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外壁サイディングの劣化を補修するには?費用や工事内容について解説!

外壁に用いられているサイディングに穴が空いたり割れたりする劣化があった場合、補修をしないと雨漏りやシロアリの発生などが起きる可能性があるでしょう。今回はサイディングの劣化の種類や放置するとどうなってしまうのか、補修の費用や内容を紹介しています。また、DIYで対応するリスクやデメリットについても解説してみました。将来的に高額で大規模なリフォームをしなくても良いよう、外壁サイディングの劣化やそれを放置すると想定される被害、補修工事の内容についての基礎知識をチェックしてみてください。

この記事の目次

  • 1外壁のサイディングに補修が必要となる劣化
  • 2サイディングを補修せず放置すると、起こりうる症状例
  • 3問題別!サイディングに必要な補修とは?その費用は?
  • 4サイディングの補修はDIYではダメ?
  • 5サイディングは、大規模なリフォームが必要になる前に補修しよう!

外壁のサイディングに補修が必要となる劣化

外壁サイディングの劣化を補修するには?費用や工事内容について解説!
サイディングは築後、経年劣化や自然災害などさまざまな要因で、劣化することが多いです。
以下で補修が必要となる劣化を解説していきます。

>>サイディング外壁のメンテナンス、施工方法や時期については、こちら

サイディングが欠けている

風、雨などからサイディングそのものが水を吸いもろくなってしまうことが原因で、サイディングが欠けてしまうことがあります。

特に直貼りでサイディング塗装を行っていた場合、寒冷地においては内部に結露が発生しやすく、その結果欠けてしまうことがあるようです。

サイディングに穴があいている

足場のサポートやバイク、車やボールなど物が勢いよくぶつかってしまったこと、経年劣化、自然災害などにより、サイディングに穴が空いてしまうことがあります。

>>サイディングに小さな穴があくピンホールとは?起こる可能性のあるトラブルも解説!
>>外壁塗装の火災保険適用や、台風・雨漏りについての対応は、こちら

サイディングが反ったり浮いたりする

サイディング表面の防水効果が切れていることが原因、ということが多いようです。
新築時には、工場で表面に防水加工されているため水をはじくものの、経年劣化で水を吸い込むようになっていくことがあります。

雨の日、水を吸ったサイディングはわずかに膨張し、日が当たる表面から早く乾いていくので縮むのも表面のほうが早いです。
内側は湿っていて膨張したままですが、早く乾いて縮む表面のほうに引っ張られてしまうので、表のほうに反りあがるように変形してしまいます。

サイディングが割れている

サイディングが割れている

サイディング外壁は何年も紫外線を浴び続けると表面にぬられた塗料が劣化して防水効果を失い、水を吸う状態になってしまい、雨の日に水を吸い膨張、晴れて乾いて収縮というサイクルで負荷がかかりヒビ割れてしまうことがあります。

ほかにも、サッシの重みや窓の開け閉めなどの衝撃の蓄積や地震による割れもあります。

窯業サイディングの場合には、工事中に板に潜在的な割れがあり、経年によって割れが大きく目立つようになってしまったケースや、下地の木材などの不陸により力が集中してしまって割れたケースも考えられます。

サイディングが剥がれている

塗装してもらってから2~3年で塗装が剥がれた場合は、施工不良、天候、サイディングに何らかの傷をつけたことのいずれかが原因と考えるのが一般的です。

>>サイディング外壁の塗装や費用、塗装時期や業者の選び方については、こちら

施工不良の場合は、塗装を行う前の外壁の洗浄やヒビ割れの下地処理が不十分で起こる剥がれが多く、施工中に大きな負荷がかかり、もろくなったことも考えられます。

経年劣化が原因で起こる場合は、紫外線や雨風といった外部要因が原因で起こります。
劣化すると外壁の表面に粉状のものが発生する「チョーキング現象」が起こることが多いのですが、それを放置して、後で剥がれに気づくケースもあります。

>>チョーキング現象の見分け方や補修費用・予防法については、こちら
>>3年経たずに外壁塗装が剥がれることは、ある?原因や対策まで詳しく説明します!

サイディングがへこんでいる

サイディングがへこんでいる場合には、物をぶつけてしまったことや飛来物が原因と考えるのが一般的です。
近年被害が深刻な台風で物が飛んでくるようなケースもあるようです。

サイディングを補修せず放置すると、起こりうる症状例

サイディングを補修せず放置すると、起こりうる症状例
上記のような劣化を無視して過ごしていると、結果的に大規模なリフォームを行わなければいけない事態になりかねません。
一体、住宅にどんなことが起こってくるのかを解説します。

下地の腐食・雨漏り

サイディングに穴・剥離・欠けがあったり、反りや浮き・へこんだ部分からの錆の発生があったりすると、隙間から外壁の内側に雨水や風が入り込みます。

内部の透湿防水シートで食い止めることができずシートの継ぎ目から建物内部に浸入し、下地を腐らせてしまい、雨漏りすることもあります。

>>防水塗装で住宅の雨漏りを予防する方法や塗装方法、費用を安く抑えるコツはこちら
>>雨漏りの修理で失敗しないようにするには?工事の方法や費用など詳しく説明!

