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光触媒塗料には思わぬ欠点も!メリットだけでなく見逃されがちなデメリットも解説

「光触媒塗料は汚れにくいと聞くけれど、おすすめの塗料なの?」「そもそも光触媒塗料ってどんな特徴があるのだろうか?」塗装工事をするのなら、塗り直しが少なくて済むように長持ちする塗料を選びたいと思うでしょう。汚れにくい塗料や耐久性のある材料を調べているうちに、光触媒塗料を知る方も多いはずです。光触媒塗料には他の塗料にないメリットがあります。ただ、後悔しないようにデメリットを知っておくことも大切です。この記事を読めば、あなたの自宅が光触媒塗料に適しているか判断できるようになるでしょう。

この記事の目次

  • 1光触媒塗料とは?
  • 2光触媒塗料のメリット
  • 3光触媒塗料のデメリット
  • 4光触媒塗料の塗装単価と工事総額
  • 5代表的な光触媒塗料の例
  • 6光触媒塗料による塗装を成功させるコツ
  • 7光触媒塗料でメンテナンス頻度を減らそう!

光触媒塗料とは?

光触媒塗料とは?
光触媒塗料は、太陽の光に反応して汚れを分解するセルフクリーニング効果を持っています

分解された汚れは雨水によって洗い流されるため、自分で壁面を洗う手間が省けます。

セルフクリーニング効果を発揮するのは塗料に含まれる酸化チタンという物質です。
酸化チタンは紫外線に反応し、活性酸素を発生させます。

活性酸素は空気中の大気汚染物質を分解する働きがあるため、壁面に汚れが蓄積しにくくなるという仕組みです。

酸化チタンという名称に聞き馴染みがなく、人体に悪影響はないのだろうかと心配になる方もいるでしょう。

しかし、酸化チタンはファンデーションや化粧品などにも含まれる物質です。
肌に付着しても無害で安心できる物質といえるでしょう。

光触媒塗料のメリット

光触媒塗料のメリット
光触媒塗料が持つメリットは以下の3つです。

・防汚性能が高い
・耐久性が高い
・空気清浄効果がある

それぞれ詳しく解説します。

防汚性能が高い

外壁は常に外の空気にさらされており、雨や風で汚れやすい場所といえます。
しかし、光触媒塗料にはセルフクリーニング効果があるため、ある程度の汚れなら自動的に落としてくれます

特に広い道に面した家では、光触媒塗料が大きな効果を発揮します。
なぜなら広い道路に面した家の前は車通りが多く、排気ガスなどの汚れが付着しやすい場所といえるからです。

汚れを防ぐ以外にも、光触媒塗料には除菌効果・防カビ効果が期待できます。

耐久性が高い

家の外壁を自分で定期的に掃除するのは現実的ではありません。
ただ、蓄積した汚れは少しずつですが確実に塗装の劣化を進めています。

光触媒塗料なら、セルフクリーニング効果のおかげで自動的に汚れを落としてくれます。
汚れが減ると劣化速度も遅くなるため、結果的に耐久性向上につながるのです。
そのため、光触媒塗料は塗り直しなどのメンテナンスが少なくて済みます。

光触媒塗料の耐久性能は15〜20年程度とされています。
ただ、光触媒塗料はまだまだ歴史の浅い塗料で実証結果も多くありません。

メーカーの公表している耐久年数ほど長持ちしない恐れがあることは頭の片隅に入れておきましょう。

空気清浄効果がある

光触媒塗料には空気清浄作用もあります。
家の周りの空気がキレイになるため、環境にも良い塗料だといえるでしょう。

光触媒塗料「ハイドロテクトカラーコート」を戸建住宅に塗装した場合、テニスコート4面分の緑化と同じ程度の空気清浄効果があるとされています。

光触媒塗料について
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光触媒塗料のデメリット

光触媒塗料のデメリット
光触媒塗料には他の塗料にないメリットがあります。
しかし、良いことばかりではありません。
どのようなデメリットがあるかも押さえておきましょう。

