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外壁や屋根の色はお家のイメージに大きく影響するため、塗装の際の色選びは失敗したくないですよね。そこで、塗装の前にイメージをつかめるカラーシミュレーションサービスやアプリ、色選びのコツ、外壁塗装の実例をご紹介します。
この記事でわかること |
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● 外壁塗装のカラーシミュレーションは、施工業者によって、無料で行なわせてくれるケースもある |
外壁塗装をした際に、「思っていた色と違う」と想像との食い違いが発生することがあります。
このような食い違いは、色見本帳だけで外壁の色を決めた場合に起こりやすいです。
イメージの相違は、色の面積効果による見え方の違いが主な原因となります。
面積効果とは、主に色の範囲が大きいと明るい色がより明るく見え、暗い色はより暗く見える現象です。
色見本帳の色サンプルは非常に小さいサイズなので、よい色に感じても、外壁サイズで見たときに同じ印象とは限りません。
上記のような食い違いができるだけ起きないようにするためには、事前にカラーシミュレーションを行っておくのがおすすめです。
外壁のカラーシミュレーションは、施工業者に相談すれば、無料で行わせてくれるケースもあります。
実際のご自宅の写真を使ってシミュレーションができることもよくあるため、より仕上がりに近いイメージを確認できるでしょう。
カラーシミュレーションの他にも、質感やツヤの分かりやすい塗り板を出してくれる会社もあります。
ご自身で外壁の色のシミュレーションを行いたい場合には、アプリを使うことも可能です。
外壁のシミュレーションができる無料アプリがあるので、いくつか紹介します。
建築塗料のメーカーである、スズカファイン株式会社が無料ダウンロードできるアプリを提供しています。
FacebookやTwitterとの共有機能があり、登録色は800色以上と豊富です。
iPad専用のアプリとなっているので、iPadを使われている方は利用してみるとよいでしょう。
こちらのアプリも外壁塗装のシミュレーションが可能です。
リフォームしたい場所を撮影することで、その場でリフォームのイメージを作成できます。
こちらも対応機器はiPadのみです。
無料でダウンロードできます。
こちらは、iPad版とwindows版があり、無料ダウンロードが可能です。
写真を撮影することで、外壁塗装リフォームを行った後のイメージを、具体的にお客様にイメージできるようになっています。
色は、日本塗料工業会の色見本が参考にされているので、安心です。
さっそく業者を探してみる
シミュレーションは外壁の色をイメージするのに役立ちますが、「色がありすぎて選べない」という状態に陥ることがあります。
ある程度イメージを固めたうえでシミュレーションする方が、スムーズに色を決められるでしょう。
ここでは外壁塗装前後でどのように印象が変化したか、いくつかにカテゴリ分けして実例とともにご紹介します。
ぜひ外壁の色選びの参考にしてください。
白とグレーのツートンカラーだった外壁全体を、ダークカラーのワントーンに仕上げています。
塗装前は淡い色合いの外壁だったため、年数とともに汚れや劣化が目立つ状態でした。
>> 外壁の汚れの原因とは?落とし方や目立ちにくくする対策も紹介!
黒っぽいダークカラーに塗装したことにより、汚れが目立たずシックな印象のお宅になりました。
ベージュから晴れ渡る青空のようなブルーの外壁へと変わりました。
アメリカ西海岸をイメージした色をチョイスしており、海沿いの雰囲気やカジュアルさが感じられる外観です。
水色からレンガのような赤茶色の外壁へ仕上げています。
塗装前は色あせが目立ち、水色の爽やかさが失われている印象でした。
赤茶色に塗り替えたことで、窓枠や玄関のホワイトとメリハリが付いています。
外壁の目地(すきま部分)が黒く目立ってしまうお宅でしたが、清潔感あるホワイトを使うことで生まれ変わりました。
塗料を目地までしっかり塗っているため、目地の印象が最小限に抑えられています。
くすんでしまったホワイトの外壁を、明るいベージュ系統の色で塗装しました。
古い塗膜や汚れを落とす作業を行い、塗料の密着性を高くしています。
>> 外壁塗装の下地処理「ケレン作業」とは?費用なども解説!
>> 外壁に対して使用する塗装剥離剤とは?使用のタイミングなども説明します!
