「個性を出しながらかっこいい外壁にしたい」という方にはツートンカラーがオススメです。塗装の色の組み合わせや塗り分け次第で、自分らしいおしゃれな家にできます。この記事では、ツートン外壁をかっこよくするためのポイントや注意点を解説します。オススメの色の組み合わせも事例と合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ツートン外壁が人気の理由とは
ツートンカラーは家の外観にこだわりたい方に人気の外壁の塗り方です。
2色使用して塗装するため、色の組み合わせや塗り分け方を工夫することで、単色塗りよりも個性が出せます。
外壁の色に選ばれることが多いグレーやベージュも、ツートン外壁にすればほかの家とは違った雰囲気にできます。
周りの家と被らないデザインにしやすいので、ツートン外壁は存在感のあるおしゃれな家にしたい方にオススメです。
外壁をツートンカラーでかっこよくするコツ3つ
ツートン外壁は、単純に好きな色を好きなように組み合わせるだけではなかなかスタイリッシュな印象に仕上がりません。
色の選び方や組み合わせ方のコツを押さえておく必要があります。
ここでは、外壁をツートンカラーでかっこよくするコツ3つを紹介します。
● 家全体を3色か4色に抑える
● 色の比率は6:4~7:3にする
● 最低でも1色は淡い色にする
家全体を3色か4色に抑える
ツートン外壁にするときは、屋根などの色も含めて家全体で3色か4色に抑えましょう。
ツートン外壁だけで2色なので、家の外観となる屋根や窓サッシ、玄関ドアなどを別の色にする場合は1〜2色までにします。
5色以上使うと散らかった印象になりやすく、かっこいい雰囲気にはならないことが大半です。
統一感のあるスタイリッシュな外観にするため、ツートン外壁の色を決めるときはそのほかの部分の色も一緒に検討し、合計で3~4色にまとめるようにしましょう。
色の比率は6:4~7:3にする
ツートン外壁は色の比率が大切です。
2色の比率は5:5がよいのではと思う方もいるかもしれませんが、実はメリハリのない印象となってツートン外壁のよさが出せません。
おしゃれなツートン外壁にするには、メインの色である「ベースカラー」は外壁全体の60~70%、ベースカラーを引き立てる「アソートカラー」は30~40%にするとよいでしょう。
挿し色としてアクセントカラーを加える場合は、外壁全体の10~20%を目安にするとキレイに仕上がりますよ。
最低でも1色は淡い色にする
ツートンカラーでは濃色同士の組み合わせは避け、最低でも1色を淡色にしましょう。
濃色同士のツートン外壁は家全体が暗い印象になりやすく、周囲の景観からも浮きやすいためオススメしません。
2色のうち最低でも1色を淡色にすることであか抜けた印象になり、かっこいい外壁に仕上げやすくなります。
なお、淡色同士の組み合わせがしっくりこないときは、2色の間にセパレーションカラーを入れてみてください。
セパレーションカラーは2色の境界をはっきりさせるために入れる色で、白や黒などの無彩色がよく使われます。
セパレーションカラーを入れることで引き締まった印象になり、よりスタイリッシュな外壁にできるでしょう。
外壁のツートンカラーでの塗装について
\地元の業者に相談したい!/
かっこいいツートン外壁の組み合わせパターン3つ
ここでは、かっこいいツートン外壁の組み合わせとして、オススメの色の組み合わせパターンを3つ紹介します。
同系色の濃色×淡色
ツートン外壁は、濃淡の異なる同系色の色を組み合わせるのがオススメです。
好きな色を1色選び、その色を軸に濃淡の違う色の組み合わせを考えると、かっこいい組み合わせが見つかりやすいですよ。
たとえば、「青」ならネイビーとライトブルー、「茶色」ならダークブラウンとベージュのように、同じ色の濃淡を変えた色を組み合わせてみましょう。
前述の通り、最低でも1色は淡色にするとおしゃれな印象になります。
どうしても濃色同士を組み合わせたいときは、業者に仕上がりを相談してみてください。
白×好きな色
白はどのような色とも相性がよく、有彩色と無彩色のどちらと組み合わせてもしっかり馴染みます。
色の組み合わせに悩んだときは、白を選ぶとよいでしょう。
なお、白にもピュアホワイトやアイボリーなど多数の種類があります。
組み合わせたい色との相性を考えながら、1番しっくりくる白の色味を決定しましょう。
好きな色×柄
レンガやタイルといった柄と組み合わせると、高級感のあるツートン外壁になります。
より個性的でおしゃれな外壁にしたい方にオススメの組み合わせです。
柄を選ぶときは、色だけでなく質感も確認して組み合わせを考えましょう。
実際のツヤ感や印象はカタログだけではわかりにくいので、業者にサンプルを依頼してみてください。
ツートンカラーの塗り分け方法3つ
ツートンカラーの塗り分け方法には、以下の3つがあります。
● 1階と2階で塗り分ける
● 縦に塗り分ける
● 凸凹部分で塗り分ける
順番に解説します。
1階と2階で塗り分ける
階数ごとに横ラインで色を塗り分ける方法は、ツートン外壁でよく見かけるパターンです。
上に濃い色、下に薄い色だとモダンでおしゃれな印象になります。
一方、上に薄い色、下に濃い色だと安定感のある印象になり、家が大きく見えます。
縦に塗り分ける
縦ラインで塗り分けると、シャープで大人っぽい印象になります。
縦に塗り分けると家が高く見えるので、スタイリッシュな外観にしたい方にオススメです。
