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外壁材のALCパネルとは?他の素材と比較したメリット・デメリット、耐用年数、費用相場などを紹介!

「外壁で使うALCパネルってなに?」「ALCパネルの種類や価格を知りたい」こういった疑問を抱いている方もいるではないでしょうか。この記事では、外壁で使うALCパネルの特徴や種類などを紹介します。ALCパネルの情報を知っておくと自宅の外壁に適した素材かどうかが判断でき、工事で失敗することを避けられるでしょう。

この記事の目次

  • 1ALCパネルの特徴
  • 2ALCパネルの費用相場
  • 3ALCパネルの耐用年数
  • 4他の外壁材と比較したALCパネルのメリット・デメリット
  • 5外壁のALCパネルが劣化した場合のメンテナンス方法
  • 6外壁でALCパネルを利用する際の注意点
  • 7ALCパネルは長寿命が魅力!メンテナンスは10年ごとに実施しよう!

ALCパネルの特徴

ALCパネルの特徴
ALCパネルとは、珪石やセメント、生石灰、アルミ粉末を原料とした「軽量気泡コンクリート建材」です。
建築材としてさまざまな用途で利用されています。

耐火性があるパネル素材としてもっとも普及しており、JIS規格(JIS A 5416)に適合した製品のため品質と寸法が高い精度で保証されている特徴があります。

ALCパネルの種類

ALCパネルの種類には3つの分け方があります。

 ・形状による違い
 ・厚さによる違い
 ・表面加工による違い

以下では具体的に紹介していきましょう。

形状による違い

外壁のALCパネルは、形状によって以下の2種類に分類できます。

 ・一般パネル:建物の平面部に利用する平らなALCパネル
 ・コーナーパネル:建物の角に利用する細長いL字型のALCパネル

一般パネルは、外壁の「面」部分で使います。
コーナーパネルは、外壁の「角」部分で使う素材です。
いずれも形状が違うだけで素材や模様に変わりはありません。

厚さによる違い

外壁のALCパネルは、厚さによって以下の2種類に分かれます。

 ・厚型パネル:厚さ75mm以上のパネル
 ・薄型パネル:厚さ35mm以上で75mm未満のパネル

厚型パネルは、主に鉄骨や鉄筋コンクリートなどの強固な建物で使用します。
一方で、薄型パネルは、主に木造や鉄骨の建物といった耐久性が低い住宅で利用します。

表面加工による違い

外壁のALCパネルは、表面の加工方法によって以下の2種類があります。

 ・平パネル:特にデザイン性がない平らなALCパネル
 ・意匠パネル:模様が施されているデザイン性が高いALCパネル

特に要望がない場合は平パネルを利用します。
一方で、デザイン性を重視して模様付けをしたALCが意匠パネルです。

ALCパネルのサイズ

一般的な平パネルの場合は幅が300〜600mm、長さは600mm以上が多いです。
ただし、ALCパネルのサイズは製品や厚さによって異なるため、詳しくは業者に確認が必要です。

ALCパネルのサイズは、外壁での目地の多さに影響を与えます。
目地が多いほどシーリング材と呼ばれる補修材で隙間を埋める工程が増えていくため、工事費が高くなるでしょう。