築年数30年のお宅でも、外壁の塗り替えにより綺麗な状態に仕上がりました。
ぼんやりとしてしまった外壁の色を、赤・オレンジ系統の色でトロピカル調に仕上げました。
土壁風の素材感を活かしつつ、パキッとした色合いで明るい印象になっています。
殺風景な印象の白い壁から、高級感のある黒を基調とした外壁になりました。
外壁の下半分はあえてムラのある石目に仕上げ、黒一色でもメリハリの効いた外観になっています。
個性を演出するツートンカラーを好む人におすすめです。
「外壁の色を変えてイメージを一新したい」という要望から、見事に変貌を遂げられたお宅です。
塗装前は新築から14年が経ち、外壁の色あせが目立ち始めていました。
耐用年数が比較的長いフッ素塗料で塗り替えられています。
ライトグレーの落ち着いた印象から、爽やかなブルーへと塗り替えられています。
日の差し方により全体がブルーに見えますが、実際にはブルーとグレーの組み合わせです。
個性がありながらも、悪目立ちしない仕上がりとなっています。
塗装前は全体的に柔らかい色合いでしたが、塗装後は全体のクリーム色とアクセントのベージュでメリハリのある色合いになっています。
ツヤ消し塗料を使うことで印象が落ち着き、外壁目地も目立たなくなりました。
ガイナは宇宙ロケットに使われる技術を応用した日射を効率よく反射できる、遮熱・断熱塗料です。
塗装することで、夏や冬の省エネ効果が期待できるでしょう。
今回の事例では、ブルーグレーの外壁をアイボリーに塗装し、全体的に明るくなっています。
オーデフレッシュは外壁用の水性塗料です。耐候性や耐久性に優れ、外壁の劣化や進行がしにくくなります。
また、塗装面に付着した汚れを雨で落としやすくする親水化技術が採用されているので、人気の塗料です。
今回の事例では、塗装前のグレー系統のツートンカラーの色合いをあまり変えてはいないものの、塗装してそれぞれの色がよりはっきりとし、綺麗になりました。
さっそく業者を探してみる
外壁の色は、さまざまな色を比較するなどして、慎重に決める必要があります。
色決め・カラーシミュレーションの際のポイントを解説していくので、ぜひ確認してみてください。
外壁塗装に利用する色は、どんなものがよいのでしょうか。
人気のある色や利用に注意が必要な色を、確認していきます。
汚れが目立たないのは、薄い色や淡い色などで、人気があるのは、グレーの外壁です。
逆に白や黒は汚れが目立つでしょう。
>> グレーの外壁のメリット・デメリットを紹介!満足度を高くするためのコツも解説
また、赤など濃い色は日焼けによって色あせしやすいので、注意が必要です。
外壁をツートンカラーにする場合には、「グレー」「アイボリー」「ブラウン」「ベージュ」の4色どれかを組み合わせることで、失敗のリスクを低くすることができます。
>> 外壁塗装の色の選び方や知識を徹底解説!塗料によっては、同系色でも色が異なる?
>> 色あせしやすい・しない外壁の色は?塗料の選び方も詳しく説明!
>> ツートンカラーのかっこいい外壁にするには?おすすめの2色の組み合わせや事例を紹介
どんなに好みの色でも、居住エリアの景観ガイドラインに反する色は選べません。
景観ガイドラインとは主に、街の景観を保つために国や自治体が定めた決まりのことをいいます。
例えば、ガイドライン上は「暖色系の低彩度」が基本だと定められていた場合、自宅の外壁を蛍光ブルー色にするのは難しいでしょう。
自分が住んでいる地区の景観ガイドラインは、インターネットで確認したり依頼する塗装業者へ聞いたりするのがおすすめです。
外壁の色だけでなく、塗料の種類にも注目しましょう。
>> 外壁塗装の際に使える塗料の種類は?工事の方法なども解説!
塗料の種類により、耐用年数や費用は異なります。
例えば、アクリル塗料は価格がお手頃です。
しかし耐用年数は5~7年程度と比較的短めになります。
外壁塗装は建物を保護するのが主な目的です。
日常的な雨や風から自宅を守るためにも、色と合わせて塗料の種類にもこだわってみてください。
外壁の色を決めたら、塗装前にサンプルボード実際の色味を確認できます。
サンプルボードとは、A4サイズ程度の板に実際の塗料を塗ったものです。
サンプルボードを自宅の外壁にあてると、塗装後のイメージがより浮かびやすくなるでしょう。
日が当たる場所や日影になる場所など、外壁のさまざまな場所にサンプルボードをあててみてください。
また、天気によって色の見え方が異なるため、晴れ・雨・曇りそれぞれの日に試すのがおすすめです。
外壁の色は、近くから見る場合と遠くから眺める場合で印象が変わります。
家族と協力しながら、サンプルボードで色を確かめてみるとよいでしょう。
前述した通り、シミュレーションでは基本的に、色見本帳より実際に近いイメージを確認することが可能です。
しかし、シミュレーションで見た通りの色にならない可能性は否定できません。
通常、カラーシミュレーションは専用ツールやソフトを使って、液晶画面越しに確認します。
ブラウザやモニターの種類によっては、色味が違って見えることがあるでしょう。
色選びの失敗を防ぐには、色だけでなく「こんな風にしたい」という雰囲気・イメージを施工業者と共有しておくことが重要です。
また、同じ外壁の色を使ったお宅を実際に見に行けないか、業者に相談するのもよいでしょう。
外壁の色を決める際は、塗装業者にアドバイスを求めることが大切です。
塗装業者はさまざまな家の外壁塗装を経験しています。
実際に色を塗ったときのイメージや、塗装後のお客さんの感想などを把握しているでしょう。
専門業者でない限り、外壁塗装を経験するのは多くても人生で数回程度です。
豊富な経験と知識を持つ業者の意見を聞いたうえで、外壁の色を検討するのがよいでしょう。
前述した通り、塗装業者の専用ツールでシミュレーションできる場合があるため、まずは業者に相談してみることをおすすめします。
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外壁の色は、建物の印象を左右する重要な要素です。
色見本帳だけで色を決めると、「思っていたのと違う」印象の外壁になることも考えられます。
カラーシミュレーションを行えば外壁に塗った際の色をイメージしやすくなるため、想像とのギャップが少なくなるでしょう。
また、景観ガイドラインを確認したり、サンプルボードを活用したりするのも外壁塗装で失敗を防ぐポイントです。
シミュレーションで理想の外壁の色を見つけましょう。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
色見本帳だけ見て外壁の色を決めるのは、よくないのでしょうか? |
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色見本帳だけで色を決めて外壁塗装してしまうと、想像している色と違う色になる可能性が高くなります。 |
外壁の色のシミュレーションができるアプリには、どんなものがありますか? |
無料ダウンロードが可能で、800色以上の登録があるi Color Paint(スズカファイン株式会社)などのアプリがあります。 |
シミュレーションで外壁の色を決めたとしても、想像と違う色になる可能性はありますか? |
想像と違う色になる可能性があるのは、否定できません。 |
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