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モルタル壁とは?メリット・デメリットやメンテナンス費用相場を解説!

更新日:
モルタル壁とは?メリット・デメリットやメンテナンスにかかる費用を解説

モルタル壁にはデザイン性や耐火性の高さなど、さまざまなメリットがあります。一方でひび割れや汚れやすさに注意する必要があるため、壁の状態に合わせたメンテナンスを実施しましょう。本記事ではモルタル壁のメリット・デメリットやメンテナンス費用、施工事例などを詳しく解説します。

この記事の目次

  • 1モルタル壁とは?
  • 2モルタル壁の3つのメリット
  • 3モルタル壁の3つのデメリット
  • 4モルタル壁の種類【4選】
  • 5モルタル壁のメンテナンスが必要な4つのサイン
  • 6モルタル壁のメンテナンス費用相場
  • 7モルタル壁の施工事例5選
  • 8モルタル壁は定期的なメンテナンスが大切!

モルタル壁とは?

モルタル壁とは?

モルタルとはセメントや砂、水を混ぜてできた素材で、次のように幅広い用途で使われています。

● 住宅の仕上げ用素材
● タイルやレンガを張るときの下地材
● 外壁や内装壁の左官壁の下地材など

住宅の仕上げ用素材として使う場合は、ペースト状にしたものを外壁や内装壁、土間などに塗装して仕上げます。

また、灰色で見た目が似ていることから、「コンクリートはどう違うの?」と疑問を持つ方も多いようです。

コンクリートもモルタルと同様に、セメントをベースに作られていますが、モルタルとは違い砂利が含まれています。

加えて、モルタルの方がより滑らかな質感となっている点も異なります。

モルタル壁の耐用年数は約30年ですが、年月が経つとひび割れや塗料の膨れなどの症状が現れるため、5~15年ごとにメンテナンスが必要です。

>> モルタル外壁を塗装する費用・手順は?塗り替えにおすすめの色も解説!
>> 外壁材の種類を徹底比較!サイディングや塗り壁の種類も詳しく紹介

モルタル壁の3つのメリット

モルタル壁のメリット3つ

モルタル壁には、次のメリットがあります。

①デザイン性が高い

モルタルは塗り方次第でさまざまな模様や質感に仕上げられるため、高いデザイン性を求める方におすすめです。

和風・洋風を問わずイメージを合わせたり、カーブや丸みを持たせたりすることもできます。

加えてサイディングと異なり、つなぎ目が発生しない点もメリットです。

「近所の家と被らないデザインにしたい」という場合は、スタイリッシュかつ個性を演出できるため、モルタル壁を選ぶと良いでしょう。

②燃えにくい

モルタルには燃えにくい性質があり、火災時の延焼を防ぎやすくなります。

国土交通省が建築基準法に基づいて定めた防火構造の方法でも、一定の厚さにモルタルを塗れば基準を満たすとされています。

木造住宅の多い日本では耐火性の高さが重視されるため、万が一の火事に備えるならモルタル壁を検討しましょう。

③コーキングが不要

モルタル壁の施工ではつなぎ目が発生しないため、コーキングが不要です。

コーキングは一般的に約10年で寿命を迎え、劣化がひどくなれば新しいものを補充する必要があると言われています。

また、サイディングはつなぎ目があるため、定期的に補修しなければなりませんが、モルタル壁は不要です。

そのため、モルタル壁にすればコーキング補修が不要になる分、メンテナンスの手間を大きく省けます。

>> 外壁のコーキングが必要な理由!補修方法や費用・寿命・DIYの可否は?

