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「外壁の張り替え費用っていくらなの?」「張り替え費用を安くしたい」こういった悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、外壁の張り替えにかかる費用相場や、工事費を安くする方法などを紹介します。具体的には以下の内容を解説します。外壁の張り替え費用の相場を知って工事費を安くできれば、他の工事にお金を使って住宅をより快適にできるでしょう。
外壁の張り替え費用の目安は30坪で180〜260万円です。
工事の内訳は以下のようになります。
※以下はモルタルからサイディングへの張り替えを想定
工程 | 価格 |
---|---|
足場の設置 | 20万円 |
養生作業 | 10万円 |
既存外壁の撤去 | 20万円 |
防水シートの設置 | 5万円 |
胴縁張り(骨組み) | 19万円 |
土台の水切り設置 | 5万円 |
サイディング材料費 | 56万円 |
張り替え作業 | 33万円 |
シーリング補修 | 27万円 |
諸経費(業者によって変動) | 25万円 |
付帯部塗装を追加する場合 | 5〜15万円 |
足場は外壁の張り替えに必須で、安全性の確保と作業の効率アップに役立ちます。
養生作業とは、周囲が汚れないようシートなどで保護する作業です
外壁の張り替えをする場合は既存の外壁を撤去する作業も必要です。
外壁を撤去したら内部に取り付けられた防水シートを設置します。
防水シートがないと結露やカビの発生リスクが高まるでしょう。
胴縁張りはサイディングを設置するための骨組みづくりです。
水切りとは、土台部分に雨が侵入するのを防ぐための機能となります。
もっとも費用がかかるのがサイディングの材料と張り替え費用です。
使う材料によって価格は大きく変動します。
サイディングの目地にはシーリングを充填します。
シーリングとは、サイディング同士の衝撃を和らげたり隙間への雨水の侵入を防いだりする外装材です。
諸経費は、事務手数料や交通費、業者の利益などです。
総工事費の5〜15%程度の金額が目安となります。
付帯部とは外壁の主な面を除く細部のことです。
雨樋や破風、軒天などが該当します。
さっそく業者を探してみる
外壁の張り替え費用を安くするためには、お金がかかる要素を把握しなくてはいけません。
費用に影響を与える要素は主に4つあります。
1.外壁材の種類
2.外壁の面積
3.外壁の劣化状況
4.依頼する業者の工事手段
詳しく見ていきましょう。
工事をする外壁の材質によって費用は変わります。
既存の外壁がサイディングではなくモルタルの場合は、下地処理に手間がかかるため費用が高額となるでしょう。
新しく張り替える材質は窯業系サイディングや金属系サイディングにすると材料費が安くなるでしょう。
木質系サイディングや樹脂系サイディングの場合は材料費や人件費が高くなります。
>> 窯業系サイディングの特徴・費用相場などについて解説!
>> 金属系サイディングのメリット・デメリットは?塗装の手順や費用なども解説!
また、サイディングではなくタイルを張り付ける場合は、サイディングに比べて2〜4倍の工事費が必要です。
>> 外壁タイルの特徴は?注意点なども解説します!
>> 外壁材の種類について紹介!サイディングや塗り壁の種類には、どんなものがある?
