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外壁塗装はDIYできる?自分で塗装する方法や失敗しないためのポイントなどを詳しくご紹介

更新日:
外壁塗装はDIYできる?自分で塗装する方法や失敗しないためのポイントなどを詳しくご紹介

DIYが人気になっている中で、「外壁塗装はDIYできるのか?」と気になっている方も少なくないでしょう。外壁塗装は住宅の外観をきれいに保ったり、住宅劣化を防いだりするためにも大切な工事です。外壁塗装をDIYするならできるだけ失敗は避けたいですよね。この記事では、外壁塗装をDIYするための基礎知識や、失敗しないためのポイントなどを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

  • 1 外壁塗装をDIYする際に必要な道具
  • 2 外壁塗装をDIYする手順
  • 3 外壁塗装で使う塗料
  • 4 外壁塗装をDIYするメリットとデメリット
  • 5 外壁塗装のDIYを失敗しないためのポイント
  • 6 危険な箇所の外壁塗装はDIYではなく業者に依頼しよう!

外壁塗装をDIYする際に必要な道具

外壁塗装をDIYする際に必要な道具

外壁塗装をDIYする際に必要な道具には、主に以下があります。

・家庭用高圧洗浄機
・バケツ
・ブラシ
・中性洗剤
・シート(養生用テープ)
・サンドペーパー
・コーキング材
・ローラー
・ハケ
・下塗り塗料
・上塗り塗料

どのアイテムも、ホームセンターや通販で簡単に手に入れることができます。

外壁塗装をDIYする手順

外壁塗装をDIYする手順

外装塗装をDIYする手順は、基本的に以下のような流れになります。

1.洗浄
2.養生
3.下地処理
4.下塗り
5.上塗り2回(中塗り・上塗り)

それぞれの手順について、どのように行うかを詳しく解説していきます。

洗浄

洗浄

塗装する箇所をブラシや高圧洗浄機で洗浄します。
カビやコケなどの汚れは中性洗剤を使い、ブラシでこすって水で洗い落しましょう。
洗浄後は十分に乾燥させてから次の作業に移ってください。

養生

養生

塗装しない箇所をシートなどで養生します。
養生することで、塗料の飛沫から住宅を守れます。
特に、窓や植木、車などを保護しましょう。

下地処理

下地処理

外壁の下地にヒビなどの傷があれば、補修します。

外壁の傷を放置していると、そこから雨水が内部に浸透し、腐食して住宅劣化の原因となります。
そのため、塗装前には下地処理が必要です。

小さなヒビや欠けであれば、コーキング材で補修できます。
コーキング材とは、弾力性を持つ隙間を埋めるための充填材です。
ヒビや傷などにコーキング材を充填し、サンドペーパーで表面を整えましょう。

>> 外壁に必要な補修は?費用の目安なども解説!
>> コーキングの乾燥時間について知りたい!乾燥不足で起こるのは、どんなこと?

下塗り

下塗り

外壁と上塗りの塗料をよく密着させるため、まずは下塗りを行います。
また、下塗りは外壁が塗料を吸収することを防ぐ役割もあります。

下塗りを丁寧に行っていないと、塗料が剥がれやすい外壁となってしまうため塗りムラがないようしっかりと塗装しましょう。
広い面にはローラーを使い、角などの細かな部分はハケを使って塗装してください。

>> 外壁塗装の「下塗り」について詳しく解説!下塗り塗料の種類やポイントも紹介

上塗り2回(中塗り・上塗り)

上塗り2回(中塗り・上塗り)

下塗りが乾いたら、上塗りを2回行います。
2回とも同じ塗料を使います。

どうして2回も上塗りをしなければいけないかというと、1回の塗装では耐久性が低下してしまい耐用年数が短くなるからです。
2回上塗りすることで塗装面が厚くなり、耐用年数が長くなります。

また上塗りを2回行うことで、塗り残しも防げます。
見た目もきれいに仕上がり、耐用年数も長くなるため上塗りは必ず2回以上行いましょう。

外壁塗装について
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外壁塗装で使う塗料

外壁塗装で使う塗料

外壁塗装で使う塗料には、「下塗り用の塗料」と「上塗り用の塗料」の2つがあります。
それぞれの塗料の種類や特徴について、解説していきます。

下塗り用の塗料

下塗り用の塗料

外壁塗装の下塗り用の塗料には、以下の2種類があります。

・シーラー
・フィラー

それぞれの塗料について、どのような特徴があるのか具体的に解説していきます。

シーラー

シーラーとは、塗装面と塗料の密着性を強くしたり、塗料の吸収を防いだりするための下塗り材です。
水のようにサラサラしていて扱いやすく、DIYでの使用におすすめです。

シーラーには水性と油性の2つのタイプがあります。

水性シーラーは外壁に吸収されやすい性質を持っているため、劣化がひどい箇所へ塗装すると傷の中にどんどんと入り込んでしまいます。
そのため、ヒビなどの傷がない外壁に塗るようにしましょう。

油性シーラーは傷のある外壁に塗っても吸収されにくいため、劣化の激しい箇所への塗装におすすめです。

また、水性シーラーは乾燥に数時間かかりますが、油性シーラーは30~60分ほどで済みます。
油性シーラーのデメリットとしては、においが強い点があります。

フィラー

フィラーは粘性があり、デコボコとした傷などがある外壁の表面を平らにするために塗る下地材です。

フィラーは特にヒビ割れを起こしやすいモルタル外壁の下地に使われます。
しかし、粘性があり扱いにくいためDIYでの使用はおすすめしません。

上塗り用の塗料

上塗り用の塗料

上塗り用の塗料には、主に以下の4つの種類があります。

・アクリル
・ウレタン
・シリコン
・フッ素

それぞれの塗料の特徴を詳しく解説していきます。

アクリル

アクリル塗料は、カラーバリエーションも多く、素人でも塗装しやすいという特徴があります。

塗料の単価は1平方メートルあたり1,000~1,800円ほどで、ほかの種類の塗料よりも費用を抑えられます。

しかし、紫外線に弱いため耐用年数が短いことがデメリットです。
耐用年数は3~8年ほどです。

ウレタン

ウレタン塗料は、弾性や伸縮性に優れており、外壁塗装によく使われています。
塗料の単価は1平方メートルあたり1,700~2,500円ほどです。
ウレタン塗料も紫外線に弱いため、耐用年数は5~10年と短めです。

シリコン

シリコン塗料は耐熱性や耐水性に優れており、汚れにくいという特徴があることから、外壁塗装で最も使われている塗料です。

塗料の単価は1平方メートルあたり2,300~3,500円ですが、耐用年数は7~15年もあるためコストパフォーマンスが良いと言えます。

フッ素

フッ素塗料は、主成分の合成樹脂にフッ素が含まれており、高い耐久性を持っています。
また、カビの発生を防ぐ性質もあり、湿気の高い地域での外壁塗装におすすめの塗料です。

塗料の単価は1平方メートルあたり3,500~4,800円です。
耐用年数は12~20年もありますが、塗料の価格が高いため、一般住宅の外壁塗装では使われることが少ないです。

それぞれの塗料の耐用年数を、わかりやすく一覧表にまとめました。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

3~8年

ウレタン

5~10年

シリコン

7~15年

フッ素

12~20年

>> DIYにおすすめの塗料

外壁塗装をDIYするメリットとデメリット

外壁塗装をDIYするメリットとデメリット

外壁塗装をDIYする際、メリットとデメリットがいくつかあります。
どのようなメリットとデメリットがあるか、具体的に解説していきます。

メリット

メリット

外壁塗装をDIYする際のメリットには、以下の2つがあります。

・費用が安く抑えられる
・好きなタイミングで塗装できる

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

費用が安く抑えられる

外壁塗装をDIYすれば、業者に依頼するより安く費用を抑えられます。
外壁塗装を業者に依頼した場合、30坪の住宅では費用は100万円ほどかかります。

シリコン塗料でDIYする場合、30坪の住宅の外壁面積はおよそ120平方メートルなので、上塗りの塗料にかかる費用は360,000円です。

また、シーラーで下塗りする場合、塗料の価格は1平方メートルあたり900円ほどなので108,000円必要となります。

塗装に必要な道具の中でも高額なものは家庭用高圧洗浄機ですが、30,000~50,000円で購入できます。
ローラーやハケなどの道具は、ホームセンターなどでは10,000円ほどで購入できるでしょう。

30坪の住宅の外壁塗装をDIYでする場合、費用は合計でおよそ50~60万円となります。

業者に依頼するよりも半額程度に抑えることができますが、仕上がりにも差が出ますし、作業が危険というデメリットもあります。

外壁塗装をきれいに仕上げたい、作業に不安があるという方は、業者に依頼するようにしましょう。

好きなタイミングで塗装できる

業者に外壁塗装を依頼した場合、工事の日程がうまく合わないということもあります。
しかし、DIYであれば自分の好きなタイミングで塗装できます。
また業者との打ち合わせも必要ないため、施工期間も短縮でき、手続きも省けます。

デメリット

デメリット

外壁塗装をDIYする際のデメリットには、以下の3つがあります。

・危険が伴う
・下地処理ができない場合がある
・失敗する場合がある

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

危険が伴う

外壁塗装は高所作業となることもあるため、危険が伴います。
足場の設置が難しい、または危険な箇所の塗装は業者へ依頼するようにしましょう。

下地処理ができない場合がある

外壁塗装では下地処理が甘いと雨漏りなどの住宅劣化の原因にもなるため、破損がひどい場合、素人では修理できないことがあります。

下地にまで届いていそうな深いヒビや傷がある場合には、自分で直そうとせず専門の業者に依頼する方が安心です。

失敗する場合がある

外壁塗装をDIYすると、塗装を失敗して塗り直したり、塗料を買い直したりして費用がさらにかかることがあります。

>> 塗り直しの際、塗膜をきれいに剥がすために使用する塗装剥離剤とは?詳しく解説!

外壁塗装をDIYする際は、手順をしっかりと確認してから行いましょう。
また、塗装する箇所や使用する塗料に不安がある場合には、DIYではなく業者に依頼することをおすすめします。

外壁塗装をDIYするメリットとデメリットを、わかりやすく一覧表にまとめました。
参考にしてみてください。

メリット

・費用が安く抑えられる
・自分の好きなタイミングで塗装できる
・煩わしい手続きや打ち合わせをしなくていい

デメリット

・ケガをする恐れがある
・下地処理ができないことがある
・失敗し費用が余計にかかることもある

外壁塗装について
\地元の業者に相談したい!/

外壁塗装のDIYを失敗しないためのポイント

外壁塗装のDIYを失敗しないためのポイント

外壁塗装のDIYを失敗しないためのポイントは、以下の3つです。

・洗浄をしっかりとする
・養生の手を抜かない
・高所での作業は安全第一で行う

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

洗浄をしっかりとする

外壁塗装を行う際、塗装する箇所をしっかりと洗浄し、外壁の表面を整えておきましょう。

塗装面に汚れがないと、塗料の密着性が上がり耐用年数が長くなります。
そのため、外壁塗装を失敗しないためには必ず洗浄を行う必要があります。

養生の手を抜かない

養生をしなくても注意して塗ればいいと思うかもしれませんが、塗料で周囲を汚してしまったり、塗装に集中できず失敗したりしてしまう可能性もあります。
安全に作業を行うためにも、塗装しない箇所の養生は手抜きしないようにしましょう。

高所での作業は安全第一で行う

高い箇所を塗装する際は、足場を十分に固定し、ヘルメットを被るなどして安全第一で行いましょう。

また、2階以上の高所や屋根などを塗装したい場合には、危険ですので業者に依頼する方が安心です。

危険な箇所の外壁塗装はDIYではなく業者に依頼しよう!

危険な箇所の外壁塗装はDIYではなく業者に依頼しよう!

ここまでの内容について、改めてまとめておきましょう。

外壁塗装はDIYで実施できますか?

DIYで行うことはできます。
ただし、多くの道具が必要であったり、いくつかの手順(工程)に分かれていたり、高所での作業になるため危険が伴ったりと多くの注意点がありますので、不安は場合は塗装会社に依頼するのが間違いないでしょう。

外壁塗装をDIYで行う際のメリット・デメリットは何ですか?

メリットとしては、費用が安く抑えられることが挙げられます。
デメリットとしては、高所作業のため危険が伴ったり失敗してしまう可能性があったり、といったことが挙げられます。

外壁塗装のDIYを失敗しないための注意点はありますか?

洗浄をしっかりとする、養生の手を抜かない、といった注意点があります。

外壁塗装は、手順や注意点をしっかりと押さえておけばDIYが可能です。
DIYで外壁塗装すれば、費用を安く抑えられたり、自分の好きなタイミングで塗装したりできるなどのメリットもあります。

しかし、危険な箇所の塗装はケガをする恐れもあるため、確実性を求めるならDIYで無理はせず業者に依頼するようにしましょう。

■この記事の編集者
伊東 由人

リフォーム領域についての調査・分析などを行い、コンテンツの企画や品質管理、ライティングを行う。

本コンテンツはリショップナビ外壁塗装が独自に制作しています。詳しくはコンテンツポリシーをご覧ください。

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