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60坪以上の大きな建物の場合情報が少なく、「60坪の外壁塗装の相場を知りたい」と考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。60坪の広さがあると家屋の形状もさまざまなので、
60坪の外壁塗装の相場は、120~200万円です。
坪数別の費用相場を次の表にまとめました。
坪数(延坪) | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|
10坪 | 40㎡ | 20~40万円 |
20坪 | 79㎡ | 40~70万円 |
30坪 | 119㎡ | 60~100万円 |
40坪 | 158㎡ | 80~130万円 |
50坪 | 198㎡ | 100~160万円 |
60坪 | 238㎡ | 120~200万円 |
70坪 | 277㎡ | 140~230万円 |
100坪 | 396㎡ | 200~320万円 |
使用する塗料や家屋の状態によって費用が変わるため、金額にも幅があります。
同じ面積であっても外壁塗装工事の費用はそれぞれの建物によって異なるので、上記は目安の数値としてご覧ください。
60坪の建物の塗装面積を算出するには、次の計算式を用います。
工事の種類 | 計算式 |
---|---|
外壁塗装のみの場合 | 坪数×3.3 |
外壁塗装+屋根塗装を行う場合 | 坪数×3.3×塗装係数 |
上記の計算式をもとに算出した、坪数別の塗装面積は次の通りです。
坪数(延数) | 延床面積 | 塗装面積 |
---|---|---|
20坪 | 66㎡ | 73〜112㎡ |
30坪 | 99㎡ | 109〜168㎡ |
40坪 | 132㎡ | 145~224㎡ |
50坪 | 165㎡ | 182~281㎡ |
60坪 | 198㎡ | 218~337㎡ |
70坪 | 231㎡ | 254~393㎡ |
100坪 | 330㎡ | 363~561㎡ |
60坪の場合は218~337㎡が塗装面積となるので、この分の塗料が必要になります。
60坪の外壁塗装を行う際に必要な費用の内訳は、次の通りです。
内訳 | 単価 | 面積 | 合計 |
---|---|---|---|
足場代 | 700円/㎡ | 238㎡ | 16万6,600円 |
高圧洗浄 | 300円/㎡ | 238㎡ | 7万1,400円 |
養生 | 300円/㎡ | 238㎡ | 7万1,400円 |
飛散防止ネット | 100円/㎡ | 238㎡ | 2万3,800円 |
シーリング | 700円/㎡ | 238㎡ | 16万6,600円 |
シリコン塗料 | 3,000円/㎡ | 238㎡ | 71万4,000円 |
廃棄物処理など | 20,000円 | 一式 | 20,000円 |
合計 | 123万3,800円 |
内訳のなかでボリュームが大きいのは塗料の価格です。
今回は単価3,000円/㎡のシリコン塗料で試算しましたが、これより高額な製品も多くあります。
外壁塗装を行う際には、使用する塗料の価格をあらかじめ確認しましょう。
さっそく業者を探してみる
外壁塗装に使用される塗料にはさまざまな種類がありますが、代表的なものは次の4種類です。
● アクリル塗料
● ウレタン塗料
● シリコン塗料
● フッ素塗料
それぞれの塗料の特徴と価格の相場をまとめました。
アクリル塗料の単価は、1,000〜1,800円/㎡が目安です。
アクリル系合成樹脂が主成分となっている塗料で、安価ではあるものの耐用年数が短い点が特徴です。
塗料の寿命が短いとこまめに塗り替えをしなくてはならないため、結果として割高になるケースもあります。
アクリル塗料を60坪に塗装した場合の費用目安は、次の通りです。
種類 | 単価(㎡) | 60坪の場合の価格(単価×238㎡) |
---|---|---|
アクリル塗料 | 1,000〜1,800円/㎡ | 19万8,000~35万6,400円 |
ウレタン塗料は低価格帯の手頃な塗料で、種類も豊富なので使いやすい製品といえます。
以前は外壁塗装によく利用されていましたが、近年はシリコン塗料が主流です。
60坪にウレタン塗料を塗布した場合の目安額は、次の通りです。
種類 | 単価(㎡) | 60坪の場合の価格(単価×238㎡) |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 1,700~2,500円/㎡ | 33万6,600~49万5,000円 |
シリコン塗料の耐用年数は7~15年で、結露が発生しにくい特徴があります。
耐水性・耐久性に優れており、価格帯も高すぎないためバランスの良い塗料として多くの住宅に利用されています。
60坪にシリコンを塗布した場合の目安額は、次の通りです。
種類 | 単価(㎡) | 60坪の場合の価格(単価×238㎡) |
---|---|---|
シリコン塗料 | 2,300~3,500円/㎡ | 45万5,400~69万3,000円 |
フッ素塗料は耐用年数が12~20年となっており、耐久性に優れた素材として人気を集めています。
フッ素塗料は耐久性・対候性に優れた製品ですが、高機能ゆえ単価が高くなる点がデメリットです。
60坪にフッ素塗料を塗布した場合の目安額は、次の通りです。
種類 | 単価(㎡) | 60坪の場合の価格(単価×238㎡) |
---|---|---|
フッ素塗料 | 3,500~5,000円/㎡ | 69万3,000~99万0,000円 |
さらに詳しく知りたい方は、次の記事も併せてご覧ください。
>>【外壁塗装】塗料9種の特徴と選び方を解説!価格の比較まとめ
60坪の家の外壁塗装をする場合、次の2点を把握しておきましょう。
● 施工スケジュールを長めに取っておく
● 塗料単価をしっかり確認しておく
60坪の建物は非常に大きいので、塗装工事に時間がかかります。