塗り分ける位置は窓や屋根、玄関などの場所を配慮するとまとまったデザインになります。
凸凹部分で塗り分ける
家の凸凹に合わせて色分けすると、立体感を生かしたかっこいいツートン外壁になります。
ベランダや玄関など、突出している部分だけアソートカラーにしてみましょう。
立体感が出ることで実際よりも大きく見えるので、小さな住宅でも存在感を出せますよ。
外壁のツートンカラーでの塗装について
\地元の業者に相談したい!/
かっこいいツートン外壁の色の組み合わせ事例6選
ここからは、かっこいいツートン外壁の色の組み合わせとして6つの事例を紹介します。
色の選び方や塗り分け方の参考にしてみてください。
ベージュ×グレー
外壁の汚れが目立ちにくいベージュとグレーを組み合わせたツートン外壁。
突出したベランダ部分の色を変えることで、立体感が出ています。
項目 | 詳細 |
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建物構造 | 木造軸組み工法 |
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施工日数 | 14日間 |
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リフォーム箇所 | 外壁塗装・外壁 |
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リフォーム費用概算 | 約63万円 |
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テイスト | ナチュラル |
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白×ネイビーグレー
2階を白、1階をネイビーグレーに塗り分けたモダンな雰囲気のツートン外壁です。
上に薄い色、下に濃い色を使うことで下に重心が行き、家が大きく見えます。
外壁をモダンな印象にしたい場合は、白や黒、グレーなど、無彩色の組み合わせを選びましょう。
項目 | 詳細 |
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建物構造 | 木造軸組み工法 |
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施工日数 | 7日間 |
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リフォーム箇所 | 外壁塗装・外壁 |
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リフォーム費用概算 | 約73万円 |
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テイスト | モノトーン |
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白×タイル
部分的にタイル柄を使った、明るくおしゃれなツートン外壁です。
白は柄とも組み合わせやすいので、レンガやタイルなどの柄を使うときは組み合わせる色の候補として検討してみてくださいね。
項目 | 詳細 |
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施工日数 | 14日間 |
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リフォーム箇所 | 外壁塗装・外壁 |
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リフォーム費用概算 | 約89万円 |
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テイスト | ナチュラル |
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白×グレー
2階のベランダ部分で塗り分けたツートン外壁。
手すりや屋根などの色も含めて全体で4色でまとめており、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。
項目 | 詳細 |
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建物構造 | RC造(鉄筋コンクリート造) |
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施工日数 | 28日間 |
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リフォーム箇所 | 外壁塗装・外壁 |
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リフォーム費用概算 | 約177万円 |
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テイスト | シンプルモダン |
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白×木目
