塗料で、太陽光を反射させて、建物の表面や住宅内部の温度上昇を防ぎます。

>> 遮熱塗料の種類やメリット、選び方について詳しく解説

また、クールタイトには6種類のタイプがあります。
それぞれわかりやすく一覧表にしてまとめました。

クールタイトシリーズ

特徴

クールタイト

・ウレタン樹脂系塗料
・高い遮熱性と耐久性、低汚染性
・耐用年数は5~7年

クールタイトSi

・シリコン樹脂系塗料
・高い遮熱性と耐久性、低汚染性
・耐用年数は6~8年

クールタイトF

・フッ素樹脂系塗料
・超耐久型で低汚染性に優れている
・耐用年数は8~10年

クールタイトEL工法

・ウレタン樹脂系塗料
・金属屋根の塗り替え用遮熱防食工法
・耐用年数は5~10年

水性クールタイトシリコン

・シリコン樹脂系塗料
・高い遮熱性と耐久性、低汚染性
・人体に害が少ない水性塗料
・耐用年数は6~8年

水性クールタイトフッソ

・フッ素樹脂系塗料
・高い遮熱性と耐久性、低汚染性
・人体に害が少ない水性塗料
・耐用年数は8~10年

クールタイトの塗装について
\地元の業者に相談したい!/

クールタイトのメリットとデメリット

塗装された住宅

クールタイトのメリットとデメリットについて、紹介していきます。
特徴をよく知っておくことで、塗装の失敗を防げるでしょう。

メリット

リフォーム業者のイメージ

クールタイトのメリットには、以下の4つがあります。

● 高い遮熱性
● 省エネ効果が期待できる
● 汚れにくい
● カラーが豊富

それぞれのメリットについて、具体的な内容を解説していきましょう。

高い遮熱性

クールタイトは、太陽の近赤外線を反射して住宅の表面と内部を遮熱します。
一般的な塗料の場合、近赤外線の反射率は低いです。
しかし、クールタイトでは近赤外線の反射率は70%程度あります。

高い遮熱性を持っているため、夏でも快適に過ごせるでしょう。

省エネ効果が期待できる

クールタイトは高い遮熱性を持っているため、夏のエアコン使用を抑えられて、省エネ効果が期待できます。
電気代の節約ができるだけでなく、環境にも優しい塗料といえます。

汚れにくい

クールタイトは防カビ・防藻機能が優れており、塗装することで汚れが付きにくい屋根にできます。
塗膜が汚れると遮熱性が下がるため、汚れにくいクールタイトは、長く遮熱効果を維持できます。

カラーが豊富

クールタイトには、40種類以上のカラーがあります。
ブラックやブラウンはもちろん、濃紺やマルーンといった濃色系、フレッシュグリーンやスカイブルーなどの淡色系も揃っています。
お好みのカラーを見つけやすいでしょう。

デメリット

屋根上の折れたアンテナ

クールタイトのデメリットには、以下の2つがあります。

● 価格が高い
● 耐用年数が短い

それぞれのデメリットについて、具体的な内容を解説していきましょう。

価格が高い

クールタイトは、ウレタン系塗料でも1㎡あたり3,400円ほどと高めです。
一般的な屋根用の塗料の価格は、ウレタン系だと2,000〜3,000円程度です。

クールタイトは、ほかの塗料に比べると価格が高い傾向にあります。

>> 外壁塗装の費用相場について詳しく解説

耐用年数が短い

クールタイトの耐用年数は、ウレタンの系の場合で6~8年と短いです。
ほかのウレタン系塗料の耐用年数には10年といった商品もあるため、クールタイトは将来的にかかる工事費用が高くなるでしょう。

>> ウレタン塗料が適している人の特徴やメリット・デメリットの解説はこちら

クールタイトの塗装が向いているケース

塗料と刷毛

クールタイトの塗装が向いているのは、以下のような方です。

● 高い遮熱性を求めている
● 省エネ効果を求めている
● 工事予算に余裕がある

クールタイトは高い遮熱性を持っている塗料ですが、その分費用がかかることを覚えておきましょう。

クールタイトの塗装にかかる費用相場

電卓と刷毛

クールタイトシリーズの塗装にかかる費用相場は、1㎡あたり5,400~6,300円ほどです。
6種類のうち、塗料の価格はウレタン系の「クールタイト」が最も安く、フッ素系の「クールタイトF」が高くなります。