家の骨組みや柱までダメになると補修が莫大な費用になる可能性も考えられます。

サイディングボードの落下

サイディングボードの反りが大きくなり、他のボードとの隙間ができてしまうと変形が進んだりヒビが拡大したりしますので、釘やビスが打たれている周辺から割れていくことになります。

最悪の場合、強風や揺れなどでサイディングボードが落下する可能性もあります。

凍害

凍害
凍害とは、小さいヒビ割れに入った水が中で凍結・膨張し、膨らんだ氷に内側から圧迫されて、外壁が割れてしまう現象のことです。

水は凍ると体積が増え、サイディングに小さいヒビ割れがあっただけでも、それがさらに大きくなります。

特に、窯業サイディングの場合、凍害が発生する可能性が高いです。
理由は、経年によって劣化すると新築時に塗られた塗膜の効果が失われ原料となるセメント材が湿気や水分を吸収しやすくなるからです。

シロアリの発生

ヒビ割れから水が入って雨漏りしたり、家の木材が湿り、湿った木が好物のシロアリが寄る恐れがあります。
ヒビ割れのふくらみが、シロアリ被害の特徴です。

シロアリは目が見えないため、木材が腐るときに出るガスに誘因されてやってくるのです。

シロアリの食害で柱がボロボロになれば大地震の際に家が倒壊する恐れがあります。
またシロアリの発生により、部屋の中に羽アリが発生したり、柱や建物内の木材に穴が空いたりするケースもあるようです。

このようにサイディングに欠陥(欠け・穴・剥離等)があると、さまざまな症状を引き起こす可能性が高く、危険な状態です。

問題別!サイディングに必要な補修とは?その費用は?

問題別!サイディングに必要な補修とは?その費用は?
サイディングは補修方法も様々です。
上記した欠陥に対して有効な方法を紹介していきます。

サイディングの張替

サイディングに反りや浮きがあり「押してもかなり力が必要」という場合や、サイディングの多少の剥がれについては、部分張替で良い場合が多いです。
また、サイディングの割れや欠けについても部分的な補修は難しいため、その部分のサイディングの張替が必要です。

サイディング自体が表面からボロボロ落ちている場合は、全体張替をおすすめします。

工事は、足場の設置→現在の外壁の撤去→各部位のチェックと補修→水きりやスターターを設置→サイディング本体を設置→シーリング処理→解体前に撤去したものを取付→足場解体という流れで行います。
この工事で、外壁が原因の雨漏りを改善することも可能です。

>>サイディングの張り替え費用相場について、詳しくはこちら

コーキング

コーキング
コーキングとは、サイディング外壁であれば壁と壁の継ぎ目(隙間)に充填されているゴムのようなもので、シーリングと呼ばれることもあります。

サイディング外壁やALC外壁などは、パネルを張り合わせて仕上げる外壁なので、そのパネル同士の間に隙間ができてしまいます。
その隙間を埋めるために使用されているのがコーキングという材料です。

反りができていて穴を埋める場合などにコーキングが必要です。

工事では、既存のコーキングを除去→新たなコーキング充填場所周辺にマスキングテープを貼って保護→ボンドブレーカー(コーキングの強度を高めるために目地の奥に設置するテープ状の建材)を設置→接着するためのプライマーを塗る→コーキングを充填する→へらでならすという流れで作業します。

>>コーキングの必要性、補修方法や費用について、詳しくはこちら

外壁カバー工法

既存の壁材の上にサイディングを貼り付ける方法です。
外壁が剥がれるなど、外壁の劣化が過度に進むと、塗装ではメンテナンス不可能です。
そのようなときは外壁サイディングの張替えか、この工法で修繕を行います。

カバー工法は、足場と養生シートを設置→下地を作る→下地完成→サイディングボードの重ね貼り付け→仕上がりの検査→足場撤去という流れで作業をします。

パテ処理

主にサイディングに穴が空いてしまった場合に、使う方法です。
釘穴やネジ穴よりも目立つ大きな穴の場合、業者に補修を依頼するのが賢明です。

工事の流れとしては、サイディングの欠けた部分をキレイにするために、断面をカットし削る→パテで欠けた部分を埋め、元通りに形成→上から塗装という流れになります。

ただし、外壁の劣化状態などによって施工方法も異なり、穴があまりに大きい場合はサイディング板ごと交換が必要です。
(穴が長い間放置されていたのであれば、下地から施工し直す必要も出てくることがあります。)

サイディングのへこみもパテ処理での修理することが多いです。

それぞれにかかる費用は?

サイディングの補修費用は足場設置など含め、下記の通りです。
ぜひ確認してみてください。
工事内容費用
サイディングの張替部分張替:約330,000円
全体張替:約1,700,000~2,500,000円
コーキング約300,000~500,000円
外壁カバー工法約1,000,000~2,200,000円
パテ処理約15,000~70,000円

サイディングの補修はDIYではダメ?

サイディングの補修はDIYではダメ?
補修作業の費用は安く抑えたいところですが、DIYは費用を抑えられる反面、多くのデメリットがあることは頭に入れておく必要があります。

結果的に耐用年数が短くなったり、失敗した場合業者に依頼して余剰料金が発生することもありうるので、業者に最初から頼ることをおすすめします。

リスクとしては、「養生が不適切でほかの部分にまでコーキングが付着することによるやり直し」、「使用したコーキング剤と外壁材の相性が悪いことによる耐久性の低下」などがあげられます。

また、サイディング補修は高所での作業が必要など、危険を伴います。

塗装の際には、凝ったデザインや質感のものもあるため、風合いの違いや慣れない作業でかなりの時間を無駄にしてしまう可能性もあります。

>>外壁塗装のDIYや塗装方法、失敗しないための方法は、こちら

サイディングは、大規模なリフォームが必要になる前に補修しよう!

サイディングは、大規模なリフォームが必要になる前に補修しよう!
サイディングの劣化は、放置しておくと、後で高額で大がかりなリフォームが必要になってしまうことも考えられます。

定期的にサイディングをチェックして、劣化を見つけた場合は補修をしていきましょう。

DIYで安易に処置をして済ませるのではなく、業者に依頼して確実に安全に補修をして、より耐久性の高い住宅にすることを推奨します。


>>外壁塗装業者選びで失敗しないコツは、こちら
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