また、目地が多いとデザイン性も低下しやすいです。

ALCパネルの費用相場

外壁で利用するALCパネルの費用相場は1平方メートルあたり5,500〜7,200円程度です。

上記には、業者の経費は含まれていません。
実際にはさらに高くなるでしょう。

30坪ある住宅の外壁をALCに交換する場合、工事費は150〜250万円ほどと考えられます。

ALCパネルの耐用年数

外壁で使うALCパネルの耐用年数は、適切なメンテナンスをおこなえば60年以上あります。
耐用年数とは、ALCパネルの交換が必要となるまでの期間です。

60年以上は交換が不要ですが、表面が劣化していくため10〜15年おきに塗装メンテナンスをしなければ耐用年数が低下するでしょう。

他の外壁材と比較したALCパネルのメリット・デメリット

他の外壁材と比較したALCパネルのメリット・デメリット
ALCパネルを他の外壁材と比較する場合、4つのメリットと2つのデメリットがあります。

ALCパネルのメリット

ALCパネルの外壁におけるメリットは以下の4つです。

 1.耐久性が高い
 2.火に強い
 3.防音性が高い
 4.熱に強い

具体的にチェックしていきましょう。

1.耐久性が高い

ALCパネルは、補強材として防錆性能を有する鉄筋やスチールの金網が内包されているため耐久性が高いです。

2.火に強い

ALCパネルはコンクリートのため、火事でも燃えず、有毒なガスや煙も発生しません。

3.防音性が高い

コンクリートに無数の気泡を含ませた素材のため、空気の層によって音を通しにくいメリットがALCパネルにはあります。

4.熱に強い

ALCパネルは、内部に作られた無数の細かい気泡によって、コンクリートの10倍もの断熱性を発揮します。

高い断熱性により室温調節がしやすく、空調の利用頻度を抑え、結露も防止できるでしょう。

ALCパネルのデメリット

ALCパネルを外壁で使う場合はデメリットが2つあります。

 1.吸水性が高すぎる
 2.接合部が多い

以下で詳しく解説していきます。

1.吸水性が高すぎる

ALCパネルは、気泡が多いため水を吸い込みやすい性質があります。
このため、下地が水に直接ふれてしまうと急速に劣化していくでしょう。

劣化を防ぐためには塗装が必須です。
塗装の耐用年数は10〜15年ほどのため、定期的にメンテナンスして保護しないと水を吸収してボロボロになってしまうでしょう。

2.接合部が多い

1枚のサイズが小さいため接合部の目地が目立ち、デザイン性が落ちる、というデメリットがALCパネルにはあります。

接合部が増えるほど、目地補修に必要なシーリング材の費用と手間がかかります。

ALCパネルの外壁がおすすめの住宅

ALCパネルの外壁が適している住宅があるとすれば、以下の状況が考えられます。

 ・外壁を軽量化して建物への負荷を減らしたいとき
 ・外壁の交換をできるだけ避けたいとき

ALC外壁は耐久性に対して非常に軽量なため、建物への負担が少なくてすみます。
また、耐用年数が長いため頻繁に外壁材を交換する必要はないでしょう。

建物の耐久性が低い木造住宅や、メンテナンスが難しい場所にある建築物に適していると考えられます。

外壁のALCパネルが劣化した場合のメンテナンス方法

外壁のALCパネルが劣化した場合のメンテナンス方法
外壁のALCパネルが劣化した場合、3つのメンテナンス方法があります。

 ・シーリング補修
 ・塗装
 ・パネルの交換(張り替え)

どのような劣化状況で工事が必要なのか、どういった工事をするのかを以下で解説していきます。

シーリング補修

目地のシーリングがひび割れたり剥がれたりした場合に必要なメンテナンスです。
既存のシーリングを剥がして、新しいシーリング材を埋め込みます。

塗装

ALCパネルの塗装が剥がれてきたりひび割れたりした場合に必要なメンテナンスです。
既存の塗膜(塗装の膜)の上から再塗装します。

パネルの交換(張り替え)

ALCパネルが割れたり破損したりした場合に必要なメンテナンスです。
破損したパネルを新しい素材に交換します。


各メンテナンス方法を以下でまとめました。
参考にしてみてください。
メンテナンス方法対応する劣化状況工事内容
シーリング補修目地のひび割れ、剥がれシーリングを剥がして補修
塗装塗膜の剥がれ、ひび割れ再塗装
パネルの交換パネルの割れ、破損ALCパネルの交換

外壁でALCパネルを利用する際の注意点

外壁でALCパネルを利用する際の注意点
外壁でALCパネルを利用する際は2つの注意点があります。

 ・塗装が剥がれないようメンテナンスを徹底する
 ・油性塗料の使用は避ける

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

塗装が剥がれないようメンテナンスを徹底する

ALCパネルは10〜15年ごとに塗装が必要です。
塗装が剥がれてしまうと雨を吸収してALCパネルが劣化してしまうからです。


ALCパネルのメンテナンスが定期的におこなえない場合は耐久性が確保できませんので、別の外壁材に交換することをおすすめします。

油性塗料の使用は避ける

ALCパネルに油性塗料を使わないようにしましょう。
油性塗料は浸透性が低いため、ALCパネルの調湿性能を活かせません。

また、油性塗料は密閉性が高いため結露が起こりやすく、ALCパネルとは相性が悪いです。

ALCパネルは長寿命が魅力!メンテナンスは10年ごとに実施しよう!

ALCパネルは長寿命が魅力!メンテナンスは10年ごとに実施しよう!
ALCパネルを外壁に利用した場合、耐用年数は60年以上あります。
一方で、塗装メンテナンスを10〜15年ごとにおこなわないと耐久性は急速に低下するでしょう。

ALCパネルは軽量で耐久性が高い素材ですが、接合部が目立つためデザイン性が低いデメリットもあります。

外壁で利用したい場合は、定期的なメンテナンスを実施できるかを検討してから工事を行いましょう。

最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。

ALCパネルとは何ですか?
珪石やセメント、生石灰、アルミ粉末を原料とした「軽量気泡コンクリート建材」です。
ALCパネルの費用相場を教えてください。
外壁で利用するALCパネルの費用相場は1平方メートルあたり5,500〜7,200円程度です。
ALCパネルのメリット・デメリットを教えてください。
メリットは、耐久性が高いこと、火に強いことなどで、デメリットは、吸水性が高すぎること、接合部が多いことです。
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