「ガルバリウム鋼板屋根はどんなメーカーが販売しているのか知りたい」「ガルバリウム鋼板の中で、おすすめの商品を知りたい」屋根工事でガルバリウム鋼板を使用したいと考えた場合、どの屋根材を選ぶべきか、上記のようにお悩みになるでしょう。ガルバリウム鋼板屋根にはさまざまな商品があるため、それぞれの特徴を押さえて適したタイプを選びたいところです。そこで、本記事では以下の内容を紹介します。屋根材選びにお悩みの方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
ガルバリウム鋼板屋根の主なメーカーとおすすめ商品
ガルバリウム鋼板屋根の主要なメーカーと、それぞれの会社が販売するおすすめ商品を紹介していきます。
今回紹介する主なメーカーは、以下の5社です。
・ニチハ株式会社
・アイジー工業株式会社
・稲垣商事株式会社
・ケイミュー株式会社
・福泉工業株式会社
ガルバリウム鋼板を屋根材として利用したいとお考えの方は、ぜひ主要メーカーをチェックしてみてください。
ニチハ株式会社
ニチハ株式会社とは、住宅用の建材の製造や販売を行っている大手メーカーです。
特に、窯業系や金属系の建材を中心に取り扱っています。
ニチハ株式会社が販売する「センタールーフ」は、断熱性が高く、色あせやサビも発生しにくいガルバリウム鋼板屋根です。
また、表面は塗装高耐食GLめっき鋼板でカバーされているため、金属系でありながらサビに強い素材となっています。
センタールーフには、以下の5つのタイプがあります。
・横暖ルーフα プレミアムS
・横暖ルーフ プレミアムS
・横暖ルーフα S
・横暖ルーフS
・横暖ルーフS 1820
それぞれ厚みや性能が微妙に異なるため、ご自宅の屋根と希望に合うタイプはどれか、業者に相談してみるとよいでしょう。
アイジー工業株式会社
アイジー工業株式会社は、主に断熱外壁材や金属屋根材などを製造・販売しています。
「スーパーガルテクト」という屋根材は、遮熱性と断熱性に優れた商品です。
屋根材の表面に施してある遮熱塗装は、太陽光を反射して室内の温度を保つ効果があるので、ご自宅で快適に過ごせるようになるでしょう。
塩害にも強い商品となっていて、海岸から500mを超えた場所(塩害地域を除く)であれば、基本的に、塗膜15年・赤サビ20年・穴あき25年の保証があります。
ガルバリウム鋼板の屋根の種類について
＼地元の業者に相談したい！／
稲垣商事株式会社
稲垣商事株式会社は、金属系の外壁材や屋根材の製造・販売、また建材の卸し売りを主に行っている企業です。
耐久性が高いガルバリウム鋼板の外壁材・屋根材を取り扱っています。
シンプルな淡色系から木目調までさまざまなデザインを用意しているため、お気に入りの建材を見つけることができるでしょう。
稲垣商事株式会社が販売する「ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ」は、高い断熱性や遮音性を持つガルバリウム鋼板の屋根材です。
大きな特徴の1つとして、ガラス系繊維の断熱材を配合しているため熱伝導率が低いことが挙げられます。
また、スーパーヒランビーは瓦屋根の約8分の1の重さなので、建物への負担が少ないです。
ケイミュー株式会社
ケイミュー株式会社では、主に以下の製品の製造・販売を行っています。
・屋根材
・外壁材
・雨樋
ケイミュー株式会社は、「カラーベスト」というスレート屋根材の製造元として有名です。
カラーベストは耐久性が高く、デザインも豊富なので多くの住宅で使われています。
多くの高性能な建材を製造しているケイミュー株式会社が販売するガルバリウム鋼板屋根は、「スマートメタル」です。
スマートメタルは、エスジーエルという高い耐食性を持つ素材を使用しています。
エスジーエルは、マグネシウムの防サビ性能を利用して、ガルバリウム鋼板が持つ耐食性をさらに強化した素材です。
そのため、スマートメタルは耐久性だけでなく耐食性にも優れており、サビにくい屋根材となっています。
福泉工業株式会社
福泉工業株式会社とは、住宅建材をはじめ、包装資材や雨具の製造・販売も手掛けているメーカーです。
近年では温暖化の進行に伴い、断熱性と耐久性に優れた屋根材の製造に力を入れています。
福泉工業株式会社が販売するガルバリウム鋼板屋根「エフルーフ」は、耐久性や耐候性が高い屋根材です。
