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外壁塗装で起こるトラブルとは?予防策や業者選びの方法を紹介!

更新日:
外壁塗装で起こるトラブルとは?予防策や業者選びの方法を紹介!

「外壁塗装をしたいけれどできるだけトラブルは避けたい」「外壁塗装でトラブルに遭わないためにはどのような業者を選べばいいだろう」外壁の耐用年数が近づき、外壁塗装を検討している方の中にはこのようにお悩みの方も多いことでしょう。外壁塗装は費用だけでなく工期もかかり、大掛かりな作業となるためトラブルはできるだけ避けたいものです。また、トラブルを避けるためには、業者選びにも注意が必要です。この記事では、外壁塗装のトラブルについて予防策や業者選びの方法などを紹介します。

この記事の目次

  • 1 起こりやすい外壁塗装のトラブルとは
  • 2 外壁塗装のトラブルを予防する方法
  • 3 外壁塗装のトラブルを防ぐための業者選びの方法
  • 4 外壁塗装後のトラブルを相談できる公的機関
  • 5 まとめ:外壁塗装のトラブルを避けるためには業者選びに注意しよう!

この記事では以下の内容を解説します。

・外壁塗装で起こりやすいトラブル例
・トラブルの予防方法
・トラブルを防ぐための業者の選び方
・外壁塗装でトラブルが怒った際に連絡したい公的機関

トラブルの例や対策を知っておけば、安心して工事ができるでしょう。

起こりやすい外壁塗装のトラブルとは

起こりやすい外壁塗装のトラブルとは

外壁塗装では、以下のようなトラブルが起きやすいです。

・希望していた外壁の色と違う
・手抜き工事
・費用の追加請求
・ご近所トラブル

具体的にどのようなトラブルなのか、詳しく解説していきます。

>> 外壁塗装に適した4つの理由とタイミングを解説!

希望していた外壁の色と違う

希望していた外壁の色と違う

外壁塗装で一番多いトラブルは、塗装してみたら希望していた外壁の色と違ったということです。

外壁塗装が終了してみると、自分がイメージしていた外観ではなかった、色が思ったより明るかったということがあります。

>> 外壁塗装の色を選ぶときのコツ6選!
>> 風水的に取り入れるべき外壁の色とは?
>> 外壁塗装の失敗例は?事前に対策できることを解説

手抜き工事

手抜き工事

外壁塗装では、業者による手抜き工事もトラブルの1つです。
手抜き工事をされることで、以下のようなトラブルにつながります。

・塗装のムラ
・塗装の剥がれ

どうしてこのようなトラブルが起きるのか、それぞれ具体的に解説していきます。

塗装のムラ

手抜き工事による塗装のムラは、塗装回数が少ないとか、塗料の量が足りないことが原因で起きます。

外壁塗装の塗装回数は、「下塗り1回」「上塗り2回」の計3回が基本です。

しかし、上塗りを1回しかせず、十分な施工を行わないで塗装終了とする手抜き業者もいます。
塗装回数が不十分な場合、塗装のムラができてしまいます。

また、壁塗装では、上塗りで塗る塗料が外壁の耐久性を高め、外観を美しく見せてくれます。
しかし、下塗りがきちんと施工されていないと、上塗りの効果を発揮できません。

下塗りだから見えないだろうと塗料の量を少なくして塗装されると、上塗りの塗料が外壁と密着せず、色ムラを起こしてしまいます。

このように、規定の塗装回数や塗料の量が守られずに施工された場合、外壁の保護効果が不足して劣化が早まったり、塗装のムラを起こしたりします。

>> 外壁塗装の下塗り「シーラー塗装」とは?
>> 外壁塗装の上塗りの役割や種類、費用相場などを解説!

塗装の剥がれ

手抜き工事による塗装の剥がれは、塗装回数が少なかったり、下地処理がきちんと行われなかったりすることが原因です。

外壁は基本的に3回塗装する必要がありますが、2回しか塗らなかった場合、外壁の耐久性が落ちて数年もせずに剥がれてしまうおそれがあります。

また、壁塗装を行う際には、塗料が外壁とよく密着するよう、下地処理が必要です。
下地処理には、以下の3つの工程があります。

・高圧洗浄
・ひび割れなどの補修作業
・サビなどを落とすケレン作業

下地処理を十分に行わないと、塗料が外壁と密着せず、剥がれを起こしてしまいます。
外壁の塗装回数が十分でなかったり、下地処理が甘かったりすると塗装の剥がれの原因となるでしょう。

>> 外壁塗装の下地処理のポイントは?失敗しないための業者の選び方も解説

ただし、外壁の素材や塗料によっては塗装回数が2回でも可能な場合があります。
住宅の外壁素材や、使用する塗料について業者によく確認しておきましょう。

>> 外壁のひび(クラック)補修の手順・費用相場・基礎知識を解説!
>> 外壁のケレン作業の必要性や費用を紹介!
>> 不適切な下地処理が原因でできるピンホールとは?ピンホールによるトラブルも解説!

