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「プライマー塗装とはどんな工事なのか知りたい」「プライマー塗装する理由が知りたい」住宅の塗装を考えた際、プライマー塗装という単語を目にして、このように悩まれる方も多いです。プライマー塗装は、住宅の屋根や外壁を塗装する際に必要な工程となります。ぜひ、基礎知識を持っておきたいところです。この記事では、プライマー塗装について以下のような情報を記載しています。プライマー塗装の基礎知識を持っておくことで、工事の失敗を防ぎ、住宅の劣化スピードを緩められるでしょう。
プライマー塗装とは、外壁や屋根塗装における下塗りの作業のことをいっています。
住宅の屋根や外壁を塗装する際、以下のような工程で行われます。
1. 洗浄
2. 養生
3. 下地処理
4. 下塗り
5. 中塗り
6. 上塗り
プライマー塗装をすることで、塗装した面の仕上がりが良くなるなどの効果があるのです。
また、プライマー塗装の中にも、いろいろな種類がありますので、後ほど詳しく説明します。
プライマー塗装を行うべき理由には、主に以下の2つがあります。
・上塗り塗料と下地の密着性が上がる
・塗装の仕上がりが良くなる
それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。
プライマー塗装を行うことで、上塗り塗料と下地の密着性を上げられ、塗装の剥がれを抑えること、下地が上塗り塗料を吸ってムラがある状態になることを防ぐことが期待できるでしょう。
塗装を長くきれいに維持したいのであれば、下地と上塗り塗料に適したプライマー塗装を行うのが良いでしょう。
プライマー塗装をすることで、下地の表面を平らに整えられるため、上塗りがきれいに仕上がります。
下地の表面が整っていると、上塗り後も塗りムラが起きにくく、塗膜の耐久性も上がります。
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プライマーとシーラー塗装はとても似ていて、プライマー同様に、下地と上塗りの密着性を高めるために塗装されます。
また、シーラー塗装は、下地が上塗りを吸収するのも防いでくれます。
シーラーには「水性」と「油性」があり、塗装する際は上塗り塗料と同じタイプを使わなければなりません。
水性は臭いが少ないため、室内でも安心して使用できますが、著しく劣化している下地への塗装はおすすめしません。
油性は浸透性が高く、塗膜を形成するのに効果があるため、激しい劣化のある下地へ塗るのにおすすめです。
劣化した下地に浸透して、内部を補強する効果が期待できます。
ただし、臭いが強いことを覚えておきましょう。
フィラー塗装は、主にモルタル外壁の下塗りで用いられる、下地を修復するための作業です。
フィラーには「充填するもの」「詰めもの」といった意味があり、下地のでこぼこを平らに整えたり、ひび割れを補修したりします。
ひび割れ補修には、微弾性フィラーの使用がおすすめです。
微弾性フィラーも粘性のある塗料で、クラック補修のほかにも、下地と上塗り塗料の密着性が高まる性質を持ちます。
>> 弾性塗料のメリット・デメリットは?代表的な商品も解説!
プライマーとシーラー、フィラー塗装それぞれの特徴を一覧表にしてまとめました。
下塗りの種類 | 特徴 |
---|---|
プライマー塗装 | ・塗装の際の下塗り |
シーラー塗装 | ・塗装の際の下塗り |
フィラー塗装 | ・主に下地調整と補修の役割を持つ |
プライマー塗装には、以下の4つの種類があります。
・水性プライマー
・油性プライマー
・防錆プライマー
・導電性プライマー
それぞれの種類について、特徴を紹介していきましょう。
水性プライマーは、浸透性が低いため劣化の激しい下地では塗装しにくかったり、乾燥に時間がかかったりします。
ただし、油性に比べて臭いが少ないため、作業がしやすいです。
油性プライマーは、浸透性が高いため、劣化の激しい下地の塗装や補強に向いています。
また、乾燥にかかる時間が1時間ほどと短いため、工期を短縮できるメリットがあります。
しかし、塗装を行う際には、油性プライマーは強いにおいがあるため周囲に気を配ることが求められます。
防錆プライマーは、サビの発生や腐食の進行を防ぐ機能があります。
屋根や外壁は雨風の影響を一番受けやすく、サビが発生しやすいです。
防錆プライマーは、外観を長くきれいに保ったり、サビによる雨漏りを防いだりと多くの機能を持つ塗料です。
導電性プライマーは、静電気の発生を抑える機能がある塗料です。
一般住宅にはほとんど使用されず、工場での静電気による火災予防のために塗装されることが多いです。
さっそく業者を探してみる
プライマー塗装にかかる費用相場は、1平方メートルあたり500~1,000円ほどです。
使用する塗料や、業者によって費用は異なります。
また、見積もり書によっては「下塗り」と書かれていることや、中塗りと上塗りの費用と合わせて表示されていることもあります。
見積もりを依頼した際は、内訳をよく確認しておきましょう。
プライマー塗装を依頼するべき優良業者の見分け方は、主に以下の3つです。
・相見積もりする
・施工実績を開示している
・資格を保有している
それぞれの内容を、具体的に説明していきましょう。
工事の相見積もりをすることで、適正価格で依頼できる優良業者を見分けられます。
相見積もりとは、同じ依頼内容で、複数の会社に見積もりを出してもらうことをいいます。
相見積もりすれば、工事の内容や費用を複数の会社と比較できるため、詐欺や悪徳業者を避けられるでしょう。
施工実績を開示している会社は、工事の失敗やトラブルが少ない、安心して依頼できる優良業者です。
工事の依頼をする際は、必ずこれまでの施工実績をチェックするようにしましょう。
塗装業者は資格がなくても開業できるため、保有している会社は技術の向上を目指す優良業者といえます。
優良業者は、以下の3つのような資格を保有しています。
・塗装技能士
・足場の組立て等作業主任者
・外装劣化診断士
塗装技能士とは、国家資格のひとつで、塗装に関する技術力と知識に長けていると認められた者に与えられます。
足場の組立て等作業主任者とは、工事の際に足場の設置や解体を安全に行えるよう、作業員に指導するために必要な資格となります。
外装劣化診断士とは、住宅の屋根や外壁の劣化をチェックして、補修のためのアドバイスが的確に行えると認められた資格です。
プライマー塗装は、屋根や外壁塗装の美観を維持するだけでなく、塗膜の耐久性を上げるためにも重要な工程となります。
住宅を守るためにも、プライマー塗装は優良業者に依頼して、手抜き工事や詐欺被害に遭わないようにしたいところです。
今回の記事を参考にして、ポイントを押さえて優良業者を選び、安心して工事を依頼するようにしましょう。
>> 外壁塗装の業者の選定について詳しく解説!失敗しないようにするためには?
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
プライマー塗装について概要を知りたいです。 |
---|
主に、外壁などの塗装をする際に行う下塗りという作業をいいます。詳しくは、こちら。 |
プライマー塗装には、どのくらいのお金がかかりますか? |
塗装には、500~1000円/㎡くらいかかることが多いようです。詳しくは、こちら。 |
プライマー塗装を頼むのは、どんな業者が良いのでしょうか? |
これまでの工事の実績を見せてくれるなどの対応がある業者が良いでしょう。その他に優れた業者を見分けるコツはこちら。 |
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