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外壁サイディングに、穴あきや割れ、へこみといった症状が見られる場合は、すぐに専門家に調査を依頼し、補修を行うようにしましょう。 補修内容は、パテ塗りやサイディングの張り替えなどが一般的です。 費用相場は、パテ塗りであれば15,000円〜、張り替えであれば330,000円〜と、工事内容によって大きく異なります。 今回は外壁サイディング補修内容とその費用、DIYの可否についてご紹介します。
サイディングは築後、経年劣化や自然災害などさまざまな要因で、劣化することが多いです。
補修が必要となる、サイディングの主な劣化症状を解説していきます。
風、雨などからサイディングそのものが水を吸い、もろくなってしまうことが原因で、サイディングが欠けてしまうことがあります。
特に直貼りでサイディング塗装を行っていた場合、寒冷地においては内部に結露が発生しやすく、その結果欠けてしまうことがあるようです。
足場のサポートやバイク、車やボールなど物が勢いよくぶつかってしまったこと、経年劣化、自然災害などにより、サイディングに穴が空いてしまうことがあります。
サイディング表面の防水効果が切れていることが原因で「反り・浮き」がみられることが多いようです。
新築時には、工場で表面に防水加工されているため水をはじくものの、経年劣化で水を吸い込むようになっていくことがあります。
特に雨の日、水を吸ったサイディングはわずかに膨張し、日が当たる表面から早く乾いていくので縮むのも表面のほうが早いです。
内側は湿っていて膨張したままですが、早く乾いて縮む表面のほうに引っ張られてしまうので、表のほうに反りあがるように変形してしまいます。
サイディング外壁は、何年も紫外線を浴び続けると、表面にぬられた塗料が劣化して防水効果を失います。
防水効果が切れると、雨の日に水を吸い膨張⇒晴れて乾いて収縮というサイクルで負荷がかかり、ヒビ割れてしまうことがあります。
ほかにも、サッシの重みや窓の開け閉めなどの衝撃の蓄積や地震による割れもあります。
経年劣化によって「剥がれ」が起こる場合は、紫外線や雨風といった外部要因が原因で起こります。
劣化すると外壁の表面に粉状のものが発生する「チョーキング現象」が起こることが多いのですが、それを放置して、後で剥がれに気づくケースもあります。
なお、塗装してもらってから2〜3年で塗装が剥がれた場合は、施工不良、天候、サイディングに何らかの傷をつけたことのいずれかが原因と考えるのが一般的です。
施工不良の場合は、塗装を行う前の外壁の洗浄やヒビ割れの下地処理が不十分で起こる剥がれが多く、施工中に大きな負荷がかかり、もろくなることも考えられます。
サイディングがへこんでいる場合には、物をぶつけてしまったことや飛来物が原因と考えるのが一般的です。
近年被害が深刻な台風の影響で、物が飛んでくるようなケースもあるようです。
以上がサイディングの主な劣化症状です。
万が一、サイディングに上記のような症状が見られる場合は、すぐに専門の業者に調査・修理を依頼するようにしましょう。
さっそく相談してみる
外壁サイディングの主な補修方法とリフォーム費用を、次の表にまとめました。
工事内容 | 費用 |
---|---|
サイディングの張り替え | 部分張り替え:約330,000円 |
コーキング | 約300,000~500,000円 |
外壁カバー工法 | 約1,000,000~2,200,000円 |
パテ処理 | 約15,000~70,000円 |
それぞれの補修方法の特徴をご紹介していきます。
部分的な補修が難しい場合には、サイディングの張り替えを行います。
例えば、サイディングの「反りや浮き」や「割れや欠け」がある場合や、サイディングの多少の剥がれについては、部分張り替えでよい場合が多いです。
一方、サイディング自体が表面からボロボロ落ちている場合は、全体張り替えをおすすめします。
サイディングの張り替えについては、費用やメンテナンス時期について記載している、下記の記事もあわせてご確認ください。
コーキングとは、その隙間を埋めるために使用されている材料のことです。
サイディング外壁やALC外壁などは、パネルを張り合わせて仕上げる外壁なので、そのパネル同士の間に隙間ができてしまいます。
そのため、反りができていて穴や隙間を埋める場合などにコーキングが必要です。
コーキングの詳しい補修方法や費用については、下記の記事からご確認いただけます。
外壁カバー工法とは、既存の壁材の上にサイディングを貼り付ける方法です。