家の凸凹を利用して白と木目のツートンカラーに仕上げています。
ナチュラルな色同士でも、塗り分け方次第でスタイリッシュな外観にできます。
項目 | 詳細 |
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建物構造 | 木造軸組み工法 |
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施工日数 | 20日間 |
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リフォーム箇所 | 外壁塗装・外壁 |
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リフォーム費用概算 | 約190万円 |
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白×ベージュ
白とピンクがかったベージュの個性的でおしゃれなツートン外壁です。
エクステリアの色と合わせることで、統一感のある洗練された外観に仕上がっています。
項目 | 詳細 |
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建物構造 | 木造軸組み工法 |
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施工日数 | 18日間 |
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リフォーム箇所 | 玄関 、 外壁塗装・外壁 、 エクステリア・外構 |
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リフォーム費用概算 | 約286万円 |
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外壁のツートンカラーでの塗装について
\地元の業者に相談したい!/
ツートン外壁にするときの注意点
ツートン外壁は色の組み合わせなど検討すべきことが多く、注意点もあります。
ここでは、ツートン外壁にするときの注意点について具体的に解説します。
色見本はA4サイズ以上のものを使う
色の選定に色見本を利用するときは、A4サイズ以上のものを参考にしましょう。
色見本は小さいサイズと大きいサイズで色の見え方が異なり、面積が小さい場合は明るい色がより明るく、暗い色がより暗く見えます。
小さいサイズの色見本だけで色を決定すると、実際に外壁を塗ったときに「思っていた印象と違う」という結果になる可能性があります。
想定していた色と実際の仕上がりの色とに違いが出ないよう、見本はA4サイズ以上の大きめのものを利用しましょう。
また、室内ではなく外で太陽光に当てて色を確認すると、外壁に塗ったときのイメージがよりしやすくなります。
カラーシミュレーションを利用する
色の候補をいくつか選んだら、カラーシミュレーションで仕上がりを具体的にイメージしてみましょう。
外壁塗装店やリフォーム会社のホームページ、スマートフォンのアプリなどでは、ツートン外壁のカラーシミュレーションができます。
理想と実際の仕上がりとのイメージの違いを防ぐために、カラーシミュレーションで希望の色を組み合わせてみてください。
あくまでもシミュレーションなので完成後とは少し色味が違うことがありますが、仕上がりの参考として使ってみましょう。
周囲との調和を考慮する
家の外観の印象は、外壁単体ではなく周囲との調和も関係します。
悪目立ちしないように、周りの環境に配慮して色を選定しましょう。
たとえば、緑が多い場所で近所の家もナチュラルな色ばかりなのに、原色系の色(赤や青など)を大胆に使うと浮いてしまいます。
個性も大切ですが、調和を意識しなければおしゃれな印象に仕上げるのは難しいかもしれません。
周りの環境も考慮しながらじっくり色や柄を検討しましょう。
外壁塗装の実績が豊富な業者を選ぶ
実績が豊富で技術力のある塗装業者は、希望のイメージと周囲との調和を考慮して、最適な色の組み合わせを提案してくれるでしょう。
さまざまな観点からプロのアドバイスがもらえるように、実績があり相性のよい業者を選びましょう。
複数社に見積もりを依頼し、話しやすさやアドバイスの内容なども考慮しながら業者を決定するのがオススメです。
外壁の色の組み合わせは慎重に選ぼう
ツートン外壁の色を選ぶときは、色の比率や家全体で使う色の数も考慮する必要があります。
塗り分け方や周囲との調和など考えるべきことが多数あるため、業者と相談しながら色の組み合わせを考えるとよいでしょう。
リショップナビ外壁塗装では、実績や評判に基づき厳選した業者の中から4社に見積もり依頼ができます。
理想通りのかっこいいツートン外壁にできるよう、まずはぜひ業者に詳しい希望を相談してみてくださいね。
外壁をツートンカラーに塗装する際、かっこよくなるコツを教えてください。 |
「最低1色は淡色にする」「屋根の色なども含め、家全体で使う色を3色か4色に抑える」といったことが挙げられます。 詳しくは、こちら。 |
外壁をツートンカラーに塗装する際の注意点を教えてください。 |
「A4以上のサイズの色見本を使うこと」「希望する塗装が周りの環境と合うかどうかも考慮すること」などです。 詳しくは、こちら。 |