モルタル壁の3つのデメリット

モルタル壁のデメリット3つ

モルタル壁には、次のデメリットがあります。

①ひび割れしやすい

モルタル壁は経年劣化で徐々に乾燥し、自然にひび割れを起こしやすいという性質があります。

自然乾燥によるひび割れを防ぐのは難しいため、定期的に補修しましょう。

また、モルタル壁は衝撃に弱く、地震や飛来物でひび割れする場合もあります。

ひび割れは雨漏りの原因になるため、見つけたら早めに業者に相談しましょう。

②汚れやすい

モルタル壁は、汚れやすいと言われています。

なぜなら、壁の表面に多数ある小さな凹凸により、汚れがたまりやすくなってたり、ひび割れ部分に汚れが入り込むこともあったりするためです。

汚れがひどくなると、きれいな外観を取り戻しにくくなります。

そのため、汚れに気付いたら水で洗い流したり、優しく拭き掃除したりしましょう。

③出来栄えが職人に左右されやすい

モルタル壁は手作業であるため、職人の技術力で出来栄えが大きく左右されます。

美しく仕上げるには職人の経験が重要なため、業者は慎重に選びましょう。

また、手作業になる分人件費が高くなったり、施工日数が長くなったりする傾向があるため、簡単にリフォームしたい場合は適さないでしょう。

>> 外壁塗装の見積もりで注意すべき点!見積書の見方や例、費用単価もご紹介
>> 外壁塗装の業者選びで失敗しないコツは?悪質業者の手口と相談先も徹底解説

モルタル壁の種類【4選】

モルタル壁の種類4選

モルタル壁は仕上げ方によって、多彩なデザインを実現できます。

代表的なモルタル壁の種類は、次の4つです。

①リシン

リシンとは細かい粒によりザラザラとした質感のある仕上げ方で、モルタル壁の中では一般的なデザインです。

マットで落ち着いた印象があり、塗料に細かい砂や石(骨材)を混ぜ、勢い良く吹き付けることで完成します。

経年劣化で骨材が剥がれたり、表面に多くある細かい凹凸により、汚れがつきやすかったりする点に注意しましょう。

>> リシン吹き付けのメリットやデメリットを解説!工事費用の相場とは?

②スタッコ

スタッコとはリシンよりも大きめで、厚めの凹凸が特徴の仕上げ方です。

リシンよりも高級感や重厚感があり、塗料に大きめの砂や石を混ぜて吹き付けることで完成します。

凹凸に厚みがあり汚れが入り込みやすい分、メンテナンスに手間がかかる点がデメリットです。

>> スタッコ仕上げについて知りたい!塗装方法やかかる費用なども解説

③吹き付けタイル

吹き付けタイルとは、陶磁器のようにツルツルとした質感のある仕上げ方です。

リシンやスタッコよりも滑らかな印象で、骨材は混ぜず専用の吹き付けガンで凹凸を表現します。

あくまでもタイル調なので、実際にタイルを張り付けるわけではありません。

また、弾性の高い塗料を使うことで、モルタルのデメリットであるひび割れを防ぎやすくなります。

トップコートを塗れば耐久性が高まるため、施工する際はあわせて検討しましょう。

④左官仕上げ

左官仕上げとはコテやローラーを使って手作業で模様を描く仕上げ方で、意匠性や個性を重視する場合におすすめです。

波型や横縞模様、扇形など、さまざまな模様があり、職人と打ち合わせのうえ好きなデザインを選べます。

ただし、表現できる模様や品質は職人の技術に左右されるため、経験豊富なプロに依頼することが大切です。


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モルタル壁のメンテナンスが必要な4つのサイン

モルタル壁のメンテナンスが必要なサイン4つ

次の症状がモルタル壁に見られたら、メンテナンスが必要なサインです。

①ひび割れ(クラック)

1つ目はひび割れ(クラック)で、モルタルを代表する劣化のサインです。

ひび割れの状態によって、メンテナンス内容が大きく異なります。

具体的な例については、次の通りです。

● ヘアークラック:幅0.3mm以下・深さ4mm以下のひび割れ
● 構造クラック:幅0.3mm以上、深さ4mm以上のひび割れ

ヘアークラックは内部への影響がほぼないため、早急なメンテナンスは不要です。

一方で構造クラックはひびから雨水が侵入し、内部を腐食させる恐れがあるため、なるべく早くコーキングの施工などを検討しましょう。

>> 外壁のクラック補修が必要な理由や手順!かかる費用や基礎知識

②チョーキング

2つ目はチョーキングで、壁を触った時に手に粉が付着する症状を指します。

紫外線や雨水により外壁の塗料が劣化し、塗料に含まれる顔料が分解・出現することで起こります。

チョーキングが起きた時点ですでに防水性が低下しているため、塗装によって塗膜を補修するのがおすすめです。

また、外壁が水分を吸収しやすい状態になると、シロアリが発生するリスクが高まるため、気付いた時点ですぐにメンテナンスを検討しましょう。

>> 外壁のチョーキング(白亜化)現象の見分け方は?補修費用や予防法も解説

③苔・藻やカビ

3つ目は苔・藻やカビで、モルタル壁にこれらがある場合は、該当箇所に湿気がたまりやすくなっています。

苔・藻やカビが発生し、外壁の防水性が低下すると、内部の腐食やシロアリの発生などのリスクが高まります。

また、苔やカビはアレルギーの原因になる恐れもあるため、注意してください。

初期の段階ならDIYでも落とせますが、ご自身では難しい時や高所に発生した時は、プロに高圧洗浄を依頼しましょう。

>> 外壁の汚れの原因!汚れの落とし方や目立たないようにする方法は?