光触媒塗料のデメリットは以下の6つです。

1.初期費用が高くなる
2.色のバリエーションが少ない
3.光触媒塗料の効果が発揮されない場合もある
4.塗膜がひび割れしやすい
5.落とせない汚れもある
6.屋根用の光触媒塗料がない

デメリットについても考慮した上で、採用するべきか検討してみましょう。

初期費用が高くなる

光触媒塗料は他の塗料に比べて初期費用が高くなる傾向にあります。
耐用年数が伸びるため、長期的に考えると得になることも多いでしょう。
とはいえ、初期費用が高いと心理的なハードルも高くなってしまいます。

色のバリエーションが少ない

光触媒塗料は他の塗料に比べて色のバリエーションが少なくなります
なぜなら、セルフクリーニング効果を発揮する酸化チタンの色が白だからです。

光触媒塗料を採用したいなら濃い色はあまり選べません。
せっかく気に入った色があっても、その色に対応した光触媒塗料が見つからないこともあるでしょう。

光触媒塗料の効果が発揮されない場合もある

セルフクリーニング効果は太陽光と雨に当たる場所で発揮されます。
つまり、太陽光や雨に当たらない場所では汚れを落とすことができません

また、太陽によく当たる場所がある一方で、全然当たらない場所があると汚れが余計に目立ってしまう恐れもあります。

塗膜がひび割れしやすい

外壁に塗った塗料が乾燥すると、塗膜と呼ばれる膜を形成します。
光触媒塗料は塗膜が固くなりやすい傾向にあるため、シーリングの収縮によってひび割れる恐れがあるのです。

ちなみに、シーリングとは壁面の継ぎ目に注入される弾力性を持つ建材のことです。
お風呂やキッチンで見かけるゴムパッキンと同じものと考えてください。

落とせない汚れもある

光触媒塗料ならどんな汚れでも落とせる、というわけではありません
あくまで汚れにくいだけであり、決して汚れないわけではないのです。

たとえば鳥のフンなど、大きな汚れはセルフクリーニング効果でも落としきれません。
また、サビや土埃といった無機質な汚れはそもそもセルフクリーニング効果の対象外です。

「光触媒塗料なら外壁が汚れない!」といった大げさなセールストークには用心する必要があります。

屋根用の光触媒塗料がない

太陽光や雨が当たるところに適している光触媒塗料は、屋根の塗装にピッタリだと思うでしょう。

しかし、屋根用の光触媒塗料は販売されていません
外壁に光触媒塗料を使うにしても、屋根の塗料とは分けて考えなければいけないのです。

外壁の塗料と屋根の塗料を分けると、それぞれの耐久年数の違いによってメンテナンス時期にズレが生じます。
塗装工事を別々に行えば、二度手間になって費用総額が高くなってしまうでしょう。

メンテナンスの二度手間を避けるためには、屋根の塗装にもグレードの高い長持ちする塗料を選ぶ必要があります。
光触媒塗料のメリット光触媒塗料のデメリット
・防汚性能が高い
・耐久性が高い
・空気清浄効果がある
・初期費用が高くなる
・色のバリエーションが少ない
・光触媒塗料の効果が発揮されない場合もある
・塗膜がひび割れしやすい
・落とせない汚れもある
・屋根用の光触媒塗料がない
隣の家との間隔が近い、山に囲まれているといった家に光触媒塗料はおすすめできません。
また、外壁に濃い色を採用したいと思っている場合も不向きといえます。

しかし、デメリットを十分理解しているなら光触媒塗料を選ぶのは良い選択です。
初期費用の高さを受け入れられるのであれば、長期的には得になる可能性も高いといえます。

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光触媒塗料の塗装単価と工事総額

光触媒塗料の塗装単価と工事総額
光触媒塗料の塗装単価は1平方メートルあたり3,500円前後です。
1坪あたりで考えると25,000円前後になるでしょう。
足場設置の費用も含めると、工事総額は30坪で75万円程度になります。