表面の高耐候性ポリエステル樹脂塗装によって色あせしにくくなるため、美観を長く維持できるでしょう。
さらに、エフルーフは日本瓦のおよそ10分の1の重さなので、建物の耐震性も向上します。
また、メーカー保証は以下の通りです。
・穴あき保証25年
・赤さび保証20年
・塗膜保証15年
充実したメーカー保証があるため、施工後も安心して過ごせるでしょう。
ガルバリウム鋼板の屋根の種類について
＼地元の業者に相談したい！／
ガルバリウム鋼板の覚えておきたい基礎知識
ガルバリウム鋼板を施工する前に、ぜひ覚えておきたい基礎知識を紹介していきます。
紹介する内容は、主に以下の4点です。
・ガルバリウム鋼板の特徴
・ガルバリウム鋼板のメリット
・ガルバリウム鋼板のデメリット
・施工にかかる費用
ガルバリウム鋼板屋根の施工を後悔しないためにも、基礎知識をしっかりと把握しておきましょう。
ガルバリウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板は、主に以下のような素材を合成してメッキを施した金属系の建材です。
・アルミ
・亜鉛
・シリコン
耐久性や耐食性に優れており、耐用年数は30年ほどです。
定期的に塗装をしたり補修をしたりすることで、寿命を長くできるでしょう。
また、ガルバリウム鋼板には断熱材一体型タイプもあります。
断熱材一体型タイプは高い断熱性や遮音性を持つため、屋根材に利用すれば、より快適に暮らせる住宅となるでしょう。
ガルバリウム鋼板屋根のメリット
ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れており軽量な屋根材です。
さまざまなデザインがあるため、おしゃれな外観を演出できるでしょう。
屋根と断熱材が一体化した断熱一体型の屋根材を使えば、室内を快適な温度に維持しやすくなります。
また金属屋根は「雨音がうるさい」という問題がありますが、断熱一体型タイプの屋根材は遮音性も高いため、快適に過ごせるでしょう。
ガルバリウム鋼板屋根のデメリット
ガルバリウム鋼板のデメリットは、断熱一体型でないと断熱性や遮音性が低い点です。
そして、断熱一体型のガルバリウム鋼板を使用した場合は、施工費用がより高くなるでしょう。
ガルバリウム鋼板屋根の施工にかかる費用相場
屋根を施工する際の工事方法によって、費用は変わります。
葺き替え工事であれば、100〜250万円程度が費用相場です。
葺き替え工事は、もとの屋根をすべて撤去して、新しい屋根材を施工する方法を指します。
カバー工法の場合は、80～180万円前後が費用相場となります。
カバー工法とは、もとの屋根はそのままにしておき、上から新しい屋根材を被せる方法です。
カバー工法で施工した場合は、既存屋根の撤去・処分にかかる費用が不要なので、工事費用が抑えられるでしょう。
ただし、カバー工法でガルバリウム鋼板を施工したい場合は、基本的に屋根の状態が良好でなければいけません。
破損がひどかったり、雨漏りしたりしていると施工できない可能性が高いです。
まずは業者に屋根の状態を確認してもらいましょう。
ガルバリウム鋼板屋根のメーカーは多数！適した商品を選ぼう
ガルバリウム鋼板屋根を製造・販売するメーカーは多数あります。
また、それぞれのメーカーが販売する屋根も特徴がさまざまです。
屋根材を選ぶ際は、各メーカーのカタログや公式サイトを参考にしつつ、施工業者にも相談して住宅に適した商品を選ぶようにしましょう。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
| 販売するメーカーや商品によって、ガルバリウム鋼板の屋根材の特徴は異なりますか？ |
|---|
遮熱性が高い屋根材や、耐震性が向上する屋根材など、屋根材によってさまざまな特徴があります。
ガルバリウム鋼板屋根の主要メーカーやそれぞれの商品については、こちら。 |
| ガルバリウム鋼板屋根のメリット・デメリットを教えてください。 |
|---|
メリットは「耐久性に優れている」ことなどです。
デメリットには「定期的にメンテナンスが必要」といったことが挙げられます。
詳しくは、こちら。 |
| ガルバリウム鋼板屋根の施工費用は、いくらくらいですか？ |
|---|
80～250万円程度ですが、葺き替え工事やカバー工法など工事内容により大幅に変動します。
詳しくは、こちら。 |