費用の追加請求

費用の追加請求

外壁塗装の施工中や施工後に、見積書にはなかった費用の追加請求をされるというトラブルが起きることがあります。
たとえば、見積もり時には気付かなかった破損箇所の補修や、塗料が足りなくなったため追加費用を請求されるなどです。

また、契約して工事をはじめた後に問題が発生して別途費用がかかると言われたり、悪徳業者による詐欺も起きたりしています。
工事中に追加費用がかかること自体は問題ありませんが、説明が不十分だったり、工事前に追加費用についての説明がなかったりする業者は避けたほうがよいでしょう。

ご近所トラブル

外壁塗装では、以下のようなご近所トラブルが起きる場合があります。

・騒音
・塗料の飛沫
・臭い

それぞれのご近所トラブルについて、詳しく解説していきます。

騒音

外壁塗装の作業中は、道具を運んだり足場設置を設置したりで騒音が発生し、ご近所から苦情が出る場合があります。

特に足場の設置時は金属音や作業音が常時聞こえることもあるため、注意が必要です。

塗料の飛沫

外壁塗装の際には、業者が十分に注意していても、塗料が飛んで近隣住宅の壁などを汚してしまうことがあります。

近隣住宅の壁や車を塗料で汚した場合には、ご近所トラブルとなるだけでなく賠償責任問題となります。
外壁塗装をする前に、トラブル時の対応について業者と相談しておきましょう。

臭い

外壁塗装では、塗料の臭いによるご近所からの苦情も多いです。
大量の塗料を使うことになるため、人によっては気持ち悪くなったり、臭いが気になったりして窓が開けられないという問題が起きます。

>> 外壁塗装時の臭いは、どのように対処する?対策を徹底解説!

外壁塗装のトラブルを予防する方法

外壁塗装のトラブルを予防する方法

外壁塗装で起こりやすい、以下の4つのトラブルを予防する方法をご紹介します。

・希望していた外壁の色と違う
・手抜き工事
・費用の追加請求
・ご近所トラブル

それぞれの予防法を具体的に解説していきましょう。

希望していた外壁の色と違う

希望していた外壁の色と違う

塗装の後に希望していた外壁の色と違ったという事態を避けるためには、色見本だけでなく実際に塗った色を確認することです。
色見本とは、塗装の前に色を決めるための見本を指します。

色見本を確認しただけでは、実際に塗装したときの色が思っていたものと異なる場合があります。

業者によってはパソコンを使って実際に外壁塗装した際のイメージ映像を見せてくれることもあるので、自分の希望に合った色かをよくチェックしてください、

また、塗料は建物などの広い範囲に塗装すると色見本よりやや明るく見えてしまうので、業者と相談して色を決めるようにしましょう。

「希望の色はこの色だが、色見本の通りに指定してもいいのか」とか「少し暗めの色を選ぶべきか」を尋ねてみてください。

手抜き工事

手抜き工事

外壁塗装での手抜き工事を予防するためには、工期や工程を確認することが重要です。

外壁塗装は足場の設置や養生などを含めて2週間ほどかかります。
工期があまりにも短い場合には手抜き工事を疑いましょう。

また、下地処理はどのように行われるか、塗装回数は何回かなどを工程内容にて確認しておくようにしましょう。

ただし、住宅の大きさや塗装箇所によって工期や工程内容は変わってくるので、疑問に思う部分は業者によく確認することをおすすめします。

>> 外壁塗装の期間や日程について解説!

費用の追加請求

費用の追加請求

不当な費用の追加請求を予防する対策は、見積もりの段階で追加費用が発生しないかを確認しておくことです。


外壁塗装の見積もりが出される前に、外壁の状態を確認する現地調査が行われます。
現地調査の際は業者にすべて任せるのではなく、一緒に立ち会い、外壁の状態を自分の目でも確認しておきましょう。

このときに、外壁の破損箇所をチェックしておくと安心です。
施工開始後に、「新たな外壁トラブルを見つけたから費用の追加請求がある」と業者に言われても、そのような破損はなかったと伝えられます。

費用の追加請求を防ぐためには、外壁の状態を自分でも確認し、見積もり時に追加工事が発生する可能性があるかを確認することが大切です。

>> 外壁塗装の見積書を見るときの注意点!