工事開始から完成まで2~3週間はみておきましょう。
工事中は洗濯物が干せなかったり、駐車場の車を移動しなくてはいけなかったりすることがあります。
できるだけ、自分のスケジュールに余裕がある時に工事を行うのがおすすめです。
60坪の外壁塗装を行う場合、塗料の単価をよく確認しておくことが肝心です。
面積が大きく使う塗料が多いので、わずかな単価の差でも工事費用に影響します。
同種類の塗料のなかでもメーカーやグレードによって価格が異なるため、あらかじめチェックしておきましょう。
60坪の家の外壁塗装の費用をなるべく抑えたい方は、次の3つの項目を確認してください
● 足場が必要な工事を同時に行う
● 相見積もりを取る
● 補助金制度を利用する
外壁塗装だけでなく屋根塗装や葺き替えなど、足場が必要な工事を一緒に行うとトータルの費用が抑えられます。
60坪の場合、足場費用だけでも16万円以上が目安となるので、同時にリフォームできる箇所があるか検討しましょう。
外壁塗装を依頼する際には、相見積もりを取るのも良いでしょう。
相見積もりとは、複数の会社に見積書を提出してもらい比較検討することです。相見積もりは何社でも依頼できますが、あまり多くても選ぶのが大変になるので、3社程度に絞ることがおすすめです。
相見積もりを取ると、60坪の外壁塗装の費用相場が具体的にわかります。
単に安いだけでなく内容がわかりやすくまとまっていたり、対応が良かったりする塗装会社だと依頼しやすいでしょう。
外壁塗装に対して補助金が出る自治体があるので、該当される方はぜひ活用してください。
例として、2つの自治体の補助金制度をご紹介します。
自治体名 | 補助金の名称 | 補助金額 | 内容 |
---|---|---|---|
埼玉県川口市 | 2023年度川口市住宅リフォーム補助金 | 税込み20万円以上のリフォーム工事を行う場合、工事費用の5% (最大10万円) | 外壁の改修 (修繕、塗装、張替え) |
千葉県八千代市 | 2023年八千代市木造住宅リフォーム費補助事業 | リフォーム費用の1/3(上限30万円) | 外壁の張り替え、塗装工事 ※八千代市木造住宅耐震改修費補助制度を利用して耐震改修工事を行う住宅に限る |
補助金制度の詳細については、お住まいの地域のホームページや市役所などで、確認してください。
※補助金制度がない自治体もあります。
予算上限が決まっている場合が多いため、こまめに情報をチェックしましょう。
さっそく業者を探してみる
外壁塗装工事に関するよくある質問は、次のようなものが挙げられます。
● 外壁塗装の施工期間はどれくらい?
● 外壁塗装はいつが良い?
● 外壁塗装は何年もつ?
● 家の外壁は何色が良い?
● 外壁塗装をしないとどうなる?
>> 外壁塗装の耐用年数は30年?塗料・外壁材・シーリング別に解説!
60坪の外壁塗装にかかる期間は、2~3週間が目安です。
ただし、悪天候の日は作業ができないため、予定以上に長引くケースもあります。
詳しい納期や進捗状況は、担当している職人さんに確認してください。
外壁塗装は、約10年事に行うのが平均的です。
10年以上経過すると、塗膜がひび割れてきたり、コケが発生したりすることがあります。
劣化がひどくなる前に、外壁の塗り替えを行うことがおすすめです。
使用している塗料の種類にもよりますが、早くても5年、長い場合は25年が寿命といわれています。
何年もつかは塗料の種類やグレードによってさまざまなので、塗り替えの際は耐用年数も確認しましょう。
家の外壁は、サッシ・ドア・屋根などとの相性の良いカラーを選ぶのがおすすめです。
色を決める際に「塗料の色見本帳」や施工会社のサンプル・カタログなどを参考にしますが、実際塗ってみると印象が変わるケースがあります。
小さい面積の色見本だけではなく、実際に塗装した過去の施工事例を見せてもらいましょう。
劣化した外壁をそのままにしておくと、塗装がはげたところからヒビが入り、室内に雨漏りする恐れがあります。
外壁塗装は費用も手間もかかるため非常に負担が重いですが、放置せずこまめに塗り替えを行うことが大切です。
劣化が進むと大がかりな補修が必要になる場合もあります。
さっそく業者を探してみる
60坪前後の住宅における外壁塗装の事例をご紹介します。
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
建物構造 | 木造軸組み工法 |
施工面積 | 190.0.㎡ |
施工日数 | 7日間 |
リフォーム費用概算 | 約79万円 |
外壁塗装と屋根のカバー工法を同時に行った事例です。
屋根はシングル屋根から金属屋根へリフォームし、外壁はフッ素塗料で塗り替えました。
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
建物構造 | 木造軸組み工法 |
施工面積 | 186.0㎡ |
施工日数 | 21日間 |
リフォーム費用概算 | 約130万円 |
ベージュ系の外観から、シックなグレーにイメージチェンジした事例です。
外壁塗装はシリコン塗料を用いて行いました。
住宅の種類 | アパート |
---|---|
建物構造 | 木造軸組み工法 |
施工面積 | 203.0㎡ |
施工日数 | 60日間 |
リフォーム費用概算 | 約200万円 |
約200㎡のアパートの外壁塗装を行った事例です。
劣化がひどかったため、補修工事をあわせて行いました。
外壁塗装は見た目の改善だけでなく、雨漏り防止や遮熱などの効果も期待できるリフォームです。
劣化がひどくなる前にこまめに外壁塗装を行うことで住宅が長持ちします。
外壁塗装工事で失敗しないためには、しっかりと比較検討を行い、自分にあう塗装会社や工務店を見つけることが重要です。
比較サイトや一括見積もりサービスなどを利用して、気になった業者に相談してみましょう。
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