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「外壁工事にはどんな種類があるの?」「自宅にはどの工事が必要なのか知りたい」このようなお悩みはないでしょうか。外壁工事にはいくつかの種類があり、費用も大きく異なるため、内容を把握していなければ高額な工事を勧められてもわかりません。そこで今回の記事では、外壁工事について以下の内容を詳しく紹介します。記事を読んで下記の内容を把握することで、外壁工事の種類を理解したうえで自宅に必要な工事を選べるようになるでしょう。
外壁工事は、大きく分けて以下の4種類があります。
・外壁塗装
・外壁のカバー工法(重ね張り)
・外壁の張り替え
・部分補修
どの工事を行うかは、外壁の状況にあわせて選ぶことが大切です。
次章からそれぞれどのような内容の工事なのか、対象となる外壁や費用相場とあわせて解説していきます。
外壁塗装とは、既存の外壁に塗料を塗り重ねる工事のことです。
新築の壁に張られる外壁材の多くには、素材を紫外線や雨水から守るために塗料が塗られていますが、経年により劣化していきます。
そのため外壁は、塗装が完全に劣化して機能を果たせなくなる前に、塗装し直すことが多いです。
基本的には塗料の耐用年数にあわせて再塗装を行いますが、何年ごとに塗り直すのかは種類によって異なります。
代表的な塗料の耐用年数と、塗装にかかる費用は以下のとおりです。
>> ウレタン塗料が適しているのは、どんなとき?メリット・デメリットも詳しく説明!
>> シリコン塗料の特徴は?おすすめの商品なども紹介します!
>> 外壁塗装に使うフッ素塗料とは?特徴や価格も解説!
塗料の種類 | 耐用年数 | 施工単価(㎡) | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル | 5〜7年程度 | 1,500円程度 | ・汚れやすい |
ウレタン | 8〜10年程度 | 2,000円程度 | ・細部の塗装に向く |
シリコン | 10〜15年程度 | 3,000円程度 | ・コスパが良い |
フッ素 | 15〜20年程度 | 3,500〜4,500円程度 | ・耐久性が高い |
外壁塗装を検討するべきなのは、新築後あるいは前回の塗装から10年前後たった家です。
外壁の塗装の劣化が進んではいるものの、外壁そのものが大きく傷んでいなければ、塗装メンテナンスで基本的に問題ありません。
以下のような症状が外壁に見られたら、塗装を検討しましょう。
症状名 | 状態 | 原因 |
---|---|---|
色あせ・退色 | 元の外壁の色より薄くなっていて、 雨に濡れると濃くなって見える | 主に紫外線が原因となり、 色の原料になっている顔料の原子が壊れる |
チョーキング | 手で触るとチョークの粉のようなものがつく | 塗料の成分の劣化がさらに進んでいる |
塗装のふくれ・はがれ | 塗装の膜がふくれたりはがれたりしている | 劣化により塗膜が外壁に密着できなくなっている |
>> 外壁のチョーキング現象とは?見分け方や補修の費用も解説!
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>> 外壁塗装のタイミング&費用を解説!
さっそく業者を探してみる
外壁塗装の費用相場は、坪数と塗装面積、塗料のグレードによって以下のように異なります。
坪数(延坪) | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|
10坪 | 40㎡ | 20〜40万円 |
20坪 | 79㎡ | 40〜70万円 |
30坪 | 119㎡ | 60〜100万円 |
40坪 | 158㎡ | 80〜130万円 |
50坪 | 198㎡ | 100〜160万円 |
60坪 | 238㎡ | 120〜200万円 |
70坪 | 277㎡ | 140〜230万円 |
100坪 | 396㎡ | 200〜320万円 |
延坪は、各階の床面積をすべて足した広さを指します。
外壁塗装を実施するときは、屋根塗装も同時に検討するのがオススメです。
それぞれ単体で実施するより、同じ足場で一度に実施した方が、費用を抑えることができます。
>> 外壁塗装の費用相場は?適正価格など徹底解説!
>> 外壁塗装の足場にかかる費用は、いくらくらい?DIYについても説明します!
カバー工法とも呼ばれる重ね張りは、既存の壁の上に新たな外壁材を張る方法のことです。
下地や基礎部分はそのまま使用するため、張り替えよりもコストを抑えながら外観を刷新できるメリットがあります。
外壁の重ね張りが向いているのは、外壁の寿命を迎えるものの下地は劣化していない家です。
外壁の寿命は外壁材によって以下のように異なります。
外壁材の種類 | 耐用年数 |
---|---|
窯業系サイディング | 30~40年 |
金属系サイディング | 30~40年 |
樹脂系サイディング | 38年程度 |
木質系サイディング | 36年程度 |
ALCパネル | 60年以上 |
モルタル | 30年以上 |
タイル | 30〜50年 |
トタン | 10〜25年 |
>> 窯業系サイディングとは?特徴や費用など詳しく紹介!