外壁が剥がれるなど、外壁の劣化が過度に進むと、塗装ではメンテナンス不可能です。
そのようなときは外壁サイディングの張り替えか、この工法で修繕を行います。
なお、外壁カバー工法のメリットや費用相場などは、次のページからご確認ください。
パテ処理は、主にサイディングに穴が空いてしまった場合に、使う方法です。
釘穴やネジ穴よりも目立つ大きな穴の場合、業者に補修を依頼するのが賢明です。
ただし、外壁の劣化状態などによって施工方法も異なり、穴があまりに大きい場合はサイディング板ごと交換が必要です。
穴が長い間放置されていたのであれば、下地から施工し直す必要も出てくることがあります。
以上が劣化したサイディングの主な補修方法です。
サイディングの劣化を無視して過ごしていると、結果的に大規模なリフォームを行わなければいけない事態になりかねません。
サイディングを放置すると起こる症状について解説します。
サイディングに穴・剥離・欠けがあったり、反りや浮き・へこんだ部分からの錆の発生があったりすると、隙間から外壁の内側に雨水や風が入り込みます。
内部の透湿防水シートで食い止めることができず、シートの継ぎ目から建物内部に浸入し、下地を腐らせてしまい、雨漏りすることもあります。
>> 防水塗装で住宅の雨漏りを予防する方法や塗装方法を解説
>> 雨漏りの修理で失敗しないようにするには?
家の骨組みや柱までダメになると、補修が莫大な費用になる可能性も考えられます
サイディングボードの反りが大きくなり、ほかのボードとの隙間ができてしまうと変形が進んだりヒビが拡大したりします。
ヒビの拡大が進むと、釘やビスが打たれている周辺から割れていくことになります。
最悪の場合、強風や揺れなどでサイディングボードが落下する可能性もあります。
凍害とは、小さいヒビ割れに入った水が中で凍結・膨張し、膨らんだ氷に内側から圧迫されて、外壁が割れてしまう現象のことです。
水は凍ると体積が増え、サイディングに小さいヒビ割れがあっただけでも、それがさらに大きくなります。
ヒビ割れから水が入って雨漏りしたり、家の木材が湿り、湿った木が好物のシロアリが寄る恐れがあります。
シロアリは目が見えないため、木材が腐るときに出るガスに誘因されてやってくるのです。
シロアリの発生により、部屋の中に羽アリが発生したり、柱や建物内の木材に穴が空いたりするケースもあります。
柱がボロボロになれば、大地震の際に家が倒壊する恐れがあるため、注意が必要です。
このようにサイディングに欠陥(欠け・穴・剥離等)があると、さまざまな症状を引き起こす可能性が高く、危険な状態です。
万が一、こうしたサイディングの症状を見かけた場合は、専門の業者に調査・修理を依頼しましょう。
さっそく相談してみる
結論からお伝えすると、サイディングをDIYで補修するのはおすすめしません。
DIYは費用を抑えられる反面、多くのデメリットがあることは頭に入れておく必要があります。
例えば「養生が不適切で、ほかの部分にまでコーキングが付着することによる、やり直し」や「使用したコーキング剤と外壁材の相性が悪いことによる耐久性の低下」などが、DIYのリスクとしてあげられます。
また、塗装の際には、高所で作業する危険性もあり、慣れない作業でかなりの時間と費用を無駄にしてしまう場合もあるでしょう。
上記の通りサイディングは、DIYで補修するのではなく、最初から業者に依頼することがおすすめです。
サイディングの劣化は、放置しておくと、後で高額で大がかりなリフォームが必要になってしまうことも考えられます。
定期的にサイディングをチェックして、劣化を見つけた場合は補修をしていきましょう。
DIYで安易に処置をして済ませるのではなく、業者に依頼して確実に安全に補修をして、より耐久性の高い住宅にすることを推奨します。
今回の記事の内容をまとめると次の通りです。
サイディングを補修しないで放置すると、どんな症状が起こる可能性がありますか? |
---|
「下地の腐食」「雨漏り」「サイディングボードが落ちる」といった症状が起こる可能性があります。 詳しくは「劣化したサイディングを放置すると起こる症状」の章からご確認いただけます。 |
サイディングの補修方法を教えてください。 |
「外壁の張り替え」「コーキング」「パテ処理」といった方法があり、劣化の状態を考慮して選びます。 詳しくは「外壁サイディングの補修方法とその費用」の章をご確認ください。 |
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