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住宅のアルミ部分は、専用の下塗り塗料を使用すれば、塗装自体は可能です。 しかし、塗装に関する知識や技術力が必要となるため、アルミ塗装はDIYで行うのを避け、職人に依頼する方が賢明です。 職人に塗装を依頼する場合の費用相場は、アルミ外壁の塗装が60〜100万円(30坪)、サッシの塗装は2〜5万円/箇所となっています。 本記事ではアルミ塗装の費用相場や耐用年数、アルミの劣化症状などについて解説します。
塗料は鉄と木以外の材料には密着しにくい性質があり、アルミは表面が滑らかなため、塗装をしてもすぐ剥がれてしまいます。
しかし、近年では塗装技術の向上によって、アルミ素材への塗装自体は可能になりました。
塗装前に、サンドペーパーによる下処理と、塗料を密着させる専用の下塗り材を使うことで、アルミに塗装ができるようになります。
アルミ塗装自体は可能であるものの、これらをDIYで行うことは、推奨していません。
なぜなら、アルミの塗装は下処理や専用の下塗り材など、知識が必要な塗装であり、塗装の出来によって塗膜が短期間で剥がれてしまいやすいからです。
例えば、業者に依頼すると15年もつ塗料が、DIYで塗装をすると1年で剥がれるおそれがあります。
DIYで失敗してすぐに再塗装となったら、業者に依頼するよりも費用が高くなるでしょう。
このように、DIYで行うデメリットが大きいため、アルミへの塗装はDIYではなく、はじめから塗装業者に依頼する方が賢明です。
アルミ素材のサッシや手すりなどの建材には、製造時に腐食しずらいよう表面に特殊な加工がされています。
そのため、塗装の手順も正しく行う必要があるので、劣化箇所の塗装をする際は事前に素材を確認しておきましょう。
もしご自身でわからないときは、失敗を避けるためにも一度塗、装業者に相談し確認してもらうことをおすすめします。
おすすめの業者をご紹介
アルミを塗装した場合の費用と耐用年数は、業者とDIYに依頼した場合で大きく異なります。
DIYでの塗装自体は推奨していませんが、参考までに、それぞれの費用相場と耐用年数をご紹介します。
業者に依頼した場合は、費用相場の目安は次の通りです。
主に道具代と塗料代、人件費がかかります。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
アルミ外壁の塗装 | 60~100万円(30坪) |
サッシの塗装 | 2〜5万円/箇所 |
塗料別の施工単価・耐用年数の目安は次の通りです。
塗料の種類 | 施工単価 | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 1,000~1,800円/㎡ | 3~8年 |
ウレタン塗料 | 1,500~2,500円/㎡ | 5〜10年 |
シリコン塗料 | 1,800~3,500円/㎡ | 7〜15年 |
フッ素塗料 | 3,000~5,000円/㎡ | 12〜20年 |
職人が塗料の性能を最高まで引き出してくれるため、耐用年数は塗料のグレードで決まります。
DIYする場合の費用相場の目安は、次の通りです。
主に、道具代と塗料代がかかります。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
アルミ外壁の塗装 | 50~60万円(30坪) |
サッシの塗装 | 1〜3万円/箇所 |
塗装の耐用年数は1〜10年程度で、塗る人の技術力と塗料のグレードによって、耐用年数は変動します。
また、外壁は足場を設置しないと安定した作業ができません。
危険が伴う高所作業でもあるので、業者に依頼した方がよいでしょう。
築年数が経過した住宅は、外壁の内部が劣化しているおそれがあります。
建材の劣化状況によっては、塗装だけでは対応できないため、そのほかの工法を検討した方がよいでしょう。
塗装以外の工法の費用相場は次の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
130〜220万円(30坪) | |
180~260万円(30坪) | |
サッシ枠のみの交換費用 | 3~5万円/箇所 |
(ガラスを含む) | 5~35万円/箇所 |
現在使用している建具・建材の劣化状況によって必要な工事が異なります。
リフォーム費用や耐用年数を比較しながら検討するとよいでしょう。
外装リフォームに詳しい業者に相談すれば、お住まいの状況に合った適切な工事を提案してくれるでしょう。
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アルミ素材の劣化が見られたときが、塗装の合図です。
症状別の特徴を次の表にまとめました。
症状 | 特徴 |
---|---|
塗膜の剥がれ | 既に塗装している塗膜が劣化し、剥がれている状態。 |
チョーキング | 指で触れると白い粉末がつく状態。 |
表面が白くなる | 表面がサビて白い斑点ができた状態。 |
上記のいずれかの症状が見られた場合は、専門の業者による調査を依頼するとよいでしょう。
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アルミを塗装する基本的な手順とそれぞれの工程について解説していきます。
下地処理は、アルミ素材の塗装において重要な工程です。
ケレン作業とも呼ばれ、サンドペーパーを使って下地の汚れ・サビ・剥がれた塗膜を落とします。
>> 外壁塗装の際に、ケレン作業は必要?費用についても徹底解説!