>> 金属系サイディングって、どんな外壁材?メリット・デメリットなど徹底解説!
>> ALCパネルとは?耐用年数や費用なども詳しく説明!
外壁にヘアークラックと呼ばれる髪の毛ほどの細かなヒビがごく一部に入っている程度なら、塗装メンテナンスのみでも基本的には問題ありません。
外壁に3mm程度の太いヒビ割れが発生している、あるいは広範囲にヒビ割れが見られるものの、下地自体には問題がないなら重ね張りをすることが多いです。
ただし外壁材だけでなく、下地まで劣化しているなら重ね張りではなく張り替えが必要になるでしょう。
外壁の重ね張りの費用相場は、一般的な30坪の住宅の場合、121~187万円程度です。
重ね張りの費用は、使用する外壁材により以下のように異なります。
外壁材名 | 費用 |
---|---|
金属系サイディング | 8,200円~10,900円/㎡ |
ガルバリウム鋼板 | 12,100円~24,200円/㎡ |
樹脂系サイディング | 16,400円~21,500円/㎡ |
カバー工法は、外壁を重ねることにより家の重量が増えて耐震性が落ちるので、軽量な金属製サイディングを用いるのが一般的です。
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外壁の張り替えは、既存の外壁を撤去して新しい外壁材を取り付ける工事のことです。
重ね張りとは異なり、下地から新しくできるので外壁が新築同様の機能を取り戻せるメリットがあります。
外壁の張り替えは、外壁が下地から寿命を迎える家に適しています。
外壁の寿命はまだでも、外壁が広範囲でヒビ割れる・割れ欠けが多く発生するなど劣化が著しい場合や、下地まで劣化しているケースも張り替えが必要です。
外壁が寿命でも下地が劣化していなければ、重ね張りで対応できる可能性があるので業者に相談するとよいでしょう。
外壁の張り替えは、新しい外壁材と下地材の費用とともに、既存外壁の撤去費用が発生するため重ね張りよりも高くなりやすいです。
張り替え費用の相場は、使用する外壁材によって以下のように異なります。
外壁の張り替え費用の目安は、一般的な30坪の住宅の場合、180~260万円程度です。
重量の問題から使用する外壁材を金属系サイディングに限定されやすいカバー工法と異なり、張り替えは外壁材を自由に選ぶことができます。
部分補修は、外壁の劣化が部分的である場合に行う工事のことで、以下のような種類があります。
・ヒビ割れの補修
・外壁の一部張り替え
・コーキングの打ち替え・打ち増し
コーキングとは、外壁材の継ぎ目やサッシ周りなどに充てんするゴムのような素材を指します。
コーキングの耐用年数は約10年と短く、劣化すると雨漏りの原因になるため補修が必要です。
部分補修が向いているのは、以下のような家です。
・外壁全体の劣化は見られず、部分的な破損のみ発生している
・カバー工法ほど費用をかけず、劣化した部分のみの補修で済ませたい
・外壁の状態はよいが、コーキングのヒビ割れや痩せがあり雨漏りが心配
ただし部分的に見えても、実際は下地まで破損が及んでいることもあるのでプロに詳しく診断してもらうようにしましょう。
部分補修にかかる費用は、補修内容により以下のように異なります。
補修内容 | 費用相場 |
---|---|
ヒビ割れ | シール工法:320円/メートル程度 |
コーキングの劣化 | 打ち替え:1,260円/メートル程度 |
コーキングの打ち替えは、既存のコーキングを撤去して新しく充てんする工事を指します。
対して増し打ちは、既存のコーキングに重ね塗りをすることです。
増し打ちは既存のコーキングとうまく接着せずはがれる恐れがあるため、劣化が進んでいる場合は基本的には打ち替えを実施します。
なお補修箇所によっては、足場の設置が必要なので一般的な戸建て(20〜30坪)で15万円ほどコストがかかる点にも注意が必要です。
自宅の外壁に、4種類の外壁工事のどれが適しているかは、外壁だけではなく下地の状態まで調べて判断する必要があります。
劣化状況の見極めは、プロでなければ難しいので業者に依頼するのが確実です。
業者によっても判断が異なる場合があるので、見積もりを取る際には複数の業者から「相見積もり」を取りましょう。
そのうえで「どうしてその工事が必要なのか」を、明確に説明してくれる業者を選ぶのがおすすめです。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
外壁塗装工事をする場合、費用相場はどれくらいでしょうか? |
---|
費用は、一般的な30坪の住宅の場合、60~100万円程度となることが多いですが、坪数や塗装する面積、塗料のグレードによって異なります。 |
外壁がひび割れしていたら、絶対に張り替えをしなければならないでしょうか? |
ひび割れ具合や下地の状態などで補修方法が異なります。 |
外壁の状態はよいのですが、コーキングを補修する必要はありますか? |
コーキングは耐用年数が短いため、劣化が見られる場合は部分補修を検討しましょう。 |
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