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ガルバリウム鋼板の塗装時期が訪れた際に、施工方法や費用などが気になる方は多いでしょう。ご自宅の塗装工事となると、費用も日数もかかります。そのため、ガルバリウム鋼板の塗装についてできるだけ知識を得ておいたほうがよいでしょう。この記事では、ガルバリウム鋼板の塗装工事や施工価格などを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。工事を失敗しないためにも、ガルバリウム鋼板に塗装をするメリットやデメリットもよく確認しておきましょう。
ガルバリウム鋼板を塗装する手順は、一般的に以下のような流れになります。
● ケレン作業
● 下塗り
● 中塗り
● 上塗り
それぞれの工程の内容を、詳しく解説していきます。
ガルバリウム鋼板の塗装をお考えの方は、作業工程を確認しておきましょう。
ガルバリウム鋼板を塗装する前は、ケレン作業を行います。
ケレン作業とは、既存の塗膜やサビなどをきれいに落とす工程です。
ガルバリウム鋼板の場合、ケレン作業は表面の汚れやサビなどを落とすだけでなく、塗料の密着性を上げるための重要な工程となります。
ケレン作業の際に使用するものは、ディスクサンダーやサンドペーパーなどです。
ディスクサンダーは、やすりを取り付けた円盤を回転させて塗装面の汚れを落とす道具のことをいいます。
ケレン作業が終わったら、下塗りを行います。
下塗りを行わないと、中塗りや上塗りで塗装する塗料が、下地とうまく密着しないことが多いです。
下塗り材には、「シーラー」や「プライマー」などがあります。
>> 塗装工事の下塗り作業「シーラー塗装」とは?役割や単価相場なども詳しく説明!
ガルバリウム鋼板の場合は、密着性の高いプライマーが使用されます。
金属系の下地に塗装を行う際は、サビを予防するタイプを使うことが多いです。
シーラーは浸透性が高いため、モルタルやサイディング外壁などに向いている塗料になります。
塗膜の仕上がりに大きな影響を与えるため、下塗りは丁寧に行う必要があるでしょう。
下塗りが乾燥したら、中塗りを行っていきます。
中塗りを行うことで、色ムラを抑えることが可能です。
塗料の性能も、さらに発揮できます。
また、中塗りでさらに下地を整えることで、美しい塗装面に仕上がるでしょう。
手間はかかりますが、下塗りのあとは上塗り前に中塗りを行い、より耐久性の高い塗装面に仕上げます。
中塗り後は、基本的に同じ塗料で上塗りを行っていきます。
上塗りは、塗装面の仕上げの段階です。
中塗りと同じ塗料を使用するのには、主に以下のような理由があります。
● 経年後も美観を維持するため
● 塗料を節約するため
経年によって塗膜が剥がれてしまった場合でも、中塗りと同じ塗料を使っておくと見た目に大きな変化は起きません。
そのため、塗膜の剥がれによる塗り直しは必要ですが、美観は維持できるでしょう。
また、中塗りと上塗りで同じ塗料を使用することで、工事費用も節約できる可能性が高いです。
異なる塗料をそれぞれ用意すると、手間も費用も増えてしまいます。
費用を少しでも抑えるために、上塗りは中塗りと同じ塗料で仕上げるのがおすすめです。
さっそく業者を探してみる
ガルバリウム鋼板を塗装するメリットとデメリットを紹介していきます。
ガルバリウム鋼板の塗装で後悔しないためにも、デメリットもしっかりと確認しておきましょう。
ガルバリウム鋼板を塗装する主なメリットは、以下の3つです。
● 美観を維持する
● 防水性を高められる
● 耐久性を維持する
それぞれのメリットの内容を、具体的に説明していきましょう。
ガルバリウム鋼板を塗装することで、外壁の表面をきれいにできて美観を維持できるでしょう。
外壁や屋根は経年によって色あせやチョーキング現象などが起きてしまいます。
チョーキング現象とは、塗料の顔料が紫外線や雨などによって劣化して、粉状になって表に浮き出てくることです。
>> 外壁のチョーキング現象の補修費用は?予防する方法なども解説!
建材の表面が劣化していると、美観が損なわれて見た目も悪いです。
大切な住宅の美観を維持するためにも、定期的にガルバリウム鋼板の塗装を行いましょう。
塗装を行うことで、ガルバリウム鋼板の表面の防水性を高められます。
外壁や屋根自体に防水性はほぼないため、基本的に塗装で雨漏りを防ぐことが必要です。
しかし、塗装面は経年劣化することで防水性が低くなってしまいます。
定期的に塗装して防水性を維持するようにしましょう。
また、ガルバリウム鋼板の防水性が高まることで、サビの発生を予防しやすくなります。
金属系の建材はサビが発生しやすいため、防水性を高めて予防することも大切です。
ガルバリウム鋼板の表面にできた軽微なキズやひび割れは、基本的に塗装でカバーが可能です。
雨の浸入を防いで、本体の耐久性を維持できるでしょう。
屋根材や外壁材はキズや破損があると、耐久性が落ちてしまいます。
しかし、軽微な劣化であれば、一般的に塗装で補修が可能です。
キズやひび割れから雨が建材の内部に入り込んで耐久性を落とさないためにも、定期的に塗装をしておきましょう。
ガルバリウム鋼板を塗装するデメリットは、主に以下の2つです。
● 塗装費用がかかる
● サビを完全に防げない場合がある
それぞれのデメリットの具体的な内容を、解説していきます。
デメリットも確認しておくことで、ガルバリウム鋼板の塗装工事についてより詳しく理解できるでしょう。
また、それぞれのデメリットを少しでも解消できるような案も紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
ガルバリウム鋼板を塗装する大きなデメリットは、工事費用がかかってしまうという点です。
ガルバリウム鋼板を業者に依頼して塗装するとなると、以下のような費用がかかります。
● 塗料費用
● 施工費
● 足場代
● 出張費
>> 外壁塗装の費用は?単価・適正価格を徹底解説!
