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外壁のアクリル塗料と他の塗料の違いは?特徴やメリット・デメリットを解説

「アクリル塗料にはどんな特徴があるのだろう?」「アクリル塗料と他の塗料の違いを把握しておきたい」単に塗料といっても種類は豊富です。選択肢が多すぎることから、どれを使えばいいか迷ってしまう方もいるでしょう。ぜひ、本記事をあなたの塗料選びに役立ててください。

この記事の目次

  • 1アクリル塗料とは?
  • 2アクリル塗料を採用するメリット
  • 3アクリル塗料を採用するデメリット
  • 4アクリル塗料と他の塗料を比較
  • 5高性能なアクリル塗料「ピュアアクリル」
  • 6アクリル塗料は数年で取り壊す建物に利用しよう!

アクリル塗料とは?

アクリル塗料とは?
アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とする塗料のことです。

アクリル樹脂そのものは透明な物質で、温度や湿度の変化に強い耐性を持ちます。
加工がしやすいのもアクリル樹脂の特徴で、ボールペンやコップ、電子部品などさまざまな用途で使われています。

アクリル樹脂を塗料として活用し始めたのは1950年代頃からです。
発色が良く、費用を抑えられることから多くの人気を集めました。

現在はシリコン塗料やフッ素塗料などの開発・改良が進み、アクリル塗料が使われることは少なくなりました。
しかし、アクリル塗料がまったく使われなくなったわけではありません。

アクリル塗料を採用するメリット

アクリル塗料を採用するメリット
アクリル塗料には以下のメリットがあります。

1.商品の種類が豊富
2.扱いやすく施工の失敗が少ない
3.施工費用が安い

それぞれ詳しく解説します。

商品の種類が豊富

アクリル塗料は発色が良く、カラーバリエーションが豊富です。
また、長い歴史を持つ塗料であることから商品自体の数も多いです。
選択肢が多いため、満足できる色を見つけやすい塗料といえるでしょう。

具体的な商品としては、仕上がりがキレイな「タイルラック」、ツヤが持続する「アスカⅡ」などが挙げられます。

扱いやすく施工の失敗が少ない

アクリル塗料は、そのほとんどが1液型の塗料です。
1液型は水か溶剤で溶かすだけの塗料で、DIY用として販売されている商品も多くがこのタイプです。

1液型は素人でも簡単に扱える塗料であり、職人も使い慣れています。
そのため施工時にミスが起きにくく、安心して任せられる塗料といえるでしょう。

施工費用が安い

アクリル塗料の施工費用は1平方メートルあたり1,500円前後です。
商品にもよりますが、アクリル塗料の費用はウレタンやシリコンと比べて安く済みます。
施工費用を安く抑えたいならアクリル塗料が候補にあがるでしょう。

アクリル塗料を採用するデメリット

アクリル塗料を採用するデメリット
メリットだけ見ればアクリル塗料で決まりだと感じるかもしれません。
しかし、デメリットにもしっかり目を向けておきましょう。

アクリル塗料のデメリットは以下の通りです。

1.紫外線に弱い
2.ひび割れしやすい
3.耐久性が低い
4.外の湿気が入りやすい
5.長期的なコストパフォーマンスが悪い

それぞれ詳しく解説します。

紫外線に弱い

アクリル塗料は他の塗料に比べて紫外線に弱いです。
塗りたてはキレイに仕上がっても、数年でツヤがなくなり、変色が始まってしまいます。

ひび割れしやすい

アクリル樹脂は硬くなりやすいという特徴を持っています。
そのため、アクリル塗料には柔軟性を与えるための可塑剤(かそざい)が添加されています。
可塑剤とは、素材を柔らかくするための薬品類のことです。

しかし、可塑剤は時間とともに空気中に抜けてしまうものです。
可塑剤が抜け、柔軟性が失われると塗装面にひび割れが起きてしまいます。

耐久性が低い

アクリル塗料の場合、塗装から3〜5年で色あせが目立ち始めます。
長く放置すればひび割れが発生するなど、さらに見た目が悪くなってしまうでしょう。
塗装面が剥がれると建物内部に雨水が侵入するなど、機能面でも問題が生じます。

アクリル塗料の耐用年数は5〜7年ほどです。
他の塗料に比べて耐久性が低いため、こまめな塗り替えが必要となります。

外の湿気が入りやすい

アクリル塗料は浸透性が高い塗料です。
そのため、必要以上に外の湿気を取り込んでしまいます。
特に梅雨がある地域では大きなデメリットになるでしょう。

長期的なコストパフォーマンスが悪い

アクリル塗料は安価であるため、1回あたりの施工費用は他の塗料を使うより安くできるでしょう。

しかし、長期的に考えると塗り替え回数が増えて非効率となります。

塗装工事には人件費や足場の費用も含まれています。
塗装工事にかかる費用のうち、塗料の比率はせいぜい3割程度にすぎません。
アクリル塗料を使ったからといって、大幅なコストカットにはならないのです。

