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セラミック塗料を使うなら悪質業者に注意!塗装前に知っておきたい特徴

外壁塗装では性能が高い塗料の代名詞のように「セラミック」という言葉が使われます。ですが、ちゃんとセラミック塗料の特徴を理解している方は少ないのではないでしょうか。実は、このことを悪用する悪質な業者が後を絶ちません。施主(工事依頼者)がよくわかってないのをいいことに誇大な売り文句で契約を取り、高い工事費を払わせるのです。本記事では、セラミック塗料の概要について詳しくご紹介します。リフォームでセラミック塗料を使いたいとお考えの方は、正しい特徴を覚えるための参考にしてください。

この記事の目次

  • 1セラミック塗料で塗装するときの注意点
  • 2セラミック塗料とは?
  • 3セラミック塗料の費用相場
  • 4セラミック塗料の塗装方法
  • 5セラミック塗料の製品例と効果
  • 6まとめ:外壁塗装でセラミック塗料を使うなら

セラミック塗料で塗装するときの注意点

「セラミック塗料」をご存知でしょうか?
ハイクラスなイメージがする名前ですが、ちゃんとその性能を知ってる方は少ないと思います。

実は、悪質な方法でセラミック塗料を推す訪問販売業者が後を絶ちません。
もしあなたが外壁塗装を検討されてるなら、ご注意ください。

悪質な塗装業者は、こんな理由でセラミック塗料を推してきます。

 ・消費者が「セラミック塗料」のことをよく理解していないのでだましやすい
 ・「セラミック配合」と言えば良いものに感じるので、高額請求しやすい

外壁塗装にセラミック塗料を使うと、いろいろな効果があります。
ですが、その効果は各製品によって様々で、共通の効果があるわけではないのです。

たとえば、塗装業者から「耐用年数が長くなる」とか「断熱効果がある」と勧められて採用したのに、実際には期待した効果がなかった……ということが起こるのです。

悪質な業者による誇大アピールの例をあげてみましょう。

 ・「セラミックが配合されているので、30年以上長持ちします。」
 ・「100%セラミックでできた塗料なので、他のセラミック塗料よりも優れています。」
 ・「弊社のオリジナル商品で、他社では扱えないセラミック塗料です。」

塗料の耐用年数に影響する主たる要因は、主成分である樹脂の種類です。
「セラミックを配合したことで、耐用年数が伸びた」といった類の説明は、要注意です。

「30年以上長持ち」や「セラミック100%」も用心しましょう。
誇大な表現で、確実に30年以上もつ塗料もセラミック100%の塗料もありません。


「オリジナル商品」という説明も、鵜呑みにしてはいけません。
ほとんどの場合はOEM商品であたり、既存商品を詰め変えただけのものです。

インターネットで調べてみて、まったく情報がつかめない商品は避けたほうが無難です。
実際に塗装した施主や塗装業者の感想・使用感がわかる製品のほうが、安心して使えます。

セラミック塗料とは?

さて、そもそも「セラミック塗料」はどんな塗料で何が優れているのでしょうか?

セラミック塗料の特徴を理解する前に、まずは塗料のことからご説明します。
外壁塗装で使う塗料は、以下の成分を混ぜ合わせて作られます。

 ・樹脂(耐用年数に大きく影響)
 ・顔料(色を付ける材料)
 ・添加物(劣化を遅くしたり効果を付加したりできる)

セラミック塗料とは、セラミック(無機物)を添加した塗料のことです。
つまりセラミックは「添加物」であり、セラミック配合塗料と呼ぶ方が実質的かもしれません。

また、色を持つ着色セラミックを配合した製品もあるので「顔料」とも考えられます。

一方、以下の塗料名は主成分である樹脂の違いを表しています。
樹脂は、塗料の耐用年数に大きく影響します。
塗料耐用年収
アクリル塗料5~7年
ウレタン塗料8〜10年
シリコン塗料10〜15年
フッ素塗料15〜20年
ここまで理解していただくと、「これはセラミック塗料だから、シリコン塗料より長持ちする」という説明もおかしいとわかります(セラミック配合のシリコン塗料もある)。