塗装する際、表面がツルツルだと、塗料が密着する面積が少ないため剥がれやすいです。
このケレン作業によって目に見えないほどの細かいギザギザを作ることで、塗料が密着する面積が増え、塗料が付着しやすくなります。
下地処理を行った後は下塗りとして、プライマーを塗ります。
>> プライマー塗装がおすすめされる理由は?種類なども解説!
プライマーは、アルミ素材に塗料を密着させる透明な下塗り材です。
アルミ用の下塗り塗料の例として、次のようなものがあります。
基本的に業者が指定してくれますが、選べる場合は大手メーカーが販売している上記などを使えば安心でしょう。
下塗りを行うことで、アルミ素材への塗装はすぐに剥がれてしまわないように処理します。
下塗りを乾燥させたら、同じ塗料を2回塗る「仕上げ塗装(中塗り・上塗り)」を行います。
塗料は1回に塗れる厚さが決まっているため、1回だけだと十分な厚さを確保できません。
厚みがない塗装は耐久性が低下するため、2回塗ることになっているのです。
逆に決まっている厚さを超えて塗ると、塗膜に穴があくといった問題が起こり、本来の耐久性を発揮できなくなります。
2回塗り終わったら、塗料が乾くのを待ちます。
アルミ塗装はDIYより専門の業者に依頼する方が確実です。
アルミ塗装を行う専門の業者の選び方についてお伝えします。
アルミ素材に限りませんが、塗装工事をする業者は相見積もりで選びましょう。
相見積もりとは、同じ条件で2社以上の業者に見積もりを出してもらう手法です。
相見積もりをすると費用や工程が比較できるため、より優れた塗装会社を見つけやすくなります。
塗装工事は、ハウスメーカーや工務店よりも自社施工をしている塗装専門会社に依頼することをおすすめします。
なぜなら、自社で工事をしている専門業者に直接依頼すれば「コスト削減」や「品質管理がしやすい」などのメリットがあるためです。
例えば、下請け業者に依頼する際の中間マージンがかからないため、同じ工事品質でも費用を2〜5割ほど節約できます。
また、工事の品質や工期の管理がしやすく、職人との距離が近いため、塗装時の要望を反映しやすいといった利点もあるのです。
なお、ホームページにスタッフ紹介として職人の顔写真を掲載している場合は、自社で施工をしている可能性が高くなるため、一度確認してみるとよいでしょう。
おすすめの業者をご紹介
アルミ素材の塗装は、専用の下塗り材を使えば可能です。
しかし、下地処理を徹底して適切な塗装をしなければすぐに剥がれてしまうため、DIYすることはおすすめしません。
また、アルミ素材の建材の劣化具合によっては、塗装よりも新しいものに交換した方がよい場合もあります。
業者を探す場合は相見積もりをして、実績が豊富で無駄な工事をしない自社施工の会社を選ぶと費用を安くできるでしょう。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
住宅の外装がアルミ素材でも塗装は可能ですか? |
---|
適切な下処理を行い、専用の下塗り塗料を使えばアルミにも塗装が可能です。 詳しくは「アルミ素材は塗装可能」の章をご確認ください。 |
アルミ塗装をした場合の費用について教えてください。 |
業者に依頼した場合は、サッシだと1箇所あたり2〜5万円程度です。 一方、DIYする場合の費用相場は、サッシだと1箇所あたり1〜3万円程度です。 詳しくは「アルミ塗装をした場合の費用と耐用年数」の章からご確認いただけます。 |
アルミ塗装はDIYではダメですか? |
下地処理を徹底して適切な塗装をしなければすぐに剥がれてしまうため、DIYすることはおすすめしません。 アルミ塗装を行う場合は、専門の業者に相談するようにしましょう。 |
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