張り替えする外壁の面積が大きいほど工事費が高額となります。
外壁の面積は自分ではどうにもならない部分です。
ただし、悪徳業者は実際の面積よりも大きく計算して費用を水増ししようとします。
複数の業者に見積もりを依頼してみて極端に数量が大きい会社があった場合は、面積の根拠を具体的に尋ねてみましょう。
外壁の劣化具合によっては張り替え費用が高額になる場合があります。
特に、外壁内部に腐食や劣化、雨漏りなどがあると補修費用だけで10万円以上かかるでしょう。
外壁の張り替えでは、依頼だけを受けて工事は下請け会社に任せるケースが多いです。
下請け会社に任せる場合、元請け会社は工事費の3〜5割程度の中間マージンを受け取っています。
中間マージンが発生する企業に依頼してしまうと、工事の品質は変わらないのに無駄に費用がかかるのです。
中間マージンをかけない工事の方法は次の章で解説します。
さっそく業者を探してみる
外壁の張り替え費用を安くするポイント5つ紹介します。
1.自社で職人を抱えている業者に依頼する
2.相見積もりをして安い業者を選ぶ
3.安いサイディング材を使う
4.火災保険を使う
5.カバー工法を使う
以下で詳しくチェックしてみましょう。
自社で職人を抱えている業者だと、中間マージンが発生しないため工事費が3〜5割ほど安くなります。
自社で工事をしているかどうかを見抜くにはホームページの職人写真を確認してみると良いでしょう。
ホームページに職人の写真が1人ずつ掲載されているのなら社員として雇用していると考えられるため、自社施工をしている可能性が高いです。
複数の会社に同じ工事条件で見積もりを依頼する手法が相見積もりです。
相見積もりをすれば、業者を比較して安い依頼先を見つけられるでしょう。
ただし、安すぎる業者は手抜き工事の危険があります。
工事内容が他社と大きく違いがないかも確認する必要があります。
外壁の張り替えに使う材料を安くすれば工事費は抑えられます。
安い材料を使いたい場合は、窯業系サイディングと金属系サイディングが適しています。
ただし、安いサイディング材は他素材と比べるとデザイン性や耐久性が低下しやすいため、使う場合はデメリットも把握しておきましょう。
外壁材が台風や大雨によって破損したのであれば火災保険の適用が可能です。
火災保険は、火災だけではなく風や雪、ひょうなどによる被害もカバーしています。
強風で飛んできた物体で外壁に穴があいたとか、暴風で外壁が剥がれた場合は火災保険を利用しやすいでしょう。
火災保険を活用すれば実質的な工事費が0円になるケースもあります。
保険を利用したい場合は火災保険の適用実績がある業者に相談してみましょう。
外壁の張り替えではなくカバー工法を使えば費用が安くなります。
カバー工法とは、既存の外壁の上から新しい外壁材を張り付ける工法です。
既存外壁の撤去作業がないため、張り替えに比べて費用が安く、工期が短くなります。
ただし、外壁材の劣化が軽度であることが工事の条件です。
現在の外壁の劣化が軽度なら、張り替えではなくカバー工法を検討してみましょう。
さっそく業者を探してみる
張り替え費用を抑える方法を実行する場合、2つの注意点があります。
・価格が安い業者は悪徳会社の危険がある
・追加工事によって費用が高額となるおそれがある
どのような部分に気をつけたらいいのか具体的に解説していきます。
工事価格が安い業者を悪徳業者のおそれがあります。
工程を抜かしたり手抜きをしたりするために価格を安くできているパターンです。
悪徳業者の見分けかたは以下の2つです。
・相見積もりで工事内容を比較して、おかしな点は具体的な回答を求める
・唐突に訪問してきた業者には依頼しない
相見積もりで工事内容を比較して、他社と工程が違ったり価格が安すぎたりする場合は注意しましょう。
また、頼んでもいないのにいきなり訪問してきて外壁や屋根調査をする業者には依頼してはいけません。
「調査の結果、今すぐ補修が必要です」と言って、必要もない工事をさせようとする業者が多いからです。
見積もり段階では安かったのに、工事をはじめてから「こちらの補修も必要です」と言って追加費用を請求してくる業者がいます。
優良な業者でも、想定外の事態が起これば追加工事が必要となる場合があります。
しかし、工事後に次から次へと追加費用を提案して、代案も出さないような業者は危険です。
依頼前には「追加工事は発生しますか? 発生した場合の費用の目安や対処方法も教えてください」と具体的に尋ねるようにしましょう。
優良業者でもすべて答えられるとは限りませんが、丁寧に対応してくれるのであれば信頼性は高いです。
外壁の張り替えにかかる費用の相場は30坪で180〜260万円です。
ここで、工事費用を安くするためのコツを改めて確認しておきましょう。
1.自社で職人を抱えている業者に依頼する
2.相見積もりをして安い業者を選ぶ
3.安いサイディング材を使う
4.火災保険を使う
5.カバー工法を使う
特に火災保険の利用は、手間がかかる以外のデメリットがほとんどないため、適用できるのであれば積極的に活用しましょう。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
外壁の張り替え費用について教えてください。 |
---|
外壁の張り替え費用の目安は30坪で180〜260万円です。内訳については、こちらをご確認ください。 |
外壁の張り替え費用を安くするコツは何ですか? |
自社で職人を抱えている業者に依頼する、相見積もりをして安い業者を選ぶ、安いサイディング材を使う、火災保険を使う、カバー工法を使うといったことが挙げられます。 |
外壁の張り替え費用を抑える場合の注意点は何ですか? |
価格が安い業者は悪徳会社の危険があるということと、追加工事によって費用が高額となるおそれがあることです。 |
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