クールタイトの塗装にかかる費用相場の内訳を、一覧表にしてまとめました。

クールタイトの塗装にかかる
費用相場の内訳

費用(1㎡あたり)

足場の設置

1,120円

養生

540円

高圧洗浄

250円

塗料

3,400~4,400円

ただし、実際にかかる工事費用は諸費用や人件費などで変動するため業者によって異なります。

クールタイトの塗装について
\地元の業者に相談したい!/

クールタイトの塗装で失敗しないためのポイント

塗装する男性

クールタイトの塗装で失敗しないためのポイントは、以下の3つです。

● 自宅に適したタイプを選ぶ
● 相見積もりする
● 悪徳業者を避ける

それぞれのポイントについて、わかりやすく解説していきます。

自宅に適したタイプを選ぶ

塗装のイメージ

クールタイトには6種類のタイプがあるため、自宅に適した商品を選ばなければ、満足した工事結果にはなりません。
6種類の特徴をしっかりとチェックして、自宅に適したタイプを選ぶようにしましょう。

例えば、耐用年数を重視するのであれば「クールタイトF」や「水性クールタイトフッソ」を選びましょう。
耐久性が最も高い塗料を選ぶのであれば、フッ素樹脂系塗料がおすすめです。

>> フッ素塗料の特徴や価格については、こちら

相見積もりする

リフォーム業者のイメージ

塗装工事の相見積もりをすることで、無駄な出費を抑えられます。
相見積もりとは、同じ工事内容で複数の業者に見積もりを依頼することです。
相見積もりすれば、費用相場に近い価格で工事が依頼でき、無駄な出費を抑えられるだけでなく詐欺も防ぎやすいです。

悪徳業者を避ける

リフォームの悪徳業者のイメージ

塗装依頼をする際は、悪徳業者を避けることで工事の失敗を防ぎやすくなります。
悪徳業者を避けるためのポイントは、以下の3つです。

● 見積書の内容が簡素化されていない
● 施工実績を開示している
● 資格を保有している

それぞれのポイントについて、詳しく説明していきましょう。

見積書の内容が具体的である

見積書を確認した際、内容が簡素化されている会社は悪徳業者の可能性が高いです。
見積書の内容が簡素化されている場合、必要のない工事費用が密かに組み込まれていることがあります。

見積もりを依頼した際は、工事の内容とそれぞれの費用もチェックするようにしましょう。

>> 外壁塗装の見積書の注意点について、詳しく解説

施工実績を開示している

施工実績を開示していない業者は、顧客との間にトラブルが多かったり、工事でのミスが頻発したりする可能性があります。
施工実績をきちんと開示している業者は、信頼があり、技術力も高い会社といえるでしょう。

資格を保有している

塗装業は免許がなくても開業できるため、資格を保有している会社は、技術力向上に意欲的な優良業者といえます。
塗装業者の職人が保有していると安心できる資格には、主に以下の3つがあります。

● 塗装技能士
● 外装劣化診断士
● 足場の組立て等作業主任者

塗装技能士とは、塗装に関する知識や技術を保有していると認められた国家資格です。
外装劣化診断士とは、住宅の屋根や外壁の状態を診断して、補修に関して適切なアドバイスができると認められた資格です。

足場の組立等作業主任者は、足場の設置を行う際に、従業員が安全に作業できるよう指導するための講習を受講した方を指します。

>> 塗装業者が保有していると安心な資格一覧はこちら

クールタイトは自宅に合ったタイプを選んで失敗を防ごう!

屋根塗装の様子

クールタイトは、高い遮熱性を持つ屋根用塗料で、6つの種類があります。
それぞれの特徴をよく確認して、自宅に合ったタイプを選ぶことで、満足した工事結果を得られるでしょう。
また、遮熱性の高い屋根用塗料を使用することで、快適な暮らしを手に入れられるでしょう。

>> 遮熱塗料やシリコン塗料などの外壁塗装に関する助成金や補助金について、詳しくはこちら

クールタイトのメリットを教えてください。

「遮熱性が高い」「防汚性が高い」「色の種類が豊富」といったことが挙げられます。
詳しくは、こちら

クールタイトの塗装に向いているのは、どんな方ですか?

「遮熱性が高い塗料を探している方」「省エネ効果のある塗料で塗装したい方」などに向いているでしょう。
詳しくは、こちら

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