④塗装の浮き・剥がれ

モルタル壁の表面に浮きや剥がれが見られる場合、塗料が劣化しています。

浮きや剥がれがある時点で、塗料の外壁保護効果は低下しており、雨水や紫外線などから十分に内部を守れなくなっています。

>> 3年も経たずに外壁の塗装が浮いて剥がれた!?原因と対策はこちら

そのまま放置すると、建物全体の安全性に悪影響が出る恐れがあります。

不安をやわらげるためにも、早急に塗装してもらいましょう。


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モルタル壁のメンテナンス費用相場

モルタル壁のメンテナンス費用相場

モルタル壁のメンテナンス費用相場は、次の通りです。

工程 費用相場
足場の設置 700円/m²
コーキング 900~1,260円/m
高圧洗浄 300円/m²
養生 300円/m²
塗装費用 3,000円/m²
塗料代 20~60万円/工事

30坪の一戸建ての場合、外壁面積は120~130m²が目安です。

>> 外壁塗装30坪の相場は?安くリフォームするコツをご紹介
>> 外壁塗装の足場工事の費用相場!DIYや隣人とのトラブルについても解説

また、立地や外壁の状態、業者によって費用は大きく変わります。
具体的な費用相場を確認するには、3社程度を目安に見積もりを依頼すると良いでしょう。


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モルタル壁の施工事例5選

モルタル壁の施工事例5選

ここからは、モルタル壁のリフォームの費用や施工日数など、5つの事例をご紹介します。

【事例①】クラックを塗装で補修

【事例①】クラックを塗装で補修
住宅の種類 一戸建て
築年数
施工日数 20日間
概算費用

台風で瓦がずれたこととモルタル壁にひび割れがあることから、屋根と外壁のメンテナンスをご依頼いただきました。

超高弾性かつ、防水性と遮熱性にも優れたアステックペイントの「EC2000-DG IR」を使用して塗装し、ひび割れの補修と同時に快適性を向上させました。

【事例②】腐り落ちた木の壁をモルタルに変更

【事例②】腐り落ちた木の壁をモルタルに変更
住宅の種類 一戸建て
築年数 70年
施工日数 3日間
概算費用 約14万円

浴室の木の壁が腐ってしまったため、モルタルで補修した事例です。

白いモルタルで施工して和風の雰囲気を残しつつ、より耐久性のある壁に仕上げました。

浴室は湿気が多い分腐りやすく、シロアリが発生するリスクもあるため、状況を改善したい方は塗装を検討しましょう。

【事例③】ひび割れを補修して塗装

【事例③】ひび割れを補修して塗装
住宅の種類 一戸建て
築年数 25年
施工日数 20日間
概算費用 約120万円

豪雨や台風により傷んだ外壁と屋根の破損を修理した事例です。

モルタル壁にひび割れがあったため、下地の補修やコーキング処理を行いました。

【事例④】和風なモルタル壁の住宅を塗り替え

【事例④】和風なモルタル壁の住宅を塗り替え
住宅の種類 一戸建て
築年数 16年
施工日数 14日間
概算費用 約135万円

屋根の棟部分がずれたことをきっかけに、外壁塗装も一緒にご依頼いただきました。

化粧垂木の木目は美しいですが、腐食するリスクがあります。

透明な塗料で補修できる場合もありますが、今回は色付きの塗料で塗りつぶしました。

【事例⑤】モルタルとサイディングで色分けしておしゃれに

【事例⑤】モルタルとサイディングで色分けしておしゃれに
住宅の種類 一戸建て
築年数 10年
施工日数 21日間
概算費用 約190万円

特に目立つ劣化はないものの、外観をきれいに保つことに加え、今後のメンテナンスをのために塗装を実施しました。

壁のモルタル部分はオレンジを、サイディングと屋根はアクセントになるよう、反対色の爽やかなブルーを選びました。

屋根と外壁も事前に高圧洗浄を行い、苔や藻を落としてから塗装しています。

モルタル壁は定期的なメンテナンスが大切!

モルタル壁は定期的なメンテナンスが大切!

モルタル壁はデザイン性が高く、燃えにくいため火災時の延焼を防ぎやすくなるなどのメリットがあります。

一方で汚れやすく、ひび割れやすいといったデメリットがあるため、定期的にメンテナンスを実施しましょう。

また、塗装や高圧洗浄などを依頼する際は、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。

立地や外壁の状態、業者によって費用は大きく変わるため、相場を確認したうえで業者を選ぶと良いでしょう。


モルタル壁のメンテナンスの費用相場を知りたいです。
コーキングは、1mあたり900~1,260円となります。
30坪の一戸建て(外壁面積の目安/120m²)だと、高圧洗浄する際は約40,000円、塗装する際は約40万円です。
ただし、足場や養生などの費用が別途かかることに加え、立地や外壁の状態、業者により費用は大きく変わるため、注意しましょう。
詳しくはこちら
外壁をモルタルにするメリット・デメリットは何でしょうか?
メリットは「デザイン性が高い」「燃えにくい」といったことです。
一方で、デメリットは「ひび割れしやすい」「汚れやすい」などが挙げられます。
詳しくはこちら

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