ご近所トラブル

ご近所トラブル

ご近所トラブルを予防する対策は、施工開始前にあいさつ回りをすることです。

業者によっては、足場を設置後に近隣の住宅にあいさつ回りをするケースがあります。足場設置の際も騒音が出ます。
そのため、外壁塗装の施工が開始される前に、騒音が発生する可能性があることをご近所に伝えておきましょう。

外壁塗装による騒音やにおいは、思っているよりも広範囲に広がります。
特に住宅密集エリアでは、3軒先の住宅まであいさつ回りをしておくことをおすすめします。

塗料のにおいは完全に防ぐことは難しいです。

しかし、塗料選びの際に、においが強くないタイプのものを選ぶだけで対策が可能です。
あいさつ回りの際に、ご近所にマスクを配るなどの配慮をするのもよいでしょう。

また、塗料の飛沫によるご近所トラブルを防ぐためには、近隣住宅の壁や車などもしっかりと養生してください。

あいさつ回りの際に事情を説明し、塗装をする際には養生シートを張らせてもらうようにしましょう。

外壁塗装のトラブルを防ぐための業者選びの方法

外壁塗装のトラブルを防ぐための業者選びの方法

外壁塗装のトラブルを防ぐ業者選びには5つの方法があります。

 ・営業担当者が親身になってくれる
 ・資格を保有している
 ・実績を確認させてくれる
 ・保証がある
 ・相見積もりする

それぞれの方法について、具体的にどのようなポイントをチェックするべきか解説していきましょう。

営業担当者が親身になって相談にのってくれる

営業担当者が親身になって相談にのってくれる

外壁塗装の相談を行った際、営業担当者が親身になって相談にのってくれる会社は信頼できると言えます。

営業担当者が親身になってくれる会社は、社員教育がしっかりと行われています。
質の高い工事が期待できるでしょう。

反対に、営業担当者の対応が悪い場合には、手抜き工事をされる可能性があるため依頼は避けましょう。

>> 塗装屋の職人ってどんな人?マナーはあるか事前にチェック!

資格を保有している

資格を保有している

外壁塗装は資格や免許がなくても開業できるため、資格を保有している会社は安心して任せられる業者と言えます。
塗装業者が保有していると安心できる資格には、以下のようなものがあります。

・1級塗装技能士
・外装劣化診断士
・外壁塗装マイスター
・雨漏り診断士
・足場の組立て等作業主任者
・戸建住宅劣化診断士

「1級塗装技能士」とは、国家資格のひとつで、学科試験と実技試験にて合格しなければ取得できません。
そのため、1級塗装技能士を保有している会社は高い塗装能力と塗装に関する知識を持っていると言えます。

「外装劣化診断士」とは、屋根や外壁についての基礎知識を持ち、劣化状況を診断するための資格です。

劣化状況を確認したら、補修についてのアドバイスも行います。

「外壁塗装マイスター」とは、屋根や外壁の塗装に関する基礎知識を持ち、塗装に関して信頼できるアドバイスを行うための資格です。

「雨漏り診断士」とは、屋根や外壁からの雨漏りの状況を診断するための基礎知識を保有していることを証明する資格です。
雨漏りの調査や、お客様へのアドバイスも行います。

「足場の組立て等作業主任者」とは、足場の組立てや解体の際に安全に作業できるよう指導・管理する役割である主任者になるための資格です。

「戸建住宅劣化診断士」とは、建物の劣化状態を診断したり、状態を改善したりするためのアドバイスができる基本知識を有すると認められた資格です。

外壁塗装に関する資格を保有しているということは、技術磨きに尽力している業者ということで信頼できます。

>> 塗装業者が保有していると安心な資格は?ポイントをチェック!

実績を確認させてくれる

実績を確認させてくれる

これまでに行った塗装実績を確認させてくれる業者は、腕も確かで信頼できると言えます。

一方で、実績を確認させてくれない業者の場合、塗装の施工実績が少ない、またはトラブルが多い可能性がありますので注意しておきましょう。

保証がある

保証がある

外壁塗装の工事に対して保証がある業者は優良と言えます。
外壁塗装は施工直後だと不具合が分かりにくいです。

保証があれば、後でトラブルが発生してもしっかりと対応してもらえるため安心です。

ただし、外壁に不具合が起きても、不具合の内容が免責事項に該当すると対応してもらえません。

保証がある業者でも「保証期間」や「保証内容」をしっかりと確認しておきましょう。

>> 外壁塗装で受けられる保証の内容とは?詳しく解説!

相見積もりする

相見積もりする

外壁塗装を業者に依頼する際には、相見積もりして複数社と比較し、優良な業者を選ぶようにしましょう

相見積もりとは、同じ条件で複数の業者に見積もりを依頼することです。
相見積もりすることで工事費用の相場を知ることができ、悪徳業者の詐欺にあう確率を下げられます。

>> 外壁塗装の費用相場は?単価や適正価格を紹介!