>> 外壁塗装の足場工事は、いくらくらい?DIYなどについても紹介!
塗装範囲や使用する塗料によっては莫大な費用がかかるため、適性価格の優良業者に依頼するようにしましょう。
優良業者に施工してもらえば、施工不良によって発生する追加費用を抑えられます。
施工不良を避けるためには、塗装実績が豊富で見積書の作成や工事の説明が丁寧な業者を選ぶのがおすすめです。
ガルバリウム鋼板の塗装には費用がかかりますが、無駄な出費をできるだけ抑えるようにしましょう。
ガルバリウム鋼板に塗装をしていても、完全にサビの発生を防げるわけではないことを覚えておきましょう。
塗装を施しても防水性が低下してサビが発生する場合もあります。
できるだけサビの発生を防ぐためには、塗料の耐用年数が訪れる前に塗装をしたり、キズや破損箇所はこまめに補修したりしましょう。
さっそく業者を探してみる
ガルバリウム鋼板の塗装にかかる費用相場は、使用する塗料や施工箇所などによって異なります。
ガルバリウム鋼板の塗装に使用する塗料の費用を以下で表にしてまとめました。
外壁の塗装で以下の塗料を使用する場合の単価は、以下の通りです。
塗料 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|
アクリル系 | 1,000~1,800円 |
ウレタン系 | 1,500~2,500円 |
シリコン系 | 1,800~3,500円 |
フッ素系 | 3,000~5,000円 |
断熱・遮熱塗料(ガイナ:株式会社日進産業) | 4,200~4,800円 |
>> ウレタン塗料の特徴は?メリット・デメリットも紹介!
>> 外壁塗装に使うフッ素塗料とは?特徴・価格も解説!
>> ガイナの5つの特徴とは?費用などについても説明!
外壁塗装で行う施工内容ごとの工事単価は以下の通りです。
施工内容 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|
足場の設置 | 700〜1,000円 |
高圧洗浄 | 200~300円 |
養生 | 300円 |
ケレン作業(3種) | 600~1,000円 |
屋根の塗装で使用する塗料の単価は、以下の通りです。
塗料 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|
アクリル系 | 1,200~1,500円 |
ウレタン系 | 1,700~2,100円 |
シリコン系 | 2,200~2,700円 |
フッ素系 | 3,500~4,300円 |
断熱・遮熱塗料(ガイナ:株式会社日進産業) | 4,200~4,800円 |
屋根塗装で行う施工内容ごとの工事単価は以下の通りです。
施工内容 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|
足場の設置 | 690~860円 |
高圧洗浄 | 250円 |
ケレン作業(3種) | 530~830円 |
ご自宅の外壁や屋根などの面積を参考にして、費用相場をチェックしてみてください。
>> 屋根塗装で使用するタスペーサーとは?利用するメリットなども徹底解説!
>> 屋根塗装の工事費用は、いくらくらい?安くするためのポイントも紹介!
ガルバリウム鋼板の塗装に使用する塗料に悩んだら、シリコン塗料がおすすめです。
シリコン塗料は性能と価格のバランスがよく、弾力性もあり金属系のガルバリウム鋼板の塗装に向いています。
金属系の建材は、塗膜が劣化するとサビが発生する可能性が高いです。
そのため、弾力性のあるシリコン塗料で塗装して、塗膜のひび割れをできるだけ抑えるとよいでしょう。
また、室内の温度を快適に保ちたい場合は、遮熱・断熱塗料での塗装もおすすめです。
しかし、シリコン塗料と遮熱・断熱塗料は価格に差が出てしまうため、予算も考慮しながら検討してみましょう。
>> シリコン塗料とは?特徴やおすすめの商品なども紹介!
>> 遮熱塗料を使うメリットとは?おすすめの選び方なども説明!
>> 断熱塗料の耐用年数は?種類・費用なども徹底解説!
ガルバリウム鋼板は定期的に塗装すると、美観や耐久性の維持がしやすくなります。
ただし、使用する塗料によって費用は大きく異なるため、予算や性能などを考慮して選ぶのがおすすめです。
塗料選びに悩んだら、予算や希望などを施工業者に伝えて、ご自宅に合ったタイプはどれか相談するようにしましょう。
最後に、今回の内容を簡単にまとめてみましたので、ご確認ください。
ガルバリウム鋼板を塗装するメリット・デメリットを教えてください。 |
---|
メリットは「防水性が高められること」など、デメリットは「塗装の費用がかかってしまうこと」などです。 |
ガルバリウム鋼板などの屋根の塗装に使う塗料の費用は、いくらくらいですか? |
例えばウレタン系塗料は1,700~2,100円/㎡程度で、フッ素系塗料は3,500~4,300円/㎡程度です。 |
ガルバリウム鋼板の塗装に使用する塗料は、どんなものがよいですか? |
「シリコン塗料」などがおすすめですが、塗料によって価格が異なるため、目的や予算を考慮して決めましょう。 |
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