塗り替え回数が多くなると施工費用がかさんでしまうため、メンテナンス頻度が高いアクリル塗料は長期的にはコストパフォーマンスが低いといえるでしょう。
アクリル塗料のメリットアクリル塗料のデメリット
・商品バリエーションが豊富
・扱いやすく施工の失敗が少ない
・施工費用が安い
・紫外線に弱い
・ひび割れしやすい
・耐久性が低い
・外の湿気が入りやすい
・長期的なコストパフォーマンスが悪い

アクリル塗料と他の塗料を比較

アクリル塗料と他の塗料を比較
慎重に塗料選びを進めたいなら、アクリル以外の塗料についても調べる必要があります。
しかし、自分で1つずつ調べるのは大変な手間です。
アクリル以外の塗料についても以下でチェックしておきましょう。

1.ウレタン塗料
2.シリコン塗料
3.フッ素塗料
4.無機塗料

それぞれ解説します。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は密着性や弾力性に優れています。
また、高級感のある仕上がりになるなどのメリットもあります。

施工費用は1平方メートルあたり2,000円程度と安めです。
ただし、シリコンやフッ素ほどの耐久性はなく、耐久年数は8〜10年程度と短めです。
アクリル塗料と比較すると、費用と耐久性能が共に高い塗料といえます。

長期的なコストパフォーマンスには優れませんが、すぐ塗り替えになってもいいから直近の塗装工事を安く乗り切りたい方におすすめです。

シリコン塗料

シリコン塗料は費用と耐久年数のバランスが良い塗料です。
そのため、外壁塗装にはシリコン塗料を使うのが主流になっています。

アクリルやウレタン塗料と比べると、1回あたりの施工費用は高くなります。
シリコン塗料の場合、1平方メートルあたりの施工費用は3,000円ほどで耐用年数は10〜15年程度です。

長期的なコストパフォーマンスを重視する方におすすめの塗料といえるでしょう。

フッ素塗料

フッ素塗料は1平方メートルあたりの施工費用が3,500〜4,500円ほどです。
アクリル塗料より高額ですが、耐久年数が長く15〜20年ほどになります。
メンテナンスに手間をかけたくない方におすすめしたい塗料です。

無機塗料

無機塗料は鉱物などの無機物を配合した塗料です。
施工費用は1平方メートルあたり3,500円以上となります。
耐用年数は20年前後で、塗料の中では特に高級な材料といえるでしょう。

無機塗料は、予算に余裕があり、家を万全な状態にしておきたいと考える方におすすめです。
ただし施工には技術が求められるため、業者選びは慎重に行う必要があります。

以下では各塗料の特徴をまとめました。
塗料特徴
ウレタン塗料・密着性や弾性に優れる
・高級感のある仕上がりになる
・施工費用が安め
・耐久年数が短め
シリコン塗料・費用と耐久年数のバランスが取れている
・外壁塗装で主流になっている
・長期的なコストパフォーマンスが良い
フッ素塗料・施工費用が高い
・耐久年数が長い
・メンテナンスの手間が減る
無機塗料・施工費用が高い
・耐久性能が充実
・施工に技術が必要

高性能なアクリル塗料「ピュアアクリル」

高性能なアクリル塗料「ピュアアクリル」
アクリル塗料は、一般的に安価で耐久性が低い塗料として知られています。
ただし、アステックペイントジャパンから販売されているピュアアクリルという商品は他のアクリル塗料とは別物です。

ピュアアクリルの特徴は耐久性が高いことです。
アクリル塗料の弱点である紫外線に強くなっているほか、遮熱性能も高まっています。
また、耐久年数は15年以上となっており、その耐久性能はフッ素塗料や無機塗料に匹敵します。

高性能な塗料を使いたい場合にはピュアアクリル塗料も利用を検討するとよいでしょう。

アクリル塗料は数年で取り壊す建物に利用しよう!

アクリル塗料は数年で取り壊す建物に利用しよう!
アクリル塗料は数ある塗料の中でも施工費用が安く済む塗料です。
商品ラインナップが豊富で、誰でも扱いやすいという点もメリットといえるでしょう。

ただし、長期的なコストパフォーマンスが悪いことから、外壁塗装には滅多に使いません。

長く住み続ける予定がなく、あと数年住めれば十分という家への利用であれば検討してみても良いでしょう。
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