相見積もりをする際には、以下の3つのポイントに注意しておきましょう。

・大幅な値下げをしていないか?
・不要な作業工程はないか?
・追加で費用請求はされないか?

それぞれのポイントについて、具体的に解説していきます。

大幅な値下げをしていないか?

相見積もりで大幅な値下げをしている業者は、手抜き工事をする可能性があるため注意しましょう。

他社と比べて大幅な値下げをしている業者は、材料費や人件費をケチっている場合があります。

そのため、不具合が起こり、施工完了後に費用を自己負担する再工事が必要となることもあります。

不要な作業工程はないか?

見積もり書には工程も記載されているので、不要な作業がないか確認し、不当な費用請求をされないよう気をつけましょう。

作業工程が不要かどうかを見分けるには、外壁塗装の工事の流れを知っておかなくてはいけません。

外壁塗装の工事の流れは以下の通りです。

1.足場設置
2.高圧洗浄
3.下地処理
4.養生
5.塗装(下塗り1回+上塗り2回)
6.足場解体・掃除

外壁塗装の基本の流れ以外の作業が記載されている場合には、どうしてこの工程が必要なのかを確認しましょう。

ただし、外壁の表面積や業者によって工程は異なるため、必ず上記の流れ通りに作業をするわけではないことも覚えておいてください。

>> 外壁塗装の期間や工程について解説!

追加で費用請求はされないか?

見積もりを出してもらったときには、見積書に記載されている費用に加えて後から請求されないかを確認しておきましょう。

もし追加費用が発生するのであれば、どのような場合に起こるかも確認して、納得したうえで契約するようにしてください。

>> 外壁塗装の業者選びで失敗しないためには?

外壁塗装後のトラブルを相談できる公的機関

外壁塗装後のトラブルを相談できる公的機関

外壁塗装後のトラブルにきちんと業者が対応してくれない、保証が受けられないという場合には、公的機関に相談できます。
外壁塗装のトラブルを相談できる公的機関は、以下の2つです。

・国民生活センター
・住宅リフォーム・紛争処理支援センター

それぞれどのような機関なのか具体的に解説していきます。

国民生活センター

独立行政法人「国民生活センター」は消費者庁が管轄しており、外壁塗装などのリフォームだけでなく消費に関するトラブルを解決してくれる機関です。

住宅トラブルの専門窓口ではないため、リフォームについての相談は難しい場合もありますが、契約内容に関する相談はしっかりと受けられます。

住宅リフォーム・紛争処理支援センター

公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」は、国土交通大臣から指定を受けた、住宅に関する専門窓口となる機関です。
弁護士や建築士が在籍しているため、専門的な観点からトラブルを解決してくれます。

外壁塗装のトラブルだけでなく、見積書に問題はないか、リフォームや住宅購入に関する相談も受けられます。
外壁塗装のトラブルを相談できる公的機関の情報を一覧でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

機関名

電話番号

営業時間

相談内容

国民生活センター

188

各地域の消費生活センターに準ずる

消費に関すること

住宅センター・
紛争処理支援センター

0570-016-100

10:00〜17:00
(土日休み)

住宅に関すること

まとめ:外壁塗装のトラブルを避けるためには業者選びに注意しよう!

まとめ:外壁塗装のトラブルを避けるためには業者選びに注意しよう!

今回の内容を簡単にまとめておきましょう。

外壁塗装で起きやすいトラブルは何ですか?

希望していた外壁の色と違う、手抜き工事、費用の追加請求、ご近所トラブルが起きやすいです。

外壁塗装のトラブルを予防する方法は何ですか?

希望していた外壁色と違うトラブルは色見本だけでなく実際に塗った色を確認する等、手抜き工事は工程や工期を確認する等、費用の追加請求は見積もり段階で追加費用の発生有無の確認をする等、ご近所トラブルは施工開始前に挨拶まわりをする等があげられます。

外壁塗装のトラブルを防ぐ業者選びは、どういった方法がよいのでしょうか?

営業担当者が親身になって相談にのってくれる・資格を保有している・実績を確認させてくれる・保証がある業者を選ぶ、相見積もりする、といった方法があります。

外壁塗装にはトラブルが起こる可能性がありますが、優良な業者を選ぶことで回避できます。
大切な住宅の外壁塗装だからこそ、トラブルなく安心して依頼したいものです。
また、万が一トラブルが起きたときのためにも、見積書や作業工程の書類はきちんと保管しておき、作業経過も自分の目でチェックしておくようにしましょう。

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