光触媒塗料での塗装は、他の塗料を使う場合に比べて1.5〜2倍程度の費用がかかります。
少しでも得になるように家のメンテナンスをしたいなら、外壁塗装以外の工事も一緒に依頼すると足場を使い回せるため安く済みます。

光触媒塗料について
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代表的な光触媒塗料の例

代表的な光触媒塗料の例
単に光触媒塗料といっても、販売されている光触媒塗料の種類はさまざまです。
そこで、代表的な光触媒塗料を3つ紹介します。

1.TOTO「ハイドロテクトコート」
2.日本特殊塗料「エヌティオ」
3.ピアレックス「ピュアコート水性」

それぞれ詳しく解説します。

TOTO「ハイドロテクトコート」

ハイドロテクトコートはTOTOエクセラ株式会社が販売していた光触媒塗料です。
光触媒塗料の先駆けとなった商品ですが、現在は販売中止となっています。
費用は1平方メートルあたり2,500〜5,000円ほどです。

日本特殊塗料「エヌティオ」

エヌティオは日本特殊塗料株式会社が販売している光触媒塗料です。
汚れを防ぐだけでなく、抗菌・脱臭効果も備えています

施工できる業者がメーカーによって指定されているのも特徴です。
費用は1平方メートルあたり4,000円前後です。

ピアレックス「ピュアコート水性」

ピュアコート水性は株式会社ピアレックス・テクノロジーズが販売している光触媒塗料です。

汚れ・色あせに強く、長持ちするという特徴を持っています。
費用は1平方メートルあたり3,000円ほどです。

光触媒塗料による塗装を成功させるコツ

光触媒塗料による塗装を成功させるコツ
光触媒塗料は良くも悪くも個性的な塗料です。
あまり理解せずに施工すると、こんなはずではなかったと後悔することもあるでしょう。

光触媒塗料による塗装を成功させるコツは以下の3つです。

1.相見積もりを取る
2.業者の言うことを鵜呑みにしない
3.確かな実績のある業者を選ぶ

ここで挙げるポイントをしっかり押さえ、慎重に計画を進めていきましょう。

相見積もりを取る

光触媒塗料は他の塗料と比べてどうしても費用が高くなります。
しかし、業者の提示する価格が相場に見合った価格かは別問題です。
適正な価格で対応してもらうためには相見積もりを取るのがおすすめです。

相見積もりとは複数の業者に見積もりを依頼することです。
見積書を見比べ、極端に高すぎる業者、安すぎる業者は避けましょう。

業者の言うことを鵜呑みにしない

中にはデメリットを説明せず、メリットばかり強調する業者もいるようです。
大げさな説明を真に受ければ後悔につながるでしょう。
いい加減な業者は訪問販売に多く、トラブルに発展する事例もあります。

塗装工事では専門的な知識が必要になるため、ある程度業者に任せる部分があるのは仕方ありません。
ただ、できる限り自分でも情報を集めておくと失敗のリスクを減らせます。

確かな実績のある業者を選ぶ

光触媒塗料は他の塗料とは施工方法が少し違います。
普通の塗り方では十分な効果が発揮されないため、業者によって仕上がりに差が出てしまうのです。

依頼の際には、できるだけ光触媒塗料に詳しい業者を探しましょう。

そもそも光触媒塗料の種類によってはメーカーが施工業者を指定している場合もあり、それだけ施工が難しい塗料といえます。

業者が光触媒塗料に詳しいか調べるには、過去の実績について質問してみると良いでしょう。

光触媒塗料でメンテナンス頻度を減らそう!

光触媒塗料でメンテナンス頻度を減らそう!
光触媒塗料にはセルフクリーニング効果という他の塗料にはないメリットがあります。
耐久性が高く、塗り直しなどのメンテナンスも少なくて済みます。

ただし、初期費用が高い、色のバリエーションが少ないといったデメリットもあることは覚えておきましょう。
メリットを大げさに伝える業者もいるため、慎重になる必要もあります。

光触媒塗料を採用するなら、デメリットも十分理解した上で依頼しましょう。
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