では、続けてセラミック塗料の特徴を見ていきましょう。

セラミック塗料の特徴

セラミック塗料は鉱物が配合されていて、無機系塗料とも呼ばれています。
配合される鉱物は、たとえば以下のものがあります。

 ・天然石を砕いたもの
 ・砂や石の微粒子(パウダー)
 ・セラミックビーズ

外壁塗装でセラミック塗料を使うと、いろいろな効果(メリット)があります。
いくつか例をあげてみましょう。
効果備考
断熱効果が高くなる・中空セラミックビーズを配合したもの
・日進産業のガイナが有名
デザイン性が高くなる・石材調の仕上がりになるもの
・石材の弱点(重くて高価)を補える
色褪せしにくい・顔料を含まないもの(着色セラミックを使う)
・紫外線の影響を受けにくい
汚れにくい・親水性を持つもの
・低帯電性を持つもの

ここで留意したいのが、全てのセラミック塗料が同じ効果を持つわけではないということ。
選んだ製品によって効果が変わるので、断熱効果も持つものもあれば持たないものもあるのです。

続けてデメリットもご紹介します。

 ・付加価値と工数の多さにより高価
 ・吹付工法では職人の技量が出やすい
 ・汚れやすいものもある
 ・割れやすいものもある
 ・不誠実な業者に悪用されやすい

一般的な塗料は、3工程(下塗り、上塗り×2)で終わります。
セラミック塗料は4工程以上かかるケースが多く、工数に比例して施工費も高くなります。

出来栄えが職人の技量に左右されやすいこと、先述のとおり不誠実な業者に悪用されやすいことなども、注意点のひとつです。

なお、お住まいの外壁がサイディングの場合は、以下のセラミック塗料は裂けた方が無難です。

 ・石材調のもの
 ・弾性(※1)タイプ

石材調に仕上がるセラミック塗料は、サイディングの意匠をころしてしまいます。
元の意匠を残したいのであれば、石材調のセラミック塗料は避けましょう。

セラミック塗料に限らず、弾性を持つ塗料もサイディングと相性が悪いです。
夏場のサイディングは高温になりやすく、弾性塗料を使うと熱で膨らんでしまいます。

※1 外力による変形から元の形に戻ろうとする性質

セラミック塗料の費用相場

セラミック塗料の施工費は、工数によりピンキリです。
おおまかな目安は「5,000~20,000円/㎡」ぐらいで、かなり高価と言えます。

特に石材調のセラミック塗料は、どんな仕上げにするかによって大きく施工費が変わります。
例として、日本ペイントの「ジキトーン御影」の仕上げ別施工単価をご紹介しましょう。
仕上げ工数施工費の目安
(/㎡)
単色仕上げ
(目地なし)
5工程7,770円
単色仕上げ
(シングル目地)
9工程10,000円
単色仕上げ
(江戸切り目地)
13工程16,470円
複色仕上げ
(目地なし)
7工程8,480円
複色仕上げ
(シングル目地)
11工程10,720円
複色仕上げ
(江戸切り目地)
17工程18,490円
複色の江戸切目地仕上げはデザイン性が高く、見るからに手間がかかっているのがわかります。
その分、施工費も「18,490円/㎡」と高額です。

セラミック塗料の塗装方法

セラミック塗料は、デザイン性豊かに仕上げることができます。
塗装作業では、仕上げの意匠に則した工法を用います。

いくつか塗装方法をご紹介しましょう。
工法備考
コテ塗り工法・コテ波や扇など、こて塗り特有の模様を付けられる
・意匠性が高くなると工程が増え高額になる
ローラー工法・凹凸模様を付けられる
・ウールローラーや砂骨ローラー(マスチックローラー)など、ローラーの種類で意匠が変わる
吹き付け工法・石材調の江戸切り目地など、意匠性高い仕上げもできる
・意匠性が高くなると工程が増え高額になる
石材調仕上げは、トップコート(上塗材)で表面を保護する工程が必要です。
ですから一般塗料に比べると少なくとも1工程多くなり、その分価格も高くなります。

石材調セラミック塗料の耐用年数は、トップコートの耐久性に依存します。

セラミック塗料の製品例と効果

最後に、塗料メーカー各社から販売されているセラミック塗料の一部をご紹介します。
各製品によって、効果が違うことに留意してください。

日本ペイント

製品名製品が持つ効果
ジキトーン御影意匠性
高耐候性
低汚染性
ジキトーンセラローラー意匠性
低汚染性
微弾性
防カビ・防藻性
Duflonファイン4Fセラミック高耐候性
超低汚染性
防カビ・防藻性

関西ペイント

製品名製品が持つ効果
アレスシリコンストーン意匠性
高耐候性
微弾性
防カビ・防藻性
アレスセラレタン高耐候性
親水性
耐汚染性
セラMシリコンⅢ高耐候性
耐汚染性
防カビ・防藻性

エスケー化研

製品名製品が持つ効果
エレガンストーン意匠性
低汚染性
サンドフレッシュSi意匠性
高耐候性
可とう性(しなやかさ)
防カビ・防藻性
超低汚染性
ス-パ-セラタイトF親水性
超耐候性
防カビ・防藻性
超低汚染性
ラジカル抑制

山本窯業化工

製品名製品が持つ効果
セラスキンSi意匠性
微弾性
高耐候性
防カビ・防藻性
テラウォールV意匠性
微弾性
高耐候性
防カビ・防藻性
ハイシーアートSi意匠性
微弾性
高耐候性
防カビ・防藻性

アペティー

製品名製品が持つ効果
アトモス意匠性
高耐候性
断熱性
防カビ・防藻性
弾力性
ラピス意匠性
高耐候性
断熱性
防カビ・防藻性
弾力性
ヘリオス意匠性
高耐候性
可とう性(しなやかさ)

日進産業

製品名製品が持つ効果
GAINA(ガイナ)断熱・遮熱性
防音・遮音効果
消臭効果
結露抑制

ガイナは「省エネ大賞 審査委員会特別賞」を受賞したことがあるセラミック塗料です。
夏の冷房だけでなく、冬の暖房も省エネできる製品として評価されています。

戸建て住宅の屋根や外壁だけでなく、いろいろなことろで採用されています。
いくつか利用例をあげてみましょう。

 ・戸建・集合住宅
 ・工場・倉庫
 ・店舗・商業施設
 ・文教施設
 ・病院・福祉施設
 ・ホテル・宿泊施設
 ・車・船舶


セラミック塗料は高い遮熱性や断熱性、他にない意匠性を持つものが多いです。
それらの特徴は、すべてのセラミック塗料が備えているわけではありません。

目的に合ったものを選ぶと同時に、よく情報収集して不誠実な業者にだまされないようにしましょう。

他の塗料でも同様ですが、セラミック塗料を使うときは下地処理がとても大切です。
下地処理の精度は職人の質に左右されるので、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ:外壁塗装でセラミック塗料を使うなら

セラミック塗料が持つ効果はたくさんありますが、全てのセラミック塗料製品が共通して同じ効果を持っているわけではありません。

石材調仕上げで意匠性が高いものもあれば、他の塗料と変わらない仕上がりのものあります。
断熱性を持ったものもあれば、まったく断熱効果が期待できないものもあります。

セラミック自体に塗料の耐用年数を伸ばす効果がないことも、覚えておきたいところです。
悪質な業者の「セラミック配合だから30年もちます」という口車に乗らないようにしましょう。

セラミック塗料で外壁塗装するときは、製品特性を理解したうえで製品を選びましょう。

最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。

セラミック塗料は、どんな商品を選べばよいのでしょうか?
悪徳な業者は消費者がセラミック塗料をよく理解していないことを良いことに、誇大アピールして販売をすることがあります。インターネットで調べてみて、まったく情報がつかめない商品は避けたほうが無難です。実際に塗装した施主や塗装業者の感想・使用感がわかる製品のほうが、安心して使えます。
セラミック塗料とはどんなものですか?
外壁塗装で使う塗料は、樹脂・顔料・添加物を混ぜ合わせて作られており、それにセラミック(無機物)を添加したのがセラミック塗料です。
セラミック塗料の費用相場を教えてください。
セラミック塗料の施工費は、工数によりピンキリですが、おおまかな目安は「5,000~20,000円/㎡